「バスケットボールの試合を観戦する上で最低限のルールを知っておきたい。」
「トラベリングやファウル、タイムアウトなどバスケットボールのルールは難しいそう…」
前回はバスケットボールの全ポジションに関してそれぞれの役割や動き方について詳しく解説しました!→バスケのポジション一覧!番号、役割これを読めば全てが分かる!
バスケットボールは攻守の切り替えが多く、試合展開も非常に速いので初めて観る方にとってはルールがなかなか理解しにくいですよね。
そこで今回はバスケットボールをこれから観戦したい、あるいはプレーしたいという方に向けて最低限知っておきたいルールについて解説していきます!
バスケの試合時間は?ファウルって何?トラベリングとはどういう反則なの?最近変わったルールにはどのようなものがあるの?
様々な疑問に答えていきます!
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バスケットボールは1チーム5人ずつ、計10人で得点を取り合うチームスポーツです。
基本的にバスケットボールの試合は4クォーター制で行われることが多く、
Bリーグでも10分1クォーターを4回行う、4クォーター制が取られています。
(クォーターはピリオドと呼ばれることも多いです。)
1クォーターと2クォーター、3クォーターと4クォーターの間には2分間の休憩があります。
また、2クォーターと3クォーターとの間には15分間の休憩(ハーフタイム)が設けられています。
同点だった場合、Bリーグでは5分間の延長戦が行われます。
それでも試合の勝敗が決まらない場合はまた5分の延長となり、勝敗が決まるまで繰り返されます。
これだけ見ると試合時間がだいたい60分くらいのようにも思えますが、バスケットボールでは時計が進まない時間が多いため、実際の試合時間はこれよりも長くなります。
NBAの試合時間や、試合時間の詳細について知りたい方はこちらの記事を合わせてお読みください!→Bリーグ、NBAの試合時間はどのくらい?バスケットボールのゲームの進み方!
「ボールを持った状態で3歩以上歩いてはいけない。」
トラベリングのルールは簡単にいえば上記の意味なのですが、厳密にいえばこの認識は間違っています。
バスケットボールでは、ボールを持った時点、あるいはボールを空中で持った後に先についた方の足を軸足(ピボットフット)と呼びます。
両足で着地をした場合には、選手が自分でどちらかの足を軸足に選ぶことができます。
そして、トラベリングとは正確には
①軸足(ピボットフット)がズレてしまった。
②軸足(ピボットフット)を地面から離して、改めて地面についてしまった。
この2つの場合に取られる反則となります。
したがって、3歩歩いたからというのは、上記のシチュエーションの②にあたるためトラベリングという反則が取られてしまうのです。
②のシチュエーションは、味方からボールをもらった直後や、レイアップ、ジャンプシュートなどのシュート前、またドリブル後にボールを止めた直後に起こりやすいです。
対して、①のシチュエーションはピボット(ボールを持っている状態で片足を軸足とし、もう一方の足を使って動く技術)を行っている際に発生しやすいです。
トラベリング後の試合再開の方法や、トラベリングによる細かい解説はこちらの記事を合わせてお読みください!→バスケのトラベリングの意味とは?新ルールについても解説!
バスケットボールには、様々なファウルの種類が存在します。
その中でも、ファウルは大きく分けて2種類。「テクニカルファウル」と「パーソナルファウル」に分けられます。
テクニカルファウルとは「スポーツマンシップに反する行為や言動」に対して取られるファウルです。
対して、パーソナルファウルとは、コート上でプレーする選手同士の接触に関して取られるファウルです。
「押す」「ぶつかる」「引っ張る」「抑える」「叩く」といった行為がパーソナルファウルに該当します。
そして、実はこのパーソナルファウルにも大きく分けて2種類のファウルが存在します。
ファウルに関する細かい解説などはこちらを合わせてご覧ください!→【初心者向け】バスケのファウルの種類を解説!審判の判断基準とは?
JBAでは2018年4月、FIBAでは2017年10月より、トラベリングに関するルールが変更され、このゼロステップという考え方が適用されました。
ゼロステップとは「ボールをキャッチするのと同時に踏んだ足を0歩目として数える」というものです。
先ほど説明したように、従来のトラベリングのルールではボールを保持したタイミングと足を着くタイミングが同じだった場合はその足を軸足(1歩目)とカウントしていました。
しかし、新ルールではボール保持と同時に足を地面につければその足は0歩目(ゼロステップ)となり、その後の2歩を自由に使うことができます。
ゼロステップによってバスケットボールの試合はどのように変わっていくのか?どんなプレーが可能になるのか?詳細はこちら!→バスケのゼロステップを解説!トラベリングはどう変わった?
試合を一定時間中断させるタイムアウト。
しかし、タイムアウトを取れるタイミングを自由にしてしまうと、相手チームのプレーが妨害されるなど、試合がフェアに進行しません。
そこで、バスケットボールではファウルが取れるタイミングはゲームの時間が止まる(時計が止まった)時と基本的に決まっています。
例えファウルや24秒バイオレーション、ラインからボールが出たなどの場合は試合の時計が一度止まるため、そのタイミングでどちらのチームもタイムアウトを取ることができます。
ただし、相手チームが得点をした後のスローインのタイミングでは時計が止まっていないにも関わらず、タイムアウトを取ることができます。
逆に、自分たちのチームが得点をした後のスローインではタイムアウトを取ることができません。
相手チームの速攻やカウンターの機会を奪わないように、このようなルールが設定されています。
タイムアウトを取る目的や、時間についてはこちらの記事で詳しく解説!→バスケのタイムアウトはいつ取れる?ルールやタイミングを解説!
今回は初心者には分かりにくいバスケットボールのルールに関して詳しく取り上げました!
バスケットボールの試合はルールだけでなく、ポジションごとの役割や動き方を知っているとより楽しく観戦することができます!
こちらの記事ではバスケットボールの全ポジションについて解説しているので、ぜひ合わせてお読みください!→バスケのポジション一覧!番号、役割これを読めば全てが分かる!
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