「センター(中堅手)は野球の試合の中でどのような役割を担っているの?」
「センターに求められる能力も教えて!向いているのはどんな人?」
前回は野球の全ポジションに関してそれぞれの役割や求められる能力に関して詳しく取り上げました!→野球のポジション一覧!役割や守備位置、人気ポジションを紹介!
キャッチャー、ピッチャー、ショート、セカンドとセンターを結ぶラインのことをセンターラインと野球では言います。
このセンターライン上で守備をし、非常に重要な役割を持つポジション。それがセンターです。
今回はセンターに着目して、ポジションの役割や求められる能力など詳しく取り上げます!
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センターは、外野のうちライト(右翼手)とレフト(左翼手)に挟まれた場所を守備するポジションです。本塁と二塁を結んだ延長線上を中心に、外野の中心部分がセンターの守備位置となります。
センターが持つ役割の中で一番重要なのが、センターへの打球を処理することです。
これだけ聞くと他の外野手の役割と同じように思えますが、ライト(右翼手)やレフト(左翼手)はファウルゾーンが隣にあるのに対して、センターはファウルゾーンに面していないため守備範囲が非常に広くなります。
逆に言えば、センターのポジションに守備の上手い選手を配置すれば自分の両隣にいる2人分の選手をカバーすることができるため、センターの守備の上手さはチームの守備の強さにつながります。
また、上記と並んでセンターの役割として重要なのが、ライトとレフトへの守備位置の指示です。
センターはフィールド全体を見渡すことができ、キャッチャー、ピッチャーの延長線上にもいるため、バッターの特徴もよく見ることができます。
この守備位置だからこそ得られる情報を元に判断して、センターはライトやレフトへの的確な指示出しを行わなければいけません。
それ以外にも、ショートやセカンドの打球処理が失敗した場合のカバーや、ライトやレフトへの打球のカバーリングなど様々な役割がセンターにはあります。
守備の中でもかなり重要な役割を持つセンターですが、良いセンターになるには具体的にどのような能力が求められるのでしょうか?
外野手に求められる「打球に対する勘」(どのあたりにボールが飛んでくるのか予測する力)は必要なのはもちろん、センターは守備範囲が非常に広いため、足の速さが必要になります。
加えて、ライトは強肩であることも要求されるポジションです。ライトほどの肩の強さは求められませんが、センターは本塁までの距離が他の外野と比べて遠いため、ある程度の肩の強さは求められます。
その他にも、センターはライトとレフトに守備の指示を出す役割も持つことから、リーダーシップがある人の方が向いているポジションと言えるでしょう。
チームメイトを理解し、的確な指示が出せる。そういったセンターがいるチームは守備が強くなります。
実際に日本プロ野球ではセンターの選手がゴールデングラブ賞(卓越した守備によりチームに貢献した選手に贈られる賞)を受賞することが多く、守備においていかに重要なポジションなのかが分かります。
センターは打球に対する勘や飛球に対する反応が重要になってくるため、フライの捕球練習が最も重要な練習です。
監督やコーチから様々な場所にフライを打ってもらい何百、何千というフライを繰り返し捕球することで、打球に対する勘は上がっていきます。
それ以外にもダイビングキャッチの練習も行い、広い守備範囲をしっかり守れるように捕球能力を強化していきます。
今回は野球のポジションの1つであるセンターに関してその役割や、求められる能力、向いている人など詳しく取り上げました!
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