大手企業やメーカーの商品を取り扱う営業代行事業を主軸に成長を続けてきた株式会社nature(ネイチャー)。社員はスポーツ経験者も多く在籍し、競技生活の中で培った努力や継続力を仕事に活かしながら、近年ではアスリートやチームを支援するスポーツ事業にも領域を広げています。また、さまざまな文化や価値観、多様性を受け入れ、誰もが自分らしく働ける職場づくりを大切にしている点も、同社の大きな特徴です。
今回お話を伺ったのは、入社5年目で自身のキャリアや夢を追求している親衛(おやえ)ゆりこさんと、「自分らしく働ける場所を見つけられた」と前のめりに語る入社2か月目の馬上(ばじょう)飛鳥さん。ダンサーとしての顔も持つおふたりに、成長を続ける同社での働き方や、その魅力についてお話を伺いました。
(取材・執筆:齊藤 僚子、編集:伊藤 知裕、池田 翔太郎)
スタッフの可能性を最大限広げるため、快適な仕事環境づくりだけではなく、それぞれが持つ価値観や個性を大切にしているというnature。まずは、おふたりのこれまでや、natureに惹かれた理由を伺いました。
親衛 地元が宮崎で、高校卒業後から大手携帯ショップに5年ほど勤め、店長も務めました。でも職場は女性が多く、結婚や出産をきっかけに退職やポジションが変わる方が多い環境だったので、自分は空いたポジションに入っただけという感じで。「名ばかりの店長」というか。人が自然と付いてくるような自分になれていないまま、肩書きだけがついても嬉しくない、そんな思いがありました。刺激も少なく「働いた5年間に対しての成長が小さい」と感じていました。そんな想いもあって、20代半ばに差し掛かったタイミングで上京を決めました。

小学生の頃からずっとダンスをやってきたので、その道に進むことも考えたのですが、なかなか理想とするイメージが浮かばず。東京で即戦力として働ける派遣の仕事をしながら、自分が本当にやりたいことを模索していました。そんな中で、私の姉を通してこの会社を知ったんです。代表の菊池と姉が地元で面識があったことがきっかけでした。休みの日も勉強するくらい成長したい気持ちが強いタイプだったので、独立や自立を支援する社風も合っているかなと思い、入社を希望しました。
馬上 僕はセクシュアリティがゲイなんですが、まず一番にそれを隠さず自分らしく働きたいと思い、見つけたのがこの会社でした。スポーツ関連の仕事ということも少し視野に入れていたので、実はスポジョバから応募したんです。社風を見ていたら、代表をはじめ、僕と同じLGBTである人も多く働いていて、同じ立場の人たちと一緒に働きたいなと思ったのが一番のきっかけでした。
もともとパーソナルジムでトレーナーとして働いていたのですが、長く続けていきたいと思う仕事ではありませんでした。どこか自分を隠してる感じがあって、「自分らしく働けていないな」と思っていました。そんな中この会社に応募し、親衛が面接の担当者でした。この会社が自立や将来的な独立を支援していること、そしてそこに向かって本気で挑戦している人がたくさんいることを知ったんです。「頑張れば僕も目標を持てるかもしれない」という気持ちがどんどん高まっていって、気づいたら「ぜひ入社させてください!」と伝えていました。

「このままで本当にいいのだろうか」という不安を抱えnatureに辿り着いたおふたり。特に面接を担当した親衛さんは当時の馬上さんの迷っている姿に、かつての自分が重なったと振り返ります。
親衛 最初に対応したのが私だったのですが、そのときに「いま、自分らしくいられていない」「何を目指しているのか分からず、ただ休みの日が楽しければいいと思ってた」。そんな風に言っていたんです。「あぁ、もう“人生迷子”になっちゃってるな」と思いました。将来の行き先をまだ決めきれていないところが、昔の自分と重なる部分があったんです。でも同時に、「この火をどこでどう燃やせばいいのかわからない」という思いも伝わってきて、ポジティブな印象を受け面接をさせてもらいました。そのときから比べても、この2か月で本当に変わったなと思いますね。
なりたい自分像が実現できそうな会社。そんなイメージがnatureから強く伝わってきます。現在は、営業職を担当しているというおふたり。入社してから、業務を通してその結果と向き合ったり、目標や夢を持つ他のスタッフに影響を受け、考え方が少しずつ前向きに変わっていったと話します。
親衛 これまで、どこか最後までやり切れない自分がコンプレックスになっていて、そこをまず変えたいと思っていたんです。ずっと「うまくいかない人の考え方」を蓄積していたと思うんですね。しかし今は、仕事を通じて日々の結果などから学んで、それをすぐ次に活かすことができていると思います。
馬上 僕も、もともとプロダンサーになることが夢でした。でも20歳くらいになったときに「働かなきゃいけないんじゃないか」と思ってしまったら、どんどん現実を見てしまって。結局、プロダンサーへの道を諦めてしまいました。それで別の仕事を始めてみたけど、やっぱり目標だったり、なりたい自分は見つかりませんでした。

