学生時代からずっと好きだったラグビーに、社会人になってからも携わりたいと思う人はきっと多いはず。
ですが、ラグビーに携わるお仕事って具体的にどんなものがあるのか、なかなかイメージが湧きにくいですよね。
「ラグビーの仕事」といっても、プレー経験を活かせるものから観戦経験を活かせるものまで色々な仕事が存在します。
この記事ではそんなラグビーに関わる仕事を14種類ピックアップして、仕事内容を解説します!
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それではさっそく、ラグビー関係の仕事にはどのようなものがあるのか、代表的なものを14個ピックアップしてご紹介します!
ラグビーに関わる仕事がしたいと思っている人の中には、「ラグビーをやっていた」という人もいれば、「プレーはしたことがないけど観戦するのが好き」という人もいると思います。
ラグビー関連の仕事にはたくさんの業種や職種があり、お仕事の内容もさまざまです。
この記事を読んで、あなたの好きや得意を活かせる仕事を探していきましょう。
《ラグビーに関わる仕事14選》
ラグビーのプレー面でレベルが高い人は、ラグビー選手として活躍できるかもしれません。
例えば15人制ラグビーの場合は、「ジャパンラグビーリーグワン(以下、リーグワン)」などの社会人リーグに所属するチームに入団することでラグビー選手になることができます。
高校や大学のラグビー部で活躍するとチームからスカウトが来たり、自分で「トライアウト」という入団テストを受けたりすることで、所属チームが決まります。
リーグワンでは現在、「プロ選手」と「社員選手」という2種類の選手が混在しています。
まず「プロ選手」は、文字通りプロとしてラグビーの練習をしたり試合に出たりすること自体がお仕事です。
報酬等の契約条件も、出場試合数などをはじめとする選手としての実績によって決まります。
引退後のセカンドキャリアが保障されているわけではありませんが、ラグビー選手としての活動に専念することができるのはメリットです。
次に「社員選手」は、ラグビーチームを持つ会社に社員として雇われて、ラグビー選手として活動しながら会社員としての業務にも取り組みます。(勤務時間や業務量などの条件は所属チームや契約内容によって異なります。)
ラグビーの練習や試合と並行して会社員としての仕事にも取り組まなければいけない大変さはありますが、引退後にはそのまま社員として会社に残ることもできるので将来的には安心です。
プロ選手でも社員選手でも、ラグビー選手として実力を上げていけば、日本代表チームで活動したり、海外チームでも活躍できる可能性も拡がります。
監督は、チームの一番上に立ち、チーム全体の指揮や指導を行う役割です。
「ヘッドコーチ」と呼ばれることもあります。
選手起用や戦術についての最終決定を行う立場のため、監督によってチームの色が決まると言っても過言ではありません。
監督になるルートとしては、ラグビー選手として実績を残した人が引退後に打診されて就任するパターンが多いです。
チーム全体の方針を決めたり、試合での采配を行うのが監督であるのに対し、コーチは現場での専門的な指導を行うお仕事です。
また、監督に選手のコンディションを伝える、メンバー決めの助言をするなど監督のサポートも行います。
ラグビーはポジションによって役割が大きく異なるスポーツなので、ポジションや専門分野別に複数名のコーチが指導にあたることが多いようです。
監督やコーチとしてチームの指揮・指導を行うためには、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会のコーチ資格の取得が必要になる場合があります。
トレーナーは、選手の怪我に対応したり、体のコンディショニングを行ったりするチームスタッフです。
試合中に怪我をした選手の応急処置を行ったり、復帰に向けてリハビリメニューを組んだり、マッサージやテーピングを行ったり、選手の体に対して幅広くアプローチします。
監督やコーチはラグビーのプレーに関わるため、どうしても競技経験がないと難しい仕事ですが、トレーナーはラグビー未経験でもなることができます。
トレーナーを目指すなら、自分の知識や技能の証明のために専門資格を取得するといいでしょう。
有名なトレーナーの資格は、
などです。
他にも、鍼灸師やマッサージ師の資格があればトレーナーとしての活躍の幅が拡がりますし、リハビリの専門資格である理学療法士の需要も高まっています。
トップレベルの選手になると、チームのトレーナーだけでなく、個人でトレーナーや管理栄養士などと契約してコンディション管理を依頼することもあります。
単に「トレーナー」といっても、様々な専門分野や働き方があるので、自分がどのような分野のトレーナーを目指したいのかを明確にする必要があるでしょう。
トレーナーになる方法や資格の詳細を知りたい方は下記の記事をチェックしてみてください!
