「サッカーでよく聞くボランチってどのポジションの選手?」
「ボランチの役割について詳しく知りたい!」
サッカーには沢山のポジションや役割の名前があってよく分からなくなってしまいますよね。
そこで今回は、あなたがよく耳にするMF(ミッドフィルダー)の「ボランチ」について、解説していきたいと思います!
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サッカーのボランチは、ポルトガル語で「ハンドル」を意味します。
つまり、チームの「運転」を担う「舵取り」なのです!
ボランチが自分のチームのサッカーの調子を左右するので、良い方向へ導くのはもちろん、試合の流れもコントロールしなければなりません!
具体的にどのようにして試合の流れをコントロールするかは、後ほど説明します!
「ボランチ」のようにサッカーに関する難しい用語の1つである「シャドーストライカー」に関する記事はこちらをお読みください!
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チームの「舵を取る」ボランチは、まさにチームの中心であり、そのポジションも中央に位置します。
ボランチは、MF(ミッドフィルダー)の真ん中であるCMF(センターミッドフィルダー)というポジションになります!
得点につながりやすいプレーが起こるバイタルエリアにポジションを取り、要所要所で試合を決定づけるプレーをし、チームをまとめていきます。
ちなみにバイタルエリアとは、MFとDF(ディフェンス)の間のスペースを示し、
サッカーでは得点に繋がりやすいプレーが起きやすいとして、重要視されているエリアです。
MF(ミッドフィルダー)であるボランチは、攻撃でも守備でも活躍することが求められます。
そこで、先程話に出てきた「試合の流れをコントロールする」について説明を加えていきながら、ボランチの役割について解説します!
サッカーの試合では、90分間のうち攻め込んでいる時と、逆に攻め込まれている時がありますよね。
そんな時、ボランチは具体的にどのようにして「試合をコントロール」しているのでしょうか?
攻め込んでいる時は、相手のディフェンスを崩すために、ボランチが中心となってパスを回し攻撃を組み立ててていきます。
サイドバックやサイドハーフの選手にパスを出して、相手ディフェンダーの目線をずらしたり、縦パスを狙って一気にゴールへとつなげたりします!
この時大事になるのが、味方のCB(センターバック)からのパスの受け方です。
ボランチの選手はボールをもらうときに、体の向きに注意して相手のプレッシャーを回避し、トラップすると同時にターンして前を向くことが求められます。
ボールのもらい方、体の向き、トラップの仕方などボランチの選手には高度な判断力が求められるのです!
逆に攻め込まれている時は、失点のリスクを減らすために、なるべく自分たちでボールをキープしなければなりません。
そこでボランチは、相手からボールを奪った後にすぐに攻め込むのではなく、
ボランチが中心となって味方同士でパスをつなぎながら時間を作り、落ち着かせるようにコントロールするのです!
このように、試合状況によって今何をすべきかを常に考え、試合をコントロールするのがMFのボランチの役割なのです!
では、試合をコントロールするためにどのように動けば良いのでしょうか?
ボランチの動き方は、攻撃時と守備時で大きく変わります。
攻撃時には、パス回しの中心になること。そしてゴールには繋がらなくても、視野を広く持ち、相手の守備を崩すようなパスを通していきます。
ただ、それだけではいけません!
ボランチの選手は攻撃時にも守備の意識がないといけないのです!
パス回しをしていて相手にとられてしまった時に、カウンターを受けることを想定してポジションをとり、相手の攻撃を未然に防ぐことが大事になります!
常にピッチ全体の相手と味方を把握し、ポジションをとらなければならないのです。
では、守備時はどうでしょうか。
守備時は、バイタルエリアにいなければなりません。
バイタルエリアで、相手にフリーでボールが渡ってしまうと、一気にピンチになってしまいます。
そのため、バイタルエリアに侵入してくる相手選手を常に見張り、相手のチャンスを潰す必要があるのです!
また守備時にボールを奪った後に、速攻するのか、それとも落ち着かせるのか、これを判断するのはボランチの選手であることが多いです。
このようにサッカーのポジションでは、ボランチはとても重要であることがわかりますね!
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ボランチとして、有名な選手に誰がいるでしょうか?
まず最初に紹介するのは、スペインの名門バルセロナのボランチ、セルヒオ・ブスケツ選手です!
ブスケツ選手はボランチの中でも足元の技術に特徴を持ち、ボールの受け方が上手な選手です。
バルセロナは強豪チームということもあり、攻撃の時間が長いチームです。
攻撃サッカーを展開するチームで、ピッチ全体の選手をパス回しで動かし、攻撃のリズムを作っている選手です!
バルセロナの試合ではメッシについ目がいってしまいますが、攻撃の起点となっているのはブスケツであることが多いのです!
次に紹介するのは、2018年W杯の優勝にも貢献したフランス代表のエンゴロ・カンテ選手です!
この選手は小柄ですが、守備に特徴を持ちボール奪取が上手な選手です。相手チームの狙いをいち早く察知し、ボールを刈り取ることがとても上手な選手です。
また、スタミナがあり、90分を通して相手チームを運動量の面でも圧倒します!
最後に、日本人選手を紹介します!
日本代表として最も多くの試合に出場し、J1リーグでも歴代最多出場記録を持つガンバ大阪の遠藤保仁選手です!
遠藤選手はなんといっても、試合をコントロールする力に特徴があります。
遠藤選手が何気なく出すパスには意味があり、それによって試合が左右されるといっても過言ではありません!
遠藤選手がいるのといないのとでは大違いです!日本歴代最高のボランチと言っていいでしょう。
ボランチの選手は直接的な結果を出すことは少ないですが、試合の中で大きな存在感を発揮する選手なのです。
このようにサッカーのボランチの選手には、様々な特徴を持った選手がいます。
それぞれのチームスタイルに合った選手が戦術としてハマった時に組織的な力を発揮します!
「サッカーのボランチとは何か」について参考になったでしょうか?
サッカーの試合では、ミッドフィルダーであるボランチの選手が試合を左右することが多いです。
なのでぜひ、ボランチの選手に注目してサッカーを見てみてください!
また、サッカーのミッドフィルダー(MF)についてはこちらで詳しく扱っているので併せてお読みください!
→サッカーのミッドフィルダー(MF)の役割とは?有名選手も合わせて紹介!
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