幼い頃から将来の夢は警察官になること、先生になること、スポーツ選手になることなど、なぜか自然と職業になっていたことが多いのではないでしょうか。
だから「社会人になってからなりたい自分ではなかったと苦労する方が多いんです」と話す株式会社Nature代表の菊池さん。
”自分らしく”働くために。やりたいことをやるために。スポーツを経験してきたあなただからこそわかる菊池さんの経歴も交えながら、採用担当の本間さんと一緒に語っていただきました。最後までご覧ください!
(取材・執筆:中田 初葵、編集:伊藤 知裕)
ーーー本日はよろしくお願いいたします!まずは菊池さんとスポーツとの関わりを教えてください!
菊池:もともと自分は学生時代からスポーツと関わってきました。スポーツに育ててもらったというか。だからこそ、スポーツ業界に恩があるんです。
ーーー今回、なぜスポーツをやってきた方々を対象に募集をしてみようと思われたのですか?
菊池:スポーツをやってきた方々は、何かを頑張るにしても、レベルが高いと思っていて。熱い想いをもって取り組めたり、成長意欲が強いと思うんです。そんな人たちと一緒に仕事ができたら、面白いだろうなと考えました。ここで働いている人たちも、スポーツ経験者が多いですね。
ーーースポーツに取り組む熱意が仕事にも活かされるのではということですね。ちなみに、菊地さんと本間さんはスポーツを通して知り合ったのですか?
菊池:実は私が高校の先輩なんです。ハンドボール部だったんですが、ちょうど被ってはいない代で接点はあまりありませんでした。
本間:先輩がたまに部活に遊びに来たときに認識していたくらいの感覚です。
ーーーそこからなぜ知り合うことになったのですか?
本間:社会人になってからSNS等でこのNatureの活動の様子を見ていました。シンプルにやっていることが面白そうだって感じて、ここだったら自分を変えられるかもと思いました。
ーーー自分を変えるとなると、もともとはどんなお仕事をされていたんですか?
本間:不動産関係の仕事をしていました。当時は店舗責任者まで上り詰めて、お金も正直稼いでいました。でも本当にやりたいことはこれだったかなって思って。どれだけお金をもらっていてもなりたい自分の姿じゃなければ意味が無いなと思いました。人生一度きりだし、これで終わらせたくないと思って新しい道を進むことを決めました。
ーーーもう少し詳しく知りたいのですが、先ほどのやっていることが面白そうとありました。Natureさんではどんなことを事業としてやっているのですか?
菊池:将来独立したいと考えている人たち向けに独立支援事業をメインに行っています。独立していくために必要な経営学等を実践形式で学んでステップアップをしていくイメージです。営業の無い会社は一つもないので、まずは営業をしてコミュニケーションの力を身につけていってほしいと思っています。その後は、自分がそれを体現できるだけじゃなく、下を育てられるスキルを学んでもらっています。
ーーー入社される方々は、本間さんのように最初から独立したい!と思って入ってこられるのですか?
菊池:具体的な目標がある!とか頑張ろう!とか高いモチベーションをもって入ってくる人たちはまず少ないですね。むしろ逆モチベで入ってくる人が多いです。
ーーー逆モチベとは何ですか?
本間:こうはなりたくないということです。その会社の先輩を見れば10年後の自分がわかるとよく言いますが、ああなりたくないと思っている人がほとんどです。私もそうでした。最初は自分を変えたい、新しいことにチャレンジしたいと思って入ってきます。
菊池:マーケティングの言葉すら知らない人たちが10割くらい(笑)自分を変えたいけど、何をやったらいいのかわからない。そんな人たちを育てる事業をしています。
ーーー菊池さんは元々独立したいと思って、会社を立ち上げたのですか?
菊池:独立しようなんてこれっぽっちも思っていませんでした。皆さんと同じでスポーツを今までやってきたからスポーツに関係する仕事がいいなと思い、トレーナーになりました。
ーーーなぜトレーナーは続けられなかったのですか?
菊池:上京して東京でトレーナーを続けたいと思っていました。資格ももっているし、どこかしらで受かるだろうと思っていましたが、結果は全てだめでした。
ーーーそこからどうやって独立の道をたどったのですか?
菊池:道を変えて営業会社に入ったとき、そこで出会った上司の人に、「夢=職業」になっていないか聞かれたんです。50歳、60歳になったとき今の仕事を本当にやりたいの?と聞かれて「イエス」と答えられませんでした。やっぱりやりたいことは自分でハンドリングできるようになりたいと思ってそこから経営について学ぶようになりました。
ーーー新しいフィールドに挑戦しようとしたときには不安や怖さはなかったんですか?
菊池:それこそ転職活動をしていた頃は不安でした。でも、独立するときには、自分でビジョンも見えていたし、本当にそれをやりたいと思えたので、怖さは全くありませんでした。
ーーーNatureを立ち上げて、なぜ独立支援事業をしたいと思ったのですか?
菊池:普通の会社だったら能力が高い人たちはそこに残しておきたいという心理が働くはずです。でも自分は逆で。スポーツや部活をやってきたからこそ繋がる部分がありますが、部活は3年ごとに人が入れ替わるのに、強い学校っていつまでも強いんです。優秀な選手を世の中に輩出していくから次の世代にまたやる気をもった選手が入りたいと思ってきてくれる。それは会社も同じだと思っています。会社内で人の質を上げていくのではなく、洗練された次の世代が入ってきてそれをまた排出していきたいなと思ったからです。結果的に自分は独立してよかったので、次の世代に恩送りしていきたいです。
ーーー恩送り?恩返しではなく恩送りですか?