アナリストは、ラグビーのプレー中のデータを分析するお仕事です。
自チームや対戦相手の試合映像などをもとに、戦術の傾向を数値化して分析したり、グラフや図で分かりやすくまとめたりして、監督・コーチ・選手に伝えます。
アナリストになるのにプレー経験は必須ではありませんが、ラグビーのプレーに対する深い理解が必要です。
ラグビーの知識がなかったら、データから正しく情報を読み取ることや、監督・コーチ・選手とデータに基づく戦略についてコミュニケーションを取ることが難しいためです。
ラグビーアナリストに資格は必要ありませんが、自分の知識やスキルを向上させるための日々の努力が求められるでしょう。
「マネージャー」と聞くと学生時代の部活動をイメージする人も多いかもしれませんが、プロチームなどにも職業としてのマネージャーが存在しています。
プロチームのマネージャーは、選手や練習のサポートやチーム運営全体に関わる業務などを幅広くこなします。
《マネージャーの業務の例》
練習の準備や後片付けなどの際に、重いものを運んだり立ちっぱなしだったりすることも多い仕事なので、体力に自信がある人のほうがマネージャーには向いているでしょう。
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スポーツチーム内の仕事の一つとして挙げられるのが、スポンサー営業(スポンサーセールス)の仕事です。
スポンサー営業の主な仕事は、チームのスポンサーになってもらえそうな候補企業にアプローチし、新規のスポンサーを獲得することです。
スポンサーは、チームのユニフォームや競技場などに企業名の広告を掲載する見返りとして、チームに対して金銭的な援助をしてくれます。
そのため、スポンサーをどれだけ多く獲得できるか、スポンサーからどれだけ多くお金を出してもらえるかを担うスポンサー営業は、チームの財政状況を左右する重要な仕事です。
新規スポンサーを獲得するだけでなく、既存のスポンサー企業に対して、継続や契約内容の見直しなどを提案する業務もあります。
他にも、チームで考えたプロモーション企画の営業、提案などを行う場合もあります。
ここまでラグビーチームで働く人の仕事内容を紹介してきましたが、上記以外にも次のような役割の人も働いています。
チームの規模や方針によって、より細かく役割分担されている場合もあれば、一人でいくつかの役割を兼ねる場合もあります。
スポーツチームで働く人の仕事内容は、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください!
チームに所属するのではなく、競技団体の職員になることでラグビーに携わるという選択肢もあります。
ラグビーの競技団体で代表的なものとしては、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)や、リーグワンを運営する一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO)などがあります。
競技団体の仕事内容としては、
などが挙げられます。
チームスタッフが特定のチームに対して貢献できる仕事であるのに対して、競技団体の職員はラグビーという競技全体の発展に携われる可能性があるのが魅力といえるでしょう。
レフリー(審判)は、ルール通りに試合が行われているかどうかを確認して、得点の推移や反則などに関するジャッジを下す役割です。
リーグワンをはじめとする国内の公式戦で審判を務めるためには、日本ラグビーフットボール協会が実施するレフリー資格の取得が必要です。
レフリー資格は以下の5つの種類に分かれています。
ラグビーの審判になるために、まずはスタートレフリーの取得を目指す必要があります。
ラグビー用品メーカーは、ラグビーをするのに欠かせない様々な「もの」を製造します。
例えばラグビーボールは、「ギルバート」「セプター」などのボールメーカーが製造しています。
また、ウェア、ヘッドキャップ、スパイクなど身に着けるもののメーカーとしては「カンタベリー」「アディダス」「アシックス」「ミズノ」「アンダーアーマー」などが代表的です。
ラグビー用品メーカーの中では様々な職種の人が働いています。
例えば新商品のアイディアを形にする「企画・開発職」、商品がたくさん売れるように働きかける「営業職」、人員や給与などの管理をする「人事」「経理」など様々です。
メーカーが作った製品は、商品の流通を担う「卸売業(おろしうりぎょう)」の中継を経て、この次に紹介するラグビー用品店などの「小売店」の店頭に並び、ラグビーをプレーする人たちの手に渡ります。
スポーツメーカーの仕事の詳細や、スポーツ用品産業の全体像について理解を深めたい人には、下記の記事がおすすめです。
ラグビー用品メーカーが製造した商品を販売するのがラグビー用品店の役割です。
ラグビー用品専門店で働くパターンもあれば、「スポーツデポ」「スポーツオーソリティ」「スーパースポーツゼビオ」などの大型店に勤務して、ラグビーコーナーの担当になるパターンもあるでしょう。
ラグビー用品店の仕事内容には、次のようなものがあります。
資格は求められない場合が多いですが、「販売士」などの資格を持っておくと就職に有利になる可能性があります。
また、ラグビー経験があったほうがお客様に最適な商品提案がしやすいでしょう。
テレビ・新聞・ラジオ・雑誌・Webなどのメディアでラグビーの情報を発信します。
テレビなど映像中心のメディアでは、下記のような人たちが協力して試合中継などの番組制作をしています。
また、新聞・雑誌・Webサイトなどの文字や写真中心のメディアでは下記のような職種の人たちが協力して記事コンテンツ等を制作しています。
ラグビーの大会や体験会などのスポーツイベントを企画したり、当日までの準備・運営を担います。
多くの場合はイベント企画専門の会社で働いて、いくつかのイベントを担当します。
イベント企画会社自らが主催者になることもあれば、主催者からイベントの企画・運営を依頼されることもあります。
大会のスケジュールや試合間の演出などを主催者とすり合わせたり、ゲストの出演交渉やスケジュール調整、機材やスタッフの手配などを行います。
またイベント当日にはスケジュール進行管理や、会場スタッフの管理、イレギュラー対応など、イベントの円滑な進行を担います。
指導者として子どもたちや学生などにラグビーを教える仕事です。
民間のラグビースクールで教えるパターンや、地域のクラブチームなどで指導をするパターンなどがあります。
ラグビーの指導者になるためには、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会のコーチ資格の取得が必要になる場合があります。
また、2017年からスタートした「部活動指導員」という制度によって、外部の指導者が学校のラグビー部で指導できるようになり、指導者の選択肢が拡がっています。
スタジアム・グラウンド・合宿所など、ラグビーをする「場所」のスタッフとして管理運営するお仕事です。
仕事内容としては
などが挙げられます。
ラグビーに関する仕事を14種類ご紹介してきました。
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