学生時代からずっと好きだったハンドボールに、社会人になってからも携わりたいと思う人はきっと多いはず。
ですが、ハンドボールに携わるお仕事って具体的にどんなものがあるのか、なかなかイメージが湧きにくいですよね。
「ハンドボールの仕事」といっても、プレー経験を活かせるものから観戦経験を活かせるものまで色々な仕事が存在します。
この記事ではそんなハンドボールに関わる仕事を14種類ピックアップして、仕事内容を解説します!
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それでは、ハンドボール関係の仕事のなかでも代表的なものを14個ご紹介します!
ハンドボールに関わる仕事がしたいと思っている人の中には、「ハンドボールをやっていた」という人もいれば、「プレーはしたことがないけど観戦するのが好き」という人もいると思います。
ハンドボール関係の仕事にはたくさんの種類があり、仕事内容も多岐にわたります。
この記事を読んで、あなたの好きや得意を活かせる仕事を探していきましょう。
《ハンドボール関係の仕事14選》
日本のハンドボール界では、2024年9月から新プロリーグ「リーグH(リーグエイチ)」がスタートしました。
リーグHに所属するハンドボール選手の働き方は大きく2種類に分けられます。
一つ目が「社員選手」としての働き方です。
社員選手はハンドボールチームを持つ会社に社員として雇われて、ハンドボール選手として活動しながら会社員としての業務にも取り組みます。(勤務時間や業務量などの条件は所属チームや契約内容によって異なります。)
ハンドボールの練習や試合も会社員としての仕事も両立させなければいけない大変さはありますが、引退後にはそのまま社員として会社に残る選択肢もあり将来的には安心な面も大きいでしょう。
もう一つは「プロ選手」としての働き方です。
社員選手と違って、ハンドボールをプレーすること自体が仕事です。
契約条件(報酬等)も、出場試合数など選手としてどれだけ実績があるかによって決まります。
引退後のセカンドキャリアの保障はないので、社員選手のような安定感は少ないかもしれませんが、ハンドボールに専念できるメリットは大きいでしょう。
社員選手でもプロ選手でも、ハンドボール選手として実力を上げていけば、日本代表チームで活動したり、海外チームでも活躍できる可能性もあります。
監督は、チームの一番上で、チーム全体の指揮や指導を行います。
選手起用や戦術に関して最終決定を行う立場なので、監督によってチームのカラーが決まると言ってもおかしくありません。
監督自身も現役時代にハンドボール選手として活躍していて、引退後に打診されて就任することが多いです。
監督を務める中では、公益財団法人日本スポーツ協会の「公認スポーツ指導者」などの資格が必要になる場合があります。
監督はチーム全体の方針を決めたり、試合での采配を行うのに対して、コーチは現場での専門的な指導を行います。
また、監督に選手のコンディションを伝えて、メンバー決めの助言をするなど監督のサポート的な役割も担います。
チームの規模によって異なりますが、ポジションや専門分野別に複数名のコーチが指導にあたることもあるようです。
コーチも監督と同様に、引退後の選手が務める場合が多いです。
トレーナーは、選手の怪我への対応やコンディション管理を行うチームスタッフです。
など、選手の体に対して幅広くアプローチします。
トレーナーはハンドボールのプレー経験がなくてもなることができます。
トレーナーを目指すなら、専門資格を取得して、自分の知識や技能を証明するのがおすすめです。
有名なトレーナーの資格は、
などです。
他にも、「鍼灸師」「あん摩マッサージ指圧師」「理学療法士」などの需要も高まっています。
働き方としても、チームスタッフとして所属したり、選手個人と契約したり様々です。
単に「トレーナー」といっても、様々な専門分野や働き方があるので、自分がどのような分野のトレーナーを目指したいのかを明確にする必要があるでしょう。
トレーナーになる方法や資格の詳細を知りたい方は下記の記事をチェックしてみてください!
ハンドボールのプレー中のデータを分析する仕事です。
自チームや対戦相手の試合映像を分析して、戦術の傾向を数値化したり、グラフや図でまとめたりして、監督・コーチ・選手に分かりやすく伝えます。
アナリストにはプレー経験は必須ではありませんが、ハンドボールのプレーやルールは選手や監督・コーチと同じくらい深く理解している必要があります。
ハンドボールの知識がなければ、正しく分析したり、監督・コーチ・選手に正しく情報を伝えたりすることが難しいためです。
ハンドボールアナリストに資格は必要ありませんが、自分の知識やスキルを向上させるための日々の努力が求められるでしょう。
また、ハンドボール界ではまだそれほどアナリストの存在が浸透していないため、自分自身でアナリストとしてのキャリアを切り拓いていく覚悟も必要です。
アナリストの仕事については以下の記事でさらに詳しく解説しています!