菊池:恩返しは恩を受けた人に返すこと。でも自分とその人との関係性から広がらない。恩を次に伝えていかないともったいないと思うんです。流れを止めずに、恩を受けた人たちが次の人たちへつないでいく。そんな広がりを見せてほしいと思います。
ーーー先ほどから聞いていると「誰かのために」何かをすることが菊池さんは好きなのかなと思ったのですが、いかがですか?
菊池:全然好きではないです(笑)これが面白いと思っているからやっているだけです。それが結局は人のためになっているという感覚ですかね。
ーーーあくまでも菊池さんはやりたいことをやるということに重きを置かれているんですね。
菊池:早く自分のマインドになってほしいから、そして一緒に遊びたいから独立支援事業に全力を注いでいるだけです。
ーーー求職者の中には、自分らしくいられないと悩む方々もいると思います。かつての私もそうでした。自分らしく働くためにはどのようなことに気をつけたらよいでしょうか?
菊池:やりたいことができる場所を探したり、職業から探し始めたりする方々がいると思います。それではなりたい自分には近づけなくて。どんな自分になりたいのか一気に自分に矢印を向けます。そうすると、自分の良さや弱さが見えて、受け入れられるようになってきます。目線の持って行き方次第で変わります。
ーーーNatureにいる方々はみんなそのような考えのもと働かれているのですか?
菊池:そうですね。自分のビジョンのためにみんな取り組んでいるので頑張れるし、自分らしくいられているのだと思います。なりたい自分像を目指して必要なスキルをつけるためにみんな頑張っています。
ーーーまさに部活のような集団ですね。
菊池:チームメイトのような感じですね。成長意欲がお互いものすごいです。
ーーー菊池さんはどんな職場の雰囲気や環境を目指されているのですか?
菊池:自分は「Have fun」という言葉をよく伝えています。楽しいことをやったら自分も楽しくなると思っている人がいるけれど、そうではなくて。例えば、ディズニーランドにめちゃくちゃ嫌な人と行くのと、公園の砂場に一緒にいて楽しい人と行くのだったらどちらを選びますか?自分は絶対に後者を選びます。好きな仕事をするというよりかは、仕事は何でもいいけれど、仲間が切磋琢磨していたり、向上心をもって働いていたりする環境がいいと思っています。
ーーーお二人が考えるNatureの好きなところや魅力ってどんなところにありますか?
本間:自分の実力が正当に認められるところです。前の職業は、年功序列などで正しく評価される場が無かったので。あとは、抽象的ですが面白い!楽しい!わくわくできる環境です。自分の成長に対してエキサイティングできるところはNatureだからこそだと思います。
菊池:成長意欲が半端ないところです。大体仕事に慣れてくると、仕事めんどくさいなとか金曜の夜が待ち遠しいなと感じることがあると思います。でもここで働く人たちは、休みの日でも仕事をしたいと思って来るんです。それはやらされているとかではなくて。成長することに本当に前向きで、仕事を通じて自分の進化を楽しんでいます。あくまでも仕事を一つのツールとして自分の成長を楽しんでいるイメージです。
ーーーそんなNatureにこれから入りたい!と考えている方々もたくさんいると思います。どんな方々と働いてみたいですか?
菊池:自分はもう誰でもいいです。一つ譲れないことは、嘘をつかない人ですね。誠実で何事にも一生懸命に取り組める人だったら、絶対にNatureに合うと思います。
本間:おもろい人がいいです(笑)一緒にやっていてわくわくする人がいいです。別に今は何もできなくていいんです。成長したい、変わりたいという意欲があって、自分が変われたことに対して前向きに捉えられたり、成長できた!と感じられる人がいいですね。
ーーーNatureの今後の目標を教えてください!
菊池:独立支援事業をやっているからこそ、社長を100人出すことです。目標はあと5年くらい。一人ひとりが描いているビジョンに合わせて、その人のスピードに合わせて支援をしていきます。巣立っていった人たちが同じように恩送りとして次を育ててくれています。
ーーーほかには何かありますか?
菊池:海外も視野に入れています。海外への独立支援事業もいつかできたら純粋にかっこいいなと思っています(笑)あとは、今動いているスポーツ経営学やフィットネスジムの立ち上げなどは引き続き進めていきたいです。ある程度整ってきたら、自分は経営から抜けて世界一周でもしたいです。
ーーーなぜ次から次へとやりたいことが沸いてくるんですか?私はつい、安定とか現状維持でいいやと思ってしまうこともあって。
菊池:なりたい自分像に目を向けられれば自然とやりたいことが出てくると思います。「こうなりたい」と思ってもなれないと決めつけられたり、無理だと考えたり、そんな小さな積み重ねが現実的にはこれでいいやという考えに繋がっていきます。自分はそれをこれからもぽんと取り除いて、「これでいい」じゃなく「これがいい」と言える人を育てていきたいです。
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【PROFILE】
菊池 慶(写真右)
マイブームは子育てと海外旅行。近々お子さんが産まれる予定で、子育てに関する本を読んでいるそう。勉強熱心で、様々な分野の本を読み自分の知見にされている。
本間 麗(写真左)
マイブームは勉強。楽しくて寝れなくなってしまうほど、新しいことを知ることが面白いそう。今はまだ知識が散漫しているけど、いつか繋がってくる時を目指して勉強中。
設立年月 | 2019年06月 | |
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代表者 | 菊池 慶 | |
従業員数 | 25名 | |
業務内容 | ■スポーツ事業
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