キャンプやバーベキューなど自然の中で過ごす楽しみを広めるアウトドアインストラクターのお仕事。
とても素敵なお仕事ですが、どうすればアウトドアインストラクターになれるのでしょうか?何か資格などは必要なのでしょうか?
この記事では、アウトドアインストラクターに資格が必要なのかを解説するとともに、取得すると役に立つ資格をご紹介します!
アウトドアインストラクターの仕事内容や向いている人について知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
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アウトドアインストラクターは、資格がなくても挑戦できる仕事です。また、学歴が問われることもほとんどありません。
資格の取得は必須ではありませんが、資格を持っているほうが多くのメリットを得られる可能性が高いです。
《資格を取得するメリット》
・資格必須の求人にも応募できるため、仕事の選択肢が増える
・無資格者OKの求人であっても、資格を持っていることで採用されやすくなる
・資格を持っていることで、給料がアップしやすくなる
・アウトドアインストラクターとしての信頼を得やすくなる
・資格取得を通して、その分野で活躍するのに必要な専門知識を身に付けることができる
こんなにたくさんのメリットが考えられます。
せっかくアウトドアインストラクターを目指すのであれば、同時に資格の取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?
アウトドアインストラクターは、アウトドアスポーツや野外活動に関わる指導を行う人(=インストラクター)の『総称』です。
例えばアウトドアインストラクターには次のようなタイプがあります。
・キャンプインストラクター
・バーベキューインストラクター
・登山インストラクター
・クライミングインストラクター
・サイクリングインストラクター
・ラフティングインストラクター
・カヌーインストラクター
・カヤックインストラクター
・SUP(サップ)インストラクター
・フィッシング(釣り)インストラクター
・スキーインストラクター
・スノーボードインストラクター
・インタープリター(自然保護について教育を行う人)
宿泊や食事に関わる「キャンプ」「バーベキュー」から、水辺で行う「ラフティング」「釣り」、冬場に行う「スキー」「スノーボード」まで非常に幅が広いことが分かると思います。
そのため、どんなタイプのインストラクターになりたいかによって、取得すると役に立つ資格は変わってきます。
この次からは、アウトドアインストラクターのタイプ別におすすめの資格を紹介していきます!
アウトドアインストラクターのタイプ別におすすめの資格を9個ご紹介します!
《アウトドアインストラクターの資格9選》
・キャンプ指導者資格
・バーベキューインストラクター検定
・自然ガイド/登山ガイド/山岳ガイド
・JCA公認指導者
・RAJリバーガイド認定試験
・SUPA公認インストラクター
・公認釣りインストラクター
・公認スキー指導員
・公認スノーボードインストラクター
各資格の詳細を見ていきましょう!
キャンプ指導者資格は、公益社団法人日本キャンプ協会が実施する資格です。
キャンプの参加者が楽しく安全に充実した体験ができるよう、キャンプの知識や技術を持った良質な指導者を養成することを目的としています。
指導者資格は下記のように3段階にレベル分けされており、最初はキャンプインストラクターからスタートします。
・キャンプインストラクター
・キャンプ ディレクター2級
・キャンプディレクター1級
キャンプインストラクターになるには、「キャンプの特性」「キャンプの安全」といったキャンプ理論に関する10時間の座学講習と、「野外ゲーム」「キャンプソング」などの10時間の実技講習を受講して、試験に合格することで取得できます。
<参考>
キャンプインストラクター - 日本キャンプ協会(https://camping.or.jp/leader/instructor)
バーベキューインストラクターは日本バーベキュー協会が考案した「本物のバーベキュー文化を作り出す為のバーベキュー教育プログラム」です。
初級→中級→上級→MC(講師養成)とレベルが分かれています。初級では、座学講義と実習・筆記試験を経て、「バーベキューに対する正しい認識を持ち、手際よく炭を熾して肉が焼けるレベル」を目指します。
「資格取得」というと長い期間がかかるイメージがあるかもしれませんが、バーベキューインストラクター検定(初級)は、講義から試験までが約半日で終了するので、「まず何かひとつアウトドアインストラクターの資格がほしい」という人にもおすすめです。
また、初級資格はオンライン講座でも取得できるようになり、より気軽さが増しています。
<参考>
バーベキュー検定はバーベキューを楽しく作り出せる「バーベキューインストラクター」を養成します | Japan Barbecue Association(https://jbbqa.org/kentei/)
登山インストラクターになりたい人におすすめなのが、日本山岳ガイド協会が主催する資格です。
ガイドとしての活動エリアによって、資格名が細かく分けられています。
・自然ガイド:取得者は、里山・山地・高原等で活動し、自然・歴史・民俗などについて解説することができる
・登山ガイド:取得者は、整備された登山道で登山ガイドに携わることができる
・山岳ガイド:取得者は、登山ルートのガイドを行うことができる
1次試験(筆記)、2次試験(実技)、義務講習を修了することで資格が認定されます。