ここで働き始めて2か月。「もしこれがうまくいかなかったら、次はどうするか」と、自分で考えて選択しなくてはいけない環境にいます。とにかく学べることが多いんです。この考え方をダンサーになりたかった頃に備えていたら、もう少し進む方向が違っていたんじゃないかなと思います。
現在は自分らしく働ける場所で、夢中になって仕事に打ち込んでいると前を向く馬上さん。その人間性すら前向きに変化していった馬上さんが「ここなら働ける」と思えた瞬間について、次のように話してくれました。
馬上 この会社は、人と比べなくていいんです。競争する相手は、自分自身。数字を追いながら、自分の実力を知り、向き合えるから「ここなら続けられる」と思えるのかもしれません。あとはみんながそれぞれ夢を持っているからこそ「自分も」と前向きになれます。みんなで同じ方向に進んでいるので、心が折れにくい。一人ひとりのビジョンを日常的に聞けることも、大きな刺激になっています。
ダンスという共通点を持つおふたり。中でも親衛さんは、将来的にはダンスに関わる事業で独立も考えているといいます。そうした目標を実現するために、今の仕事の中で意識していることや、実践していることについて次のように話します。
親衛 ここで学んだことを活かし、将来的にはダンスに関わる事業などにも挑戦してみたいと考えています。今は営業の仕事を通して、経営者になる土台を作っている感じです。経営についても学べますが、それ以上に大きいのは「考え方」の部分。以前は物事がうまくいかないと落ち込んでしまい、その気持ちを1日引きずってしまうタイプでした。でも今は、たとえ失敗したという事実は変わらなくても、「その後どう行動するか」が大切だと考えるようになりました。凹んだまま過ごすよりも、誰よりも成果を出そうと行動し、普段以上に前向きに仕事へ向き合う。そうした姿勢のほうが、結果的に周囲からも評価されるのではないかと思うんです。ちょっとしたことですが、これは将来、自分が経営をするとなったときに、何かトラブルが起きてもそれを引きずるのか、それとも気持ちを切り替えて次の行動に移るのか。経営には大切な考え方なのかなと思っています。

経験を重ねてきたダンスを切り口に独立を考えている親衛さん。考え方だけではなく、立ち上げる事業のヒントも現在natureで取り組んでいることから得ようとしています。natureには、スポーツに打ち込んだ経験を持つスタッフが多く在籍しており、こうした経験を活かしたキャリア教育など、スポーツ関連事業の展開にも力を入れています。
親衛 代表の菊池は元々サッカー強豪校出身で、現在もフットサルチームのスポンサーを務めるなど、スポーツ界との関わりを大切にしています。こうした背景もあり、現在はサッカーの強豪校などで、スポーツに関わる考え方についての授業を展開しています。スポーツに本気で打ち込んでいる中で怪我などでその道が断たれ、その先のキャリアの選択に苦しむ人も多いのが現実です。しかしプレーヤーとしての道が閉ざされても、別の関わり方がたくさんあります。そうした「スポーツに関わる多様な生き方」を伝える取り組みを行っています。先を何も知らないままでは、自分の道を見失ってしまうこともあると思います。だから、さまざまな選択肢を知った上で、自分で選ぶことが重要だと伝える取り組みを事業として行ってます。

ダンスにも当てはまると思っていまして、ダンサーで活動している人の多くは、インストラクターとして週に数回、1〜2時間のレッスンで収入を得ています。その隙間で働ける仕事は限られ、正社員のように仕事をすることは難しく、生活のために諦めて関係のない仕事を選ばざるを得ないことも少なくありません。でも、例えば独立して、趣味としてダンスを楽しみながら海外に行き、その様子をSNSで発信するのもダンスに関わる一つの方法です。私はサッカーの分野で行っている弊社の事業を、今後はダンスの分野でも展開していければいいなと考えています。
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多様な背景を持つメンバーが集まる同社では、「多様性」と「将来性」を実現できる環境づくりを重視しています。かつて自信を持てなかったおふたりも、今では自分らしく働きながら夢を語り、目標に向かって確かな一歩を踏み出しています。
親衛 natureに出合わなければ、ダンスのことに挑戦しても、うまくいかなくて別の業界に流れていただけだったと思います。でも、ここではどの業種でも通用する力や積み上げ方を学べます。目標がまだ見つからなくても、「何かを変えたい」と思うなら、まず一歩挑戦してみるべきです。最初は「独立する」なんて目標もありませんでしたが、今は自然と持てるようになりました。だから、迷っているならぜひ踏み出してほしい。それが伝えたいことです。
馬上 僕はもともと夢を諦めていた人間でした。だからこそ、同じような人がもう一度夢に向かって挑戦できるようにどう走ればいいのか、どう挑戦すればいいのかを示していけたらいいなと思っています。
また、一般的に多くの人が仕事をしていても楽しそうに見えないことがあります。だからこそ、僕なりに「仕事の楽しみ方」を教えていきたい。ただ生活のために働くだけでなく、楽しく働くことで人生は大きく変わります。もし方法がわからなければ、ぜひnatureに来てください。僕が教えますよ!

【PROFILE】
馬上 飛鳥(ばじょう あすか)
マイブームは仕事。自分が成長したり、考え方が新しく変わったりしていくことが楽しいです。趣味はダンス、筋トレ、音楽。あとは業務スーパーがあれば生きていけます(笑)!
親衛 ゆりこ(おやえ ゆりこ)
マイブームは会社のメンバーと挑戦したフルマラソン。達成感を味わいました!趣味は旅行、美味しいものを食べる事&お酒を飲むこと、HipHopダンス。
▼掲載中のnatureスタッフの取材記事を読む
| 設立年月 | 2019年06月 | |
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| 代表者 | 菊池 慶 | |
| 従業員数 | 25名 | |
| 業務内容 | ■スポーツ事業
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