【2022年】スポーツメーカー売上ランキング(世界編)プーマ・ナイキ・アディダスは何位?

スポジョバ 編集部

【2022年】スポーツメーカー売上ランキング(世界編)プーマ・ナイキ・アディダスは何位?

スポジョバ 編集部

皆さんにはお気に入りのスポーツブランドはありますか?自分の好きなブランドは世界的にどのくらいの売上高があるのか気になりますよね。この記事では、世界のスポーツメーカーの売上規模をランキング形式で分かりやすく解説します!

ロゴマークやデザインのおしゃれさ、機能性や品質、安いかどうかなど、選択の基準はさまざまだと思いますが、ついつい手に取ってしまうブランドがありますよね。スポーツをする人にとっては、ジャージ、ウィンドブレーカーといったスポーツウェアやスポーツシューズなどのスポーツ用品はなくてはならない存在です。

スポーツをしない人の間でも、Tシャツ、トレーナー、パーカー、スウェットなどの洋服や、サンダル、トートバッグ、リュック、時計などの小物類にスポーツブランドを取り入れるのが流行っていますよね。最近ではブランドのロゴが入ったマスクや、高機能なスーツも登場しています。

幅広い人たちにスポーツ用品やスポーツアパレルを提供するスポーツメーカーですが、世界的に売上規模の大きいスポーツ用品メーカーはいったいどの企業なのでしょうか?

最新の決算情報をランキング形式でチェックしていきましょう!

目次

◆世界スポーツメーカー売上ランキングTOP10

◆スポーツメーカーに就職!まずは業界研究からスタート

◆スポーツメーカーのおすすめ求人

 

世界スポーツメーカー売上ランキングTOP10

それでは早速、世界各国に本社があるスポーツメーカーの売上ランキングトップ10を一覧でご紹介します!





 

※参考として2022年7月1日時点の為替レートで日本円に換算

(1米ドル=136.99円/1ユーロ=143.87円)

 

グラフから分かるように、売上規模が1兆円を超えている企業は1位のナイキ、2位のアディダスのみで、この2社の2強状態となっています。

各社とも新型コロナウイルスの影響を最も大きく受けていた2020年度と比較すると、業績が大きく伸びています。

第1位 NIKE(ナイキ)

 

第1位は、サッカースパイクやゴルフウェアなど幅広い人気を誇るナイキです。2022年5月期の決算では、日本円換算で約6兆円(467億ドル)と2位のアディダス(約3兆円)に2倍以上の差をつけ、圧倒的な世界シェアを誇っています。

売上の4割を占める北米地域では、前年比6.8%増と成長しました。一方中国では苦戦し、前年比9%減となりました。主力のフットウェアの売上は全体の約6割と大きな割合を占めています。

ナイキはどこの国の会社なのか、設立の経緯や、注力する新しいビジネスモデル「D to C(D2C)」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ナイキはどこの国のメーカー?ナイキの歴史を紐解く!

第2位 adidas(アディダス)

第2位は、日本でも人気が高いアディダスです。2021年の売上は3兆500億円(212億ユーロ)でしたが、コロナ前の水準には届きませんでした。

アディダスの売上の約3分の1は、「EMEA」と呼ばれるヨーロッパ・中東・アフリカ地域がけん引しています。また1位のナイキと同じようにフットウェアの割合が大きく、売上全体の半分以上を占めています。

「世界一のアスリートに世界一のシューズを」という開発哲学の元で、アディダスでは様々な競技のシューズが開発されてきました。90年近く世界的なスポーツの祭典にシューズを提供し続け、ロンドンオリンピックの際には全25種目のほとんどの競技でアディダスのシューズが導入されています。

オリンピック競技場と同じトラックを再現してデータを集計したり、気温・太陽光・風が再現出来る施設を利用して研究を行ったり、新しいシューズを作るために多額の研究開発費を用いるのもアディダスの商品開発の特徴です。

また近年では、メインターゲットである男性だけでなく、レディースカテゴリの売上向上を図ることで、さらに売上規模を拡大させようとしています。

第3位 PUMA(プーマ)

