「車いすラグビーを観戦したいけどルールがわからない…」
「車いすラグビーと通常のラグビーってルールにどれくらいの違いがあるの?」
前回は、車いすラグビーと同じく、パラリンピックの正式種目である「車いすバスケ」に関してルールを詳しく解説しました!→車いすバスケのルールを解説!持ち点、トラベリング、違いは何?
車いすラグビーは通常のラグビーよりもルールがシンプルなことを知っていますか?
今回はそんな車いすラグビーのルールに関して詳しく解説していきます!
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通常のラグビーの見所の1つである、「タックル」。
車いすラグビーでは車いす同士のタックルがルール上許されています。
車いす同士の衝突は非常に迫力があり、白熱した試合を観戦できます。
また、タイヤの中心より後ろへのタックルや、手で他の選手の車いすや体に触れることが禁止されているなど、選手の安全も考えて、細かなルールが設定されています。
車いすラグビーでは車いすバスケと同じく、ポイント制度が定められています。
ポイント制度では、障がいの程度によって各選手に持ち点が設定されます。
選手のポイントは障がいが軽いほど点数が高く、重いほど点数が低くなり、0.5から3.5から7段階のポイントが設定されています。
コート上の4名の合計点が8点以内になるように編成をしなければいけません。
このルールは障害の重い選手も軽い選手も等しく出場機会を与えられるようにという目的でも定められています。
持ち点を超えないようにどのようなメンバー構成にするのか、誰にどのような役割を任せるかなど、通常のラグビーとは違う駆け引きや戦略を楽しむことができます。
また車いすラグビーは男女混合の競技であり、出場する4名の中に女子選手を
入れた場合は0.5点の追加ポイントが許可され、チームの合計8点を超えることができます。
通常のラグビーでは相手の陣地に侵入して得点をするトライ以外にも、ペナルティゴールや、コンバージョンゴールなど多様な得点方法がルールで定められており、それぞれの得点も異なります。
しかし車いすラグビーでの得点方法は相手陣地のトライラインを超える「トライ」のみであり、チームに1点ずつ加点されるシンプルなルールになっています。
また通常のラグビーと違って、前方にいる選手にパスを出すこともできます。
車いすラグビーはバスケットボールと同じコートの広さで、選手が4人ずつのみ、障がいが重い選手も出ることから攻撃側が圧倒的に有利で、ボールを持てば9割は得点できるスポーツとも呼ばれています。
そのため、攻守が入れ替わる「ターンオーバー」のミスをいかに防ぐか、ということが勝利のために重要になってきます。
車いすラグビーでは2種類の車いすが使われています。
1つ目が攻撃型の車いすです。
相手の守備に引っかからないように車いすの周りは凹凸がなく、小回りが利くようにコンパクトで丸みを帯びた形状をしています。
主に持ち点の高い選手(障がいが軽い選手)が使用します。
2つ目に使用されるのが守備型の車いすです。
こちらの車いすは相手の動きをブロックするためにバンパーが前方から飛び出ており、相手選手の動きを抑えるために活躍します。
また、攻撃の際には相手選手の動きを止める、「壁」となる役割を果たします。
主に持ち点が小さい(障がいが重い)選手が使用します。
選手たちはこの2つの車いすから1つを選んで使用するルールになっています。
今回は今注目を集めている車いすラグビーのルールに関して詳しく取り上げました!
「ジャパンラグビートップリーグ」に関してはこちらの記事にて詳細に取り上げているので、ぜひ合わせてお読みください!→これを読めばわかる!「ジャパンラグビートップリーグ」を解説!人気チームはどこ?
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