「3バックって何?」
「メリットは?」
「デメリットは?」
「4バックとはどう違うの?」
3バックはフォーメーション(システム)の一つです。
では、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
そして、よく使われる4バックとはどのように異なるのでしょうか?
今回は、サッカーの3バックについて徹底解説します!
3バックとは、サッカーにおけるシステムの一つです。
ここで言うシステムとは「フォーメーション」、すなわち選手の配置を意味します。
ちなみに、バックとはディフェンダーのことです。
つまり、3バックとはディフェンダーを3人配置するということです。
また、中には4-4-2や3-5-2などと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
これらの最初の数字の「4」や「3」がディフェンダーの人数であり、4バック、3バックと呼ばれます。
真ん中の数字がミッドフィルダー、最後の数字がフォワードを指します。
ちなみに、4-2-3-1や3-2-4-1など、4段階に分けられることもあり、その際はディフェンダー、ボランチ、ミッドフィルダー、フォワードの順です。
3バックの特徴としては、役割が明確になることが挙げられます。
なぜなら、人数が3人と、4バックと比較して少ないからです。
そのため、他のフォーメーションよりも守備に特化した選手を配置しなければならないのです。
守備に特化した選手には、1対1で負けない対人プレーの強さ、相手フォワードに対応するスピード、中盤や前線の選手にコーチングするための戦術眼などが求められます。
さらに、攻撃においては高い身長や強さを活かして、セットプレーからゴールを狙える得点能力も必要です。
3バックの主なメリットは、ゴールがある中央を攻略されにくいことです。
そして、守備が得意なセンターバックが3人いるのであれば、少人数でゴールを守れるという利点があります。
その分、攻撃にかけることのできる人数が増えるのです。
さらに、人数が少ない分ディフェンスラインのコントロールがしやすく、オフサイドを取りやすいというメリットもあります。
一方、ディフェンダーが真ん中に集中するので、サイド攻撃に弱いことがデメリットです。
そのため、ウイングバックなど、ミッドフィルダーのサイドの選手の運動量がかなり多くなります。
さらに、ディフェンスラインが中央に固まる以上、中盤ではサイドに選手を置く必要があります。
そのため、中盤のセンターラインが薄くなってしまうということが懸念点です。
また、センターバックを3人配置しているため、前線に人数をかけられない時もあります。
3バックの場合、中央を強化したいため、3人は定位置からあまり動きません。
そのため、攻撃参加をする際や前線からプレスをかける際に、流動性に欠けることがあると言えます。
3バックと4バックは攻め方、守り方ともに正反対のイメージです。
4バックの長所としては、センターバックだけでなくサイドバックもいるため、中央においてもサイドにおいても攻撃、守備ともにしやすいことが挙げられます。
つまり、攻守においてバランスが取れています。
攻撃においてパスを繋ぎながらチーム全体として相手ゴールに近づく(ビルドアップ)際にはピッチの横幅を広く使え、守備の際にはサイドのスペースを確実に埋められるのです。
しかし、バランスが良い分、局所的に中途半端になってしまう場合があることが短所です。
この原因は、明確な役割分担がされていないことにあります。
以上の点から、3バックは役割分担がされており攻守において強力、4バックは攻守において安定的なシステムであることが言えます。
どちらを採用すべきかという点においては、それぞれのチームの選手によって異なります。
守備が得意なセンターバックが多く、運動量のあるサイドの選手がいるというチームであれば3バックはおすすめ。
つまり、強い特徴を持った選手が多いほど3バックのシステムは活きると言えます。
一方で、バランスが取れていてユーティリティ性のある選手が多いチームには4バックが適しているでしょう。
今回は、サッカーの3バックについて紹介しました。
メリット・デメリットともにありますが、チームの選手の特徴によって使い分けるのが良さそうですね!
プロでもチームによって様々なシステムが用いられています。
2022年現在、日本代表は4-2-3-1の4バックシステムを採用していますね。
このシステムを採用することで、チームとしてのバランスが取れ、様々なシステムの相手に対応できるのです。
また、個人個人の守備が優れている海外のチームは3バックのシステムを採用することもよくあります。
どんなチームが3バックを採用しているか注目してみてください!
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