第3位は動物のエンブレムでお馴染みのプーマです。2021年12月期の決算では過去最高の売上(約68億ユーロ)を記録しました。

地域別に見ると北米とヨーロッパが好調で、プーマの売上の半分以上はこの2つの地域に支えられています。また商品カテゴリ別に見ると、ランニングシューズといった「靴」の割合が大きく、売上全体の4割程度を占めています。

プーマがここまでの売上規模に成長した大きな要因としては、2007年にグッチなどの高級ブランドを擁するケリング(Kering)の傘下に入ったことが挙げられます。スポーツ用品だけでなく、ファッションブランドとして大きく方向を転換したのが成功の一因といえるでしょう。

広告塔にプロアスリートを起用するだけでなく、人気歌手のリアーナやモデル・女優のカーラ・デルヴィーニュを採用するなど、一般の女性という新たなファンの獲得に乗り出しています。

他にも「アスレチック(運動)」と「レジャー(余暇)」を組み合わせ「アスレジャー」関連商品に力を入れることで、新たなファンの獲得に成功しました。

第4位~第7位には海外の有名メーカーがランクイン

第4位にはウォーキングシューズやスニーカーなどのフットウェアで有名なSKECHERS(スケッチャーズ)、第5位にはヨガマットやヨガウェアなどを展開するフィットネス用品メーカーのlululemon(ルルレモン)がランクインしました。

また、第6位のUNDER ARMOUR(アンダーアーマー)はスポーツをする際に着用する機能性インナーやトレーニングウェアのカテゴリで独自のポジションを確立しています。第7位のNew Balance(ニューバランス)のスニーカーは、ファッション性と機能性を兼ね備えており、ファッションとしてスポーツブランドを楽しむ人々からも幅広い支持を集めています。

第8位~第10位には日本国内のトップメーカーがランクイン

第8位~第10位には、アシックス・ミズノ・グローブライドという日本の3企業がランクインしました。日本のスポーツメーカーの製品は、品質や機能性の高さからスポーツ選手の間でも人気です。

例えばアシックスは、特に競技用シューズのジャンルで有名で、マラソンなどの陸上競技や、バスケットボール、バレーボールなどの球技では知名度がかなり高いブランドです。ミズノはラケット・テニスウェア・テニスシューズなどのテニス用品やグローブなどの野球用品で高い人気を獲得しています。

アシックス・ミズノ・グローブライド・プーマジャパンなど日本国内のスポーツメーカーの売上については、こちらの記事で詳しく説明しています。

スポーツ用品メーカー日本国内ランキング!売上が多いのはどこのブランド!?

スポーツメーカーに就職!まずは業界研究からスタート

 

自分の好きなスポーツブランドの商品を「買う」立場から「作る」立場になれたら、とてもやりがいが大きいですよね。ここからはスポーツメーカーへの就職・転職を目指す方に向けて、知っておくべき情報を解説します。

スポーツ業界の中での立ち位置を知ろう

スポーツ業界の企業や仕事は、「①スポーツサービス・情報産業」「②スポーツ用品産業」「③スポーツ施設・空間産業」の3つの業種に大別されます。スポーツメーカーはこのなかで「②スポーツ用品産業」に含まれます。

3つに分けられるといっても、これらの仕事はスポーツ業界のなかで密接に絡み合って影響を与え合っています。スポーツメーカーで働くうえで、スポーツ業界全体の構造についての理解は欠かせません。

スポーツメーカーが含まれるスポーツ用品産業とはどのような仕事なのか、ほかの2つの産業とどのような関わりがあるのか、という視点でスポーツ業界全体を捉えてみるようにしてみましょう。

スポーツ業界の全体像についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

スポーツ用品産業の全体像を知ろう

スポーツ業界の全体像が分かったら、次は一歩進んでスポーツ業界のなかの「スポーツ用品産業」について詳しく見ていきましょう。

スポーツ用品産業は「①スポーツメーカー」「②卸売業」「③小売業」とさらに細かく分けることができます。スポーツメーカーが作った商品は、卸売業によって小売業に届けられ、小売業が営業する各小売店から私たち消費者のもとにやってきます。

