前回はトラベリングの他に試合時間やファウル、バスケットボールに関するルール全般について広くまとめました!→【バスケ】これ1つでルールがわかる!難しいバスケを徹底解剖!
バスケットボールの試合を観戦していると、クォーター間やハーフタイム以外にも試合が中断され、選手たちがベンチでコーチを囲んでいる姿を目にすると思います。
このタイムアウトは試合の流れを左右するために実はとても重要なものなのです!
そこで今回は、バスケットボールの試合の中でタイムアウトが取れるタイミングや何回取れるのかなどのルールに加えて、タイムアウトを取る目的について詳しく解説しようと思います!
【バスケを仕事に!】→仕事を見に行く。
試合を一定時間中断させるタイムアウト。
しかし、タイムアウトを取れるタイミングを自由にしてしまうと、相手チームのプレーが妨害されるなど、試合がフェアに進行しません。
そこで、バスケットボールではファウルが取れるタイミングはゲームの時間が止まる(時計が止まった)時と基本的に決まっています。
例えファウルや24秒バイオレーション、ラインからボールが出たなどの場合は試合の時計が一度止まるため、そのタイミングでどちらのチームもタイムアウトを取ることができます。
ただし、相手チームが得点をした後のスローインのタイミングでは時計が止まっていないにも関わらず、タイムアウトを取ることができます。
逆に、自分たちのチームが得点をした後のスローインではタイムアウトを取ることができません。
相手チームの速攻やカウンターの機会を奪わないように、このようなルールが設定されています。
タイムアウトが何回取れるのか?また、それぞれのタイムアウトの時間はBリーグやNBA、または中学校、小学校などによって大きく異なってきます。
今回はBリーグとNBAのタイムアウトの回数、時間をご紹介します!
・Bリーグ
Bリーグの試合では前半(1Q・2Q)は2回、後半(3Q・4Q)には3回までタイムアウトを取ることができます。それぞれのタイムアウトは1回につき60秒取ることができます。
・NBA
対してNBAでは1試合のタイムアウトは7回まで、それぞれのタイムアウトの時間は75秒と定められています。従来のルールではタイムアウトは9回までで、タイムアウトの種類も20秒、60秒と2種類ありました。
また現在は、第4Q残り3分以降に使えるタイムアウトの数を2回までに制限するなど、試合のテンポをよくするために変更が加えられました。
1試合の中で複数回取れるタイムアウトですが、どのような狙いがあるのでしょうか?
タイムアウトの狙いは大きく分けて5種類あります。
①チームの戦略を変更する
ゾーンディフェンスなのか、マンツーマンなのかなどのディフェンスの戦略や、誰にボールを集めるかなどのオフェンスの戦略を監督から伝え、チームで共有する目的があります。
②セットプレーや奇襲を仕込む
次のオフェンスでセットプレーを仕掛け確実に点を取る。あるいはディフェンスの際に1度だけディフェンスの形を変えて相手のペースを崩すなどの目的を持ってタイムアウトを取る場合もあります。
③試合の流れを断ち切る
バスケットボールには試合の流れがあり、相手チームが好調な時は連続で得点を取られてしまいます。その時に有効なのがタイムアウトです。一度試合を止めることで相手の調子を勢いを落とし、かつ自チームの選手たちを落ち着かせることができます。
④選手を休ませる
攻守の切り替えが多く、かつ接触が激しいバスケットボールでは特に体力を消耗します。疲れで自チームの勢いがなくなっている時などにタイムアウトが取られることがあります。
⑤ハーフコートからオフェンスを始める
試合終盤では相手のシュート後にタイムアウトを取れば試合の再開をハーフラインのスローインから再開することができます。自チームが僅差で負けている場合は1秒1秒がとても大事なものになります。タイムアウトを取りゲームを再開することでボール運びにかかる時間を省略することができ、得点を確率をグッと高めることができます。
今回はバスケットボールのタイムアウトに関して詳しく取り上げました!
こちらの記事ではファウルやトラベリング、ゼロステップなど、バスケットボールのルールに関することを分かりやすくまとめました!
ぜひ合わせて読んでみてください!→【バスケ】これ1つでルールがわかる!難しいバスケを徹底解剖!
【バスケ好き必見!】→仕事を見に行く。
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!