※このページでは「2019年」時点の世界のスポーツ用品メーカーの売上ランキングをご紹介しています。最新のランキングが気になる方は下記の記事をご覧ください!
→【2022年版】スポーツメーカー世界売上ランキング!
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「世界的に売上規模の大きいスポーツ用品メーカーはどこ?」
「日本のスポーツ用品メーカーだとミズノやアシックスの売上規模が大きいけど、世界でみるとどのくらいの位置なんだろう。」
前回は日本国内スポーツ用品メーカーのランキングTOP3について取り上げました。
日本国内のスポーツメーカーのランキングもぜひ併せてお読みください!
今回は日本国内のスポーツ用品メーカーだけでなく、世界のスポーツ用品メーカーの売上ランキングをご紹介します!
世界的に人気の高いナイキやアディダスだけでなく、日本を代表するスポーツメーカーであるアシックスやミズノは何位でランクインしているのでしょうか?
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世界のスポーツ用品メーカーTOP3をご紹介する前に、日本のスポーツ用品メーカーを代表するアシックス、ミズノは上位TOP3にランクインしているのでしょうか。
残念ながら、アシックス、ミズノどちらも上位TOP3にはランクイン出来ていません。
ミズノは毎年8位~10位あたりにランクインしています。
また、アシックスは2018年度には第5位にランクイン。
アシックスは更なる売上増加を目指して、成長著しい「オニツカタイガー」ブランドの組織を社内カンパニー化、他のカテゴリーについてもカテゴリー基軸の組織に変更していく方針です。
スポーツ用品メーカー世界ランキング第3位は、PUMAです。
売上金額は5,582億円。
ここまでの売上規模に成長した理由は様々挙げられますが、大きな要因としては、2007年にグッチなどの高級ブランドを擁するケリング(Kering)の傘下入りを機に、スポーツメーカだけでなく、ファッションブランドとして大きく方向を転換した影響が大きいです。
広告塔にプロスポーツアスリートを起用するだけでなく、人気歌手のリアーナやイギリスでモデル、女優活動を行っているカーラ・デルヴィーニュを採用するなど、一般の女性という新たなファンの獲得に乗り出しました。
またアスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた、アスレジャー関連商品に力を入れることで、新たなファンの獲得に成功しました。
世界スポーツ用品メーカーランキング第3位のPUMAですが、実は4位のアンダーアーマ!と売上の差はごく僅かです。
アンダーアーマーは1996年に創業、四半期連続で20%以上の成長を続け、一時は勢いがあったものの、最近は少し落ち込み気味です。
アンダーアーマーと契約したアスリートのプロゴルファー、ジョーダン・スピークスやNBAのステファン・カリー、アメリカン・バレエ・シアターのプリンシパル(首席ダンサー)ミスティー・コープランドと言った面々の活躍によりその知名度を一気に高めてきました。
今後どのような戦略で売上規模拡大を狙うのか大注目されているスポーツメーカーです。
スポーツ用品メーカー世界ランキング第2位は「adidas」です。
売上は2兆8,644億円。第3位のPUMAに大きく差をつけています。
adidasは90年近く世界的なスポーツの祭典にスニーカーを提供し続け、ロンドンオリンピックの際には全25種目のほとんどの競技にスニーカーを投入。
「世界一のアスリートに世界一のシューズを」
という素晴らしい開発哲学の元で、adidasでは様々な競技のシューズが開発されてきました。
オリンピック競技場と同じトラックを再現し、それを用いてデータを集計したり、気温、太陽光、風が再現出来る施設を利用し研究を行ったり等、新しいスニーカーを作るために多額の研究開発費を用いるスポーツメーカーとしても広く知られています。
また近年では、主要ターゲットである男性だけでなく、女性向けカテゴリーの売上向上を図ることで、adidasは規模を拡大させようとしています。
スポーツ用品メーカー世界ランキング堂々の第1位は「nike」です。
ナイキ(nike)の売上金額は3兆8,000億円。スポーツメーカの中で唯一3兆円を超える企業です。
ナイキは実は現アシックスの輸入販売会社だったことをご存じでしょうか。
1962年オニツカタイガー(現アシックス)の米国販売権を取得、1964年に会社を設立。
その後、オニツカタイガーの輸入販売会社がいつのまにか、世界を代表するスポーツ用品メーカーとなり、アシックスを凌ぐほどの大きなメーカになりました。
ナイキの売上規模がここまで大きくなり、スポーツメーカーランキングの1位となれたのは、
「革命性を重んじる。」
というナイキの文化が大きく影響しています。
例えばナイキはスニーカーを開発するにあたって、その機能性が高いことは前提として、他のスポーツ用品メーカーが取り入れていない技術なども積極的に取り入れています。
シューズのアッパーの大部分を1本の糸で編み上げたフライニットというニット調の新素材の開発は大きくナイキの売上にも貢献しました。
ビジネス面でおいてもナイキは非常に革新的です。
周辺地域に住むナイキの会員からデータを収集、それに基づき店内に置く商品を決めるというデータ駆動型の店舗の設置など、他社と更に差を付けるために施策を講じています。
データ分析会社を買収したナイキは、製品のデザインから調達、製造、それぞれの分野においてデータを活用していく方針も定めています。
常に進化を求め革新的な施策を講じることができるナイキだからこそここまでの売上規模にまで成長することが出来たのです。
ナイキの売上の中で重要なのが、スポーツシューズ。
近年のランニングブームや、ナイキのスポーツシューズの売り方について取り上げていきます!
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