スポーツメーカーで働くということは、卸売業、小売業との関わりが深いということです。それぞれの仕事内容やビジネスモデルを意識することで、自分の働く姿を具体的にイメージできるようになるでしょう。

スポーツ用品産業を詳しく解説した記事もあるので、ぜひご一読ください。

スポーツメーカーの仕事内容や給料について知ろう

スポーツメーカーでは、マーケティング、研究職、商品開発、営業などさまざまな役割の人が協力し合って商品を生み出しています。スポーツメーカーのなかでも特にどんなことをやりたいのかを具体的にイメージしてから就職活動をスタートしましょう。

どのくらいの収入が得られるのかを知っておくことも重要です。ナイキジャパン・アディダスジャパン・プーマジャパンのような大手のグローバル企業の日本法人で働くのか、日本国内に拠点を置くメーカーで働くのかによっても年収の幅は異なります。

スポーツメーカーの業務内容や平均年収について詳しく解説する記事はこちらです。

スポーツメーカーのおすすめ求人

現在スポジョバでは、営業職、企画職、販売職、中途向け、新卒向け、インターンシップ…などなどスポーツメーカーの求人を多数掲載中です。こちらからご覧いただき、気になる求人があったらぜひ応募してみてくださいね。



▼スポーツメーカーの求人はこちら▼

また「今の仕事を続けるべきか迷っている」「スポーツ業界で働きたいけど何から始めればいいか分からない」と悩んでいるあなたには、スポーツ経験豊富なアドバイザーによるキャリア面談サービスがおすすめです。会員登録画面からお気軽にお申込みください!

<参考>

・NIKE, Inc. Reports Fiscal 2022 Fourth Quarter and Full Year Results

https://investors.nike.com/investors/news-events-and-reports/investor-news/investor-news-details/2022/NIKE-Inc.-Reports-Fiscal-2022-Fourth-Quarter-and-Full-Year-Results/default.aspx

・adidas Annual Report 2021 - Home

https://report.adidas-group.com/2021/en/

・PUMA - Financial Reports

https://about.puma.com/en/investor-relations/financial-reports

・Skechers Announces Record Fourth Quarter and Annual Sales :: Skechers U.S.A., Inc. (SKX)

https://investors.skechers.com/press-releases/detail/512/skechers-announces-record-fourth-quarter-and-annual-sales

・lululemon athletica inc. Announces Fourth Quarter and Full Year Fiscal 2021 Results; Board of Directors Authorizes $1.0 Billion Stock Repurchase Program | lululemon

https://corporate.lululemon.com/media/press-releases/2022/03-29-2022-210531813

・ UA Newsroom

https://about.underarmour.com/investor-relations/news-events-presentations/corporate-news/id/22711

・株式会社ニューバランス ジャパンのプレスリリース|PR TIMES

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000790.000029460.html

・株式会社アシックス 2021年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

https://assets.asics.com/system/libraries/780/2021%e5%b9%b412%e6%9c%88%e6%9c%9f%20%e6%b1%ba%e7%ae%97%e7%9f%ad%e4%bf%a1%e3%80%94%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%9f%ba%e6%ba%96%e3%80%95%ef%bc%88%e9%80%a3%e7%b5%90%ef%bc%89.pdf?_ga=2.51676585.1424757364.1658296740-1696373777.1657086589

・美津濃株式会社 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

https://media.mizuno.com/~/media/Files/com/investors/tanshin/jp/220512.pdf

・グローブライド株式会社2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS03790/62639acb/ac04/46da/a431/27283a710eaa/140120220512544018.pdf


第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます

友達追加する!

スポーツ業界の求⼈を探す


スポーツ業界の求⼈を探す

スポジョバについてもっと知る気軽にスポーツ業界の情報を知る

スポジョバ 公式SNS

フォローすればスポーツ業界の情報感度が上がる!