趣味でやっていた登山でも、好きが高じた結果「仕事にしたい!」と思う人もいるのではないでしょうか?
この記事では登山に関わる仕事を6つ紹介し、仕事内容を解説します。
また、登山の仕事に役立つ資格やおすすめの登山求人もご紹介します!
ちなみに、登山を含めたアウトドア全般の仕事の種類についてはこちらの記事で解説しています!
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登山に関連する仕事はいろいろありますが、大きく分けると
★山で働くお仕事
★登山用品関連のお仕事
の2つに分類することができます。
「山で働くお仕事」は、登山ガイドとして働いたり山小屋を運営したりして、山登りに訪れた人たちが安心して楽しむ手伝いをします。
一方、「登山用品関連のお仕事」は登山用品メーカーや登山用品店などで働いて、より良い登山用品を作り出したり、利用者の手に届ける職業です。
それぞれの仕事についてもう少し詳しく見ていきましょう!
山で働くお仕事を4つ、キャンプ用品関連の仕事2つの合わせて6つの仕事をご紹介します。
登山に関わる仕事の中でも、実際に山で働くお仕事の例として下記の4つをご紹介します。
①登山ガイド(山岳ガイド)
②山小屋の管理・運営
③登山道の整備
④登山客向けホテルスタッフ
それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう!
登山ガイドは登山客の道案内をする仕事です。「山岳ガイド」とも呼ばれています。
登山は事故の危険性の高いスポーツだといわれています。そんな山での事故を防止して、登山客が安全に登山できるようにするのが登山ガイドの主な仕事です。
無資格でも登山ガイドを名乗ること自体はできますが、登山客から信頼を得てリピーターを獲得していくことを考えると、登山経験だけでなくこのあとご紹介するような資格の取得がおすすめです。
山小屋(やまごや)とは、登山ルートの途中に設けられた簡易な宿泊施設のことです。
この山小屋に短期や長期で住み込んで生活しながら、施設を管理・運営するお仕事があります。
具体的な仕事内容としては、
・食事準備:宿泊者向けの食事と従業員向けの賄いの用意
・掃除:食堂、部屋、トイレ、お風呂など施設内の掃除
・登山者の対応:受付、売店のレジ打ち、施設の説明など
・環境整備:山小屋周辺の道の整備や山小屋の修復など
・歩荷:食料、日用品などの荷物をふもとから歩いて運ぶ
などがあります。
山小屋の仕事内容の詳細や、山小屋で働くメリット・デメリットについてはこちらの記事で解説しています!
登山客が利用する登山道の整備をする仕事です。
具体的な仕事内容としては下記のようなものがあります。
・障害物となる岩や木をどかす
・道をならす
・登山道に目印をつける
・歩きやすいように階段やかけ橋などを設置する
登山道の整備にはさまざまな立場の人が関わっています。例えば、山小屋の従業員や地元の山岳団体や有志団体、専門業者などです。ボランティアで整備に関わっている人もいます。
山のふもとなどにある登山客向けのホテルで働くという選択肢もあります。
ふもとにあるホテルは、登山道の途中にある山小屋よりも設備がしっかりしていることが多いです。
・フロント受付
・清掃、リネン交換
・厨房
などの仕事があります。
これまで紹介してきた登山ガイド、山小屋管理、登山道整備などの仕事と比べると登山との関連は薄くなりますが、利用する登山客とのコミュニケーションなどを通じて好きなことに関わっている実感が得られるのではないでしょうか。
続いては、登山用品関連のお仕事の例として下記の2つをご紹介します。
①登山用品メーカー
②登山用品店
それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう!
登山靴やリュック、アパレルなどの登山用品を製造するのが登山用品メーカーの事業です。
有名な登山用品企業としては「モンベル」や「ザノースフェイス」、「ミレー」などがあります。
登山用品メーカーのなかには、どのような商品を製造するかを考える「企画・開発職」や商品を小売店に置いてもらえるように提案する「営業職」など様々な職種があります。
登山用品メーカーの他にも、海外メーカーの登山用品の輸入・販売を手がける「登山用品専門商社」もあります。
登山用品メーカーが製造した商品を実際に販売するのが登山用品店の役割です。
有名な登山用品店としては、「好日山荘」「アルペン」などがあります。
お客さまへの商品説明やレジ打ちなどの接客業務や、商品の陳列や在庫管理などの商品管理を行います。
ここまでは、登山に関わるお仕事を6つご紹介してきました。
この次からは、登山の仕事をするのに役立つ資格について解説していきたいと思います!
登山関連の仕事に就くのに、資格は必須ではありません。また未経験からでも挑戦できる仕事も多くあります。
ですが、登山ガイドのように高い専門性が求められる仕事の場合は、資格を所持しているほうが信頼を得られて仕事が増えやすくなる可能性が高いです。
また、関連する資格を取得しておくことで、「正社員雇用などのより有利な条件で採用されやすくなる」「資格手当などがあれば給与アップにつながる」「登山の仕事で活躍していくのに必要な専門知識が身につく」など様々なメリットがありますよ。
それでは、登山の仕事をするうえで取得しておくと役立つ資格をご紹介します!
自然ガイド/登山ガイド/山岳ガイドは登山ガイドを目指す人におすすめの資格です。
日本山岳ガイド協会が主催する資格で、筆記試験・実技試験・義務講習を修了することで資格が認定されます。
ガイドとしての活動エリアに応じて、資格名が細かく分けられています。
・自然ガイド:活動エリアは里山・山地・高原等
・登山ガイド:活動エリアは整備された登山道
・山岳ガイド:活動エリアは登山ルート
一般社団法人日本山岳検定協会が実施する検定試験です。
・山の安全に関する知識(装備、技術、食料、運動生理、救急、地図、レスキュー等)
・山の自然科学に関する知識(地理、気象、観天望気、動物、植物、自然遺産等)
・山が楽しくなる知識(リーダーシップ、歴史、先駆者、地名、芸術、山の雑学等)
など「山」に関する知識を幅広く身に着けることができて、登山の仕事に興味がある人全般におすすめです。
試験の得点に応じて、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3つのレベルのいずれかに認定されます。
販売士は日本商工会議所が主催する資格で、登山用品店で働きたい人におすすめです。
取得することで「販売のプロ」としての実力を客観的に証明しやすくなります。
登山に関わる仕事を紹介してきましたが、気になる仕事は見つかりましたか?
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