どの資格も「満18歳以上」であることが受験の要件になっていて、資格によっては登山経験などが問われることもあります。
キャンプやバーベキューなどのレジャー要素が強いアクティビティと比べると、登山は遭難や事故などの危険も伴うアウトドアスポーツなので、資格取得のハードルはやや高いです。
ちなみに日本山岳ガイド協会はガイド資格の他にも、「インドアクライミングインストラクター」「フリークライミングインストラクター」などクライミングに関する資格も運営しています。
クライミングインストラクターを目指したい方には、クライミングの資格もおすすめです。
<参考>
公益社団法人日本山岳ガイド協会(https://www.jfmga.com/shutoku-flow.html)
資格を取得するには | FCI協会(https://climbing-instructor.jp/getqualifications/)
サイクリング好きにおすすめなのが、日本サイクリング協会(JCA)の公認指導者資格です。
レベル分けは下記の通りで、始めはサイクリング・リーダーの取得からスタートします。
・サイクリング・リーダー:自転車教室などで補助的な役割を担う
・サイクリング・インストラクター:少人数のグループサイクリングをリードする
・サイクリング・ディレクター 2級:サイクリングイベントの運営に携わる/サイクリング・リーダーやサイクリング・インストラクターの指導を行う
・サイクリング・ディレクター 1級:サイクリングイベントの責任者を務められる
サイクリング・リーダーは2日間の講習会に参加することで取得できます。
<参考>
JCA - 指導者制度 | 公益財団法人日本サイクリング協会(https://www.j-cycling.or.jp/about/teach.html)
続いて紹介するのが、ラフティング協会(RAJ)のリバーガイド認定試験です。
ラフティングとは、激流をボートで下るアウトドアスポーツで、「天然のジェットコースター」と例えられることもあるスリルが魅力です。
筆記試験、実技試験に合格することで認定を受けることができます。
受験資格として「普通救命講習修了の資格を持っていること。」が求められており、受験日までに資格がなくても受験はできますが、普通救命講習の資格取得後でなければリバーガイドとしての登録はできません。
<参考>
RAJリバーガイド認定試験概要 | ラフティング協会 RAJ | 国内唯一のラフティング全国組織(https://www.river-guide.org/seminar/raj_guide_about/)
SUP(サップ/Stand Up Paddleboardの略)は、海や湖などでサーフボードの上に立ち、1本のパドルで漕いで進むウォータースポーツです。
日本スタンドアップパドルボード協会の公認インストラクター資格は「ベーシックインストラクター」「アドバンスドインストラクター」の2種類あり、それぞれ講習会に参加することで取得することができます。
<参考>
Instructor - 【公式】SUPA | 日本スタンドアップパドルボード協会(https://supa-japan.com/instructor)
全日本釣り団体協議会の公認釣りインストラクターは、釣りや水産資源・自然環境の保護保全に関する知識や、釣りのマナーなどの指導を行うことを目的とした資格です。
養成講習会を受講して資格試験に合格すると「公認釣りインストラクター(釣り指導員)」になることができ、さらに上級の「公認フィッシングマスター(上級釣り指導員)」を目指すことができます。
<参考>
全釣り協 公認釣りインストラクターとは(http://www.zenturi-jofi.or.jp/i_towa/konin_ins1.html)
スキーインストラクターはスキー場でスキーの技術指導を行う職業です。
全日本スキー連盟公認(SAJ)のスキー学校やスキー場で指導をするためには、スキー連盟公認の指導員資格を取得する必要があります。
全日本スキー連盟の資格には上記で紹介した「SAJ認定スキー指導員」「SAJ公認スキー準指導員」「SAJ公認スキー指導員」があります。
・認定スキー指導員:初心者を対象にアシスタントやボランティアとして指導ができる(無報酬)
・公認スキー準指導員:報酬を得ながら指導をすることができる
・公認スキー指導者:指導カリキュラムの作成などスクール運営にも携われる
資格取得は都道府県ごとのスキー連盟で行われます。
スキーインストラクターの資格についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
スキーと同じようにスノーボードについても日本スノーボード協会(JSBA)公認のインストラクター資格があります。
C級→B級→A級のレベル分けがされていて、C級を受験するためには「バッジテスト」と呼ばれる滑走レベルのチェックテストで1級を取得していることが必要です。
バッジテスト合格後に学科試験に合格することでC級が認定されます。
<参考>
資格マニュアル - 教育本部|【日本スノーボード協会】 JSBA Official Site(https://www.jsba.or.jp/education/lisence_manual/)
以上、アウトドアインストラクターの資格9選でした!
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まずはアウトドアインストラクターとして実戦経験を積みながら、キャリアアップのために資格取得を目指すというのもありかもしれません。
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