前回はガード、フォワード、センター、各ポジションの役割や、そのポジションの有名選手に関して詳しく取り上げました!→バスケのポジション一覧!番号、役割これを読めば全てが分かる!
バスケットボールのファウルは種類がたくさんあり、基準も細かく決められているため、初心者の方にとっては難しいルールですよね。
そこで今回は、バスケットボールにはどのようなファウルの種類があるのか?また各ファウルはどのような基準によって判断されているのかということについて詳しく取り上げます!
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バスケットボールには、様々なファウルの種類が存在します。
その中でも、ファウルは大きく分けて2種類。「テクニカルファウル」と「パーソナルファウル」に分けられます。
テクニカルファウルとは「スポーツマンシップに反する行為や言動」に対して取られるファウルです。
例えば試合に出ている選手が相手選手を挑発する、審判の判断に対して文句を言うなどの行為がテクニカルファウルに含まれます。
また、コート上の選手だけでなく、ベンチプレイヤーや監督、コーチに対しても同様です。
NBAやBリーグでは、選手同士の口論、審判への文句により取られるテクニカルファウルが一番多いです。
ペナルティは状況により若干変わりますが、「フリースロー1本+相手チームのスローイン」からゲームが再開されることが基本です。
あまりにもひどい言葉遣いや、相手選手を殴るなどの暴力行為があった場合は何試合かの出場停止を言い渡されることもあります。
続いてはパーソナルファウルについてです。
パーソナルファウルとは、コート上でプレーする選手同士の接触に関して取られるファウルです。
「押す」「ぶつかる」「引っ張る」「抑える」「叩く」といった行為がパーソナルファウルに該当します。
また、パーソナルファウルの中でも大きく分けて2種類のファウルが存在します。
1つ目がオフェンス(攻めている)側のプレイヤーが起こしたファウルである、オフェンスファウルです。
オフェンスファウルには
・オフェンスチャージング
・イリーガルスクリーン
が存在します。
オフェンス側のプレイヤーがボールを保持しているかどうか関わらず、デイフェンスに対して突進をしたり、手で押した際に起こるのがオフェンスチャージングです。
オフェンスの進行方向に対してディフェンスが横からあるいは遅れて入ってくればブロッキングというディフェンス側のファウルとなりますが、ディフェンスが既に存在する場所に対してオフェンス側が進んできた場合はオフェンスチャージングになります。
続いてのイリーガルスクリーンとは、オフェンスがスクリーンをかける際に起こるファウルです。
正しいスクリーンとは地面に両足をつけたままで、静止している状態をさします。
したがって、スクリーンをかける際に動いていた、あるいは上半身のみを使ってスクリーンをかけた、肘でスクリーンをかけた場合などは、イリーガルスクリーンのファウルが取られます。
ディフェンス側のファウルには「プッシング」「イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ」「ブロッキング」「ホールディング」の4種類があります。
・プッシング
その名の通り、押すという行為に関して取られるファウルです。
手を使って押す以外にも、体全体でオフェンス側の選手を押した場合にもこのファウルが取られます。
・イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ
手を使って掴んだり、叩いたりなどして相手選手を妨害した場合に取られるファウルです。
・ブロッキング
体を使って相手選手の進路に横から入る、またはぶつかっていった場合に取られるファウルです。
しかし、ディフェンス側が立っているところにオフェンスが突っ込んできた場合にはチャージングとなります。
審判の判断が非常に難しいファウルでもあります。
・ホールディング
腕を使って相手を掴む、あるいは抱きかかえたことにより相手選手を妨害した場合に取られるファウルです。
オフェンス側の選手がシュートモーションに入った状態のファウルであればフリースロー、それ以外では相手チームによるスローインが与えられゲームが再開します。
上記4つのファウルであっても、正当にプレーしていない故意的で危険なプレーと審判に判断された場合には「アンスポーツマンライクファウル」というもっと重いファウルが取られる場合があります。
また、相手にボールを奪われ、相手チームの速攻に移った際にディフェンスが誰も間に合っておらず、オフェンスが確実に点を取れたであろうシチュエーションの際に故意的にファウルを行うときにも「アンスポーツマンライクファウル」が取られてしまいます。
ファウルの判定を行う審判も人間である以上、ファウルの基準にはやはり若干のばらつきが出てきてしまいます。
もちろんリーグ全体で定められている大まかな基準はありますが、その審判がどのようなプレーをファウルとするかは試合を通して理解し、プレーに適応していく必要があります。
プロのバスケットボールリーグ、たとえばNBAなんかでは選手と審判が話をしているシーンを多く観ることがあります。
選手たちは審判との対話を通じて、自分のプレーを見直して、次のプレーから活かすようにしているのです。
また、バスケットボールのプレーの進化にともなって、ファウルの基準についても毎年見直しがかけられています。
NBAでは以前はシュートフェイクで相手選手を飛ばせた後に、自分からぶつかりにいったとしてもシュートファウルを貰えていたのですが、今の基準では、ジャンプ中の相手に不自然にぶつかりにいく行為(普通のシュートモーションではない場合)はオフェンスファウルとして判定されるようになりました。
今回はバスケットボールのファウルに関して詳しく取り上げました!
ファウル以外にもバスケットボールにはトラベリングやタイムアウトなど様々なルールがあります。
こちらの記事ではトラベリングや試合時間、バスケットボールに関するルール全般について広くまとめているので、ぜひ合わせてお読みください!→【バスケ】これ1つでルールがわかる!難しいバスケを徹底解剖!
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