「高校野球で適用されているコールドゲームとはどのようなルールなの?」「コールドゲームになる点差や条件について詳しく知りたい!」
高校野球を観戦していると、点差がつきすぎて試合が途中で終わるコールドゲームというのを観たことがある方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなコールドゲームについて、適用される条件や、プロ野球での適用はあるのかなどについて詳しく取り上げます!
1.コールドゲームになる2つの条件とは? 1-1.条件①:点差が開きすぎた場合
1-2.条件②:試合続行が不可能になった場合
2.コールドゲームが適用されないのはどんな試合?
2-1.甲子園や各都道府県大会の決勝には適用されない
2-2.プロ野球の試合にもコールドゲームはない
2-3.高校野球史上1番の点差!?点数差122点!
3.コールドゲームを理解して野球観戦を楽しもう!
4.大好きな野球を「仕事」にしませんか?
コールドゲームとは、自然災害や球場の諸事故でこれ以上の試合続行が難しい状況。あるいは規定によって定められた点差よりも広がって逆転することが著しく困難な場合に、試合が途中で打ち切られるというものです。
試合終了を宣言する権限は、審判にのみ与えられています。
ちなみにコールドゲームは「cold game」(凍結した試合)と勘違いしている人が多いですが、正確には「called game」。すなわち、審判に「宣言(=call)された試合」ということから、このような名前がつけられています。
コールドゲームになる条件は「点差が開きすぎた場合」と「試合続行が不可能になった場合」の2つです。それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。
コールドゲームが宣言される1つ目の条件は、「ゲーム内で点差が開きすぎた場合」です。
以下が、高校野球で規定されている点差の条件になります!
・5回終了時点で10点差以上
・6回終了時点で10点差以上
・7回終了時点で7点差以上
・8回目終了時点で7点差以上
この高校野球のコールドゲームのルールは、各都道府県で統一されたルールです。
2つ目の条件が、「雨天や大雪、雷など悪天候、設備の故障などにより試合続行が不可になった場合」です。ただし、あくまで試合の7回までが終了しているというのが、この場合のコールドゲームの条件となります。
天候によるコールドゲームは、点差と違い明確な基準がない。そして、審判としても選手たちにできるだけ試合をやらせてあげたいという心理が働くため、なかなか宣言されることはありません。
7回までが終了していない状態で打ち切られた試合は「コールドゲーム」でなく、「ノーゲーム」となり、別日に試合が1からやり直される、あるいは中断したところから再開されます。
ここまでコールドゲームが適用される場合の条件を見てきましたが、そもそもコールドゲームは高校野球のすべての試合が対象なのでしょうか?また、プロ野球など他のカテゴリの試合にもコールドゲームはあるのでしょうか?
ここからはコールドゲームが「適用されない」試合についてお伝えしていきます!
甲子園での試合や、各都道府県大会での決勝戦の試合はコールドゲームの適用がないため、点差がどんなに開いていても試合は最後まで行われます。
甲子園での試合でコールドゲームがない理由としては、各都道府県大会を勝ち上がってきたチームであればたとえ点差が開いていても逆転できる可能性がある、という前提からこのようなルールが定められています。
では、コールドゲームはプロ野球の世界でも存在するのでしょうか?
高校野球とは違い、プロ野球の世界ではコールドゲームは認められていません。
そのためプロ野球では、どんなに点差がついても試合が途中で打ち切られることはありません。
ただし、天候悪化や諸事情などによって試合続行が不可と判断された場合には、5回まで試合が成立していればその時点での点数で勝敗を決め、5回以前であればノーゲームとなります。
高校野球の試合であっても甲子園はコールドゲームが適用されないことにより過去には122点差という試合も記録されています。
1998年7月18日第80回全国高校野球選手権では東奥義塾高等学校が青森県立深浦高等学校に対して122−0で圧勝。
「試合放棄」をせず最後まで戦い抜いた青森県立深浦高等学校は讃えられ、小学校の道徳の授業の教材にも取り上げられました。
今回は高校野球で採用されているコールドゲームに関して詳しく取り上げました!
コールドゲームが適用される条件や試合が分かると観戦がもっと楽しくなりますよね。今年も高校野球観戦を楽しみましょう!
こちらの記事では日本プロ野球の連勝記録をもつチームに関して記載しています。ぜひ合わせてお読みください!→日本プロ野球(NPB)最多連勝記録を持つ歴代TOP3チームを紹介!
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