「ラグビーの試合を観ていると各国のキャップの数が紹介されるけど、キャップとは何を意味するの?」
「ラグビーのキャップの数は多いほうが良いの?数によって何が変わるのかを知りたい!」
前回はラグビーの試合時間について詳しく解説しました!→ラグビーの試合時間は約80分!ワールドカップ観戦のためのラグビー解説!
今回はラグビー特有の文化である「キャップ」について詳しく取り上げていきます!
ラグビーの試合を観戦すると紹介される「代表キャップ」。
実はこれは選手がどれだけの回数、国の代表に選出され、国際試合に出場したかということを意味しています。
数字が大きいほど国際試合の経験が多い。
つまり、チームの総キャップ数が多いほど、そのチームに経験値の高い選手が多く、状況判断などが優れている、試合に慣れているということを計ることができます。
ちなみに先日行われたラグビーワールドカップでの日本の総キャップ数は「603」。日本のラグビー史上最も経験値が高いラインナップでした。
ラグビー代表選出の際はこのキャップ数が考慮項目の一つになるなど、選手にとって非常に大事な指標となっています。
では、なぜ国際試合経験をキャップ数で表すようになったのでしょうか。
これはラグビー発祥の地であるイングランドでの慣習が関係していると言われています。
イングランドでは代表選手として試合に出場した選手に対して「キャップ(帽子)」が実際に授与されていました。
毎試合ごとにキャップが与えられるわけではなく、基本的には初出場時に付与。それ以降は5試合出場するごとに星のワッペンが送られ、選手がそれを縫い付けるという形が今では取られています。
また、現在でも50試合や100試合など節目のタイミングでは特別なキャップが与えられるなど、キャップの付与は表彰という意味も持ち合わせています。
ラグビーでは基本的には選手個人に表彰はないため、このキャップが選手にとっての最高の名誉になります。自分がどれだけの試合を戦ってきたのか、「強さの証」となるのがキャップ数なのです。
では日本のラグビーの歴史の中でキャップ取得数が多い選手はだれなのでしょうか?
TOP5選手は以下のようになっています。
1位 大野 均 98個
2位 小野澤 宏時 81個
3位 元木 由記雄 79個
4位 畠山 健介 78個
5位 菊谷 崇 68個
キャップ取得数1位は大野均選手の98個!
1978年生まれ、過去3回にわたりワールドカップに出場し、日本代表を引っ張ってきた選手です。
今回はラグビーの「キャップ」に関して詳しく取り上げました!
多数のキャップを保持している選手がぶつかり合うのが、「トップリーグ」です!
こちらの記事ではトップリーグの歴史やチーム数、人気のチームなどに関して詳しく取り上げているので、ぜひ合わせてお読みください!→これを読めばわかる!「ジャパンラグビートップリーグ」を解説!人気チームはどこ?
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