「私の娘は、知的障がいと発達障がいを持っています。
小さい頃からとってもいたずらが好きな子だったんですが、なぜか運動した日はとっても穏やかになったんですね。私は登山が趣味なので、里山に連れて行った日には帰ってからもとても落ち着いており、「彼女のストレス発散には運動がいいんだな」と思ったんです。ただ、娘が通えるような運動教室を探したものの見つからず……。それであれば、自分で教室を創ろう！と考えたのが『ケンリハスポーツキッズ』のはじまり。

当初はストレス発散目的でしたが、スタートしてからは多くの子ども達が参加してくれました。やっていくに連れて「学校でもみんなと同じように運動ができるように、学習指導要領を基に、たとえば先に縄跳びを教えよう」と実践してみたり、また、娘をはじめとする個性豊かな子ども達が、極端ですがイジメられないように、空気が読め集団行動ができ、社会に適合できるようなメニューを作ったり……と、トライ＆エラーを繰り返しているところでございます。

運動そのものが脳の発達にも良いと言われていますが、現在はお伝えした通り、ストレス発散はもちろん、スポーツを通して何か子ども達にできることはないかと考えながら事業を運営しています。障がいという個性を持つ子ども達が、1人でも社会に出てから生活しやすくなるような手助けになれれば。この目標をスポーツを通じて実現できれば。この想いを実現すべく、まい進し続けていきます。」

【ケンリハグループ代表：山田健生】