「マネージャー」と聞くと学生時代の部活動をイメージする人も多いかもしれませんが、プロチームなどにも職業としてのマネージャーが存在します。
プロチームのマネージャーは、選手や練習のサポートやチーム運営全体に関わる業務などを幅広くこなします。
《マネージャーの業務の例》
ボール拾いなどの簡単な練習補助をマネージャーが行う場合もあるので、スポーツ経験が多少あるほうがマネージャーの仕事をやりやすいかもしれません。
他にも、重いものを運んだり、立ちっぱなしでの仕事が多いので、体力に自信のある人のほうが向いているでしょう。
▼チームマネージャーのインタビュー記事はこちら
ここまでハンドボールチームで働く人の仕事内容を紹介してきましたが、上記以外にも次のような役割の人も働いています。
チームの規模や方針によって、より細かく役割分担されている場合もあれば、一人でいくつかの役割を兼ねる場合もあります。
スポーツチームで働く人の仕事内容は、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください!
ハンドボールの競技団体で代表的なものとしては、公益財団法人日本ハンドボール協会(JHA)や、リーグHを運営する一般社団法人日本ハンドボールリーグ(JHL)などがあります。
競技団体の仕事内容としては、
などが挙げられます。
チームスタッフが特定のチームのために働くのに対して、競技団体の職員はハンドボールという競技自体の発展に携われる可能性があるのが魅力といえるでしょう。
審判は、ルール通りに試合が行われるように、得点の推移や反則などに関するジャッジをする仕事です。
リーグHをはじめとする国内の公式戦で審判を務めるためには、日本ハンドボール協会が実施する資格の取得が必要です。
審判資格はA~D級および国際の5つのレベルに分かれています。
ハンドボールの審判になるために、まずはD級の取得を目指す必要があります。
ハンドボールにある程度関わった経験があって満16歳以上の人が申請して審査を受け、認定されればD級審判員になることができます。
ハンドボール用品メーカーは、ハンドボールをするのに欠かせない様々な「もの」を製造します。
例えばボールは、「ミカサ」や「モルテン」などのボールメーカーが製造しています。
また、ウェア、サポーター、シューズなど身に着けるもののメーカーとしては「アディダス」「アシックス」「ヒュンメル」などが代表的です。
他にもハンドボールをするのに欠かせないものとしては、ゴール、スコアボードなどもありますし、指などに巻くテーピングやすべり止めの松やにを作っているメーカーも広い意味では「ハンドボール用品メーカー」といえるかもしれません。
ハンドボール用品メーカーの中では様々な職種の人が働いています。
例えば
など様々です。
ハンドボールメーカーが作った製品は、商品の流通を担う「卸売業(おろしうりぎょう)」の中継を経て、この次に紹介するハンドボール用品店などの「小売店」の店頭に並び、ハンドボールをプレーする人たちの手に渡ります。
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ハンドボール用品メーカーが製造した商品を販売するのがハンドボール用品店の役割です。
ハンドボール用品専門店で働くパターンもあれば、「スポーツデポ」「スポーツオーソリティ」「スーパースポーツゼビオ」などの大型店に勤務して、ハンドボールコーナーの担当になるパターンもあるでしょう。
ハンドボール用品店の仕事内容には、次のようなものがあります。
資格は求められないことも多いですが、「販売士」などの資格があると就職に有利になる可能性があります。
また、ハンドボール経験があったほうがお客様とのコミュニケーションが取りやすいかもしれません。
テレビ・新聞・ラジオ・雑誌・Webなどの「メディア」でハンドボールの情報を発信します。
テレビなど映像系のメディアでは、次のような人たちが協力し合って試合中継などの番組を制作しています。
また、新聞・雑誌・Webサイトなどの文字や写真中心のメディアでは、以下のような人たちが協力して記事コンテンツ等を制作しています。
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ハンドボールの大会や体験会などのスポーツイベントを企画したり、当日までの準備、イベント当日の運営を担います。
多くの場合はイベント企画専門の会社で働いて、いくつかのイベントを担当します。
イベント企画会社自らが主催者になることもあれば、主催者からイベントの企画・運営を依頼されることもあります。
イベントの開催日程や各種プログラムの演出などを主催者とすり合わせたり、ゲストの出演交渉やスケジュール調整、機材やスタッフの手配などを幅広く行います。
またイベント当日にはスケジュール進行管理や、会場スタッフの管理、イレギュラー対応など、イベントの円滑な進行を担います。
子どもたちや学生などにハンドボールを教えます。
民間のハンドボールスクールや、地域のクラブチームなど働き方にはいくつかの選択肢があります。
ただ指導をするだけなら資格は必要ありませんが、教え子たちを試合に出場させる場合には、公益財団法人日本スポーツ協会の「公認スポーツ指導者」などの資格が必要になるかもしれません。
体育館・アリーナ・合宿所など、ハンドボールをする「場所」のスタッフとして施設の管理や運営をするお仕事です。
仕事内容としては
などが挙げられます。
ハンドボールに関する仕事を14種類ご紹介してきました。
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