「ラグビーのパスってどのくらいの種類があるの？パスに関するルールも知りたい！」
「ラグビー日本代表が多用していたオフロードパスとはどんなパスなの？」
前回はラグビーの用語である「ノーサイド」の意味や起源について詳しく解説しました！→ドラマが話題！ラグビー用語ノーサイドとは？意味と起源や由来を解説！
ラグビーの試合では派手なタックルやトライだけでなく、華麗でスピーディーなパス回しも印象に残りますよね！
今回はラグビーのパスの種類やルール。今話題の「オフロードパス」に関しても詳しく解説していきます！
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ラグビーではパスに関してのルールが１つだけあります。
「ボールよりも前方にいるプレーヤーにパスをしてはいけない」というルールです。
この反則は「スロー・フォワード（Throw foward）」と言われています。
したがってボールを前進させるには、ボールを持って前に走るか、または前方に向かってキックをして自分でボールを取るという方法を取らなければいけません。
パスはあくまでも相手との横のズレを作るための手段なのです。
試合の勝敗を大きく分けるパス。そんなパスには非常に多くの種類がありますが、今回は代表的な2つ、「スクリューパス」と「ストレートパス」の2種類について取り上げます！
まず１つ目のパスが「スクリューパス」というものです。
スクリューパスとは簡単に言えば、ボールを回転させて行うパス。
回転により風の抵抗が少なくなるため、スピードと飛距離を伸ばしやすく、遠くにいる選手に正確にパスを届けることができます。
また、パスを受ける選手も軌道がわかりやすいため、キャッチしやすくなります
ただ回転をきれいに、かつスピードのあるパスを出せるようになるためには練習がかなり必要です。
さらには、このスクリューパスは片手メインで投げるのが基本のため利き手ではない方の手でのパスはなかなか難しく、習得するのに時間を要します。
もう１つのパスが「ストレートパス」です。
こちらは先程のスクリューパスとは違い、ボールに回転をかけずに、素早く出すパスです。
パスを出すまでに時間があまりかからないのが特徴で、短い距離にいる味方に対して素早くパスを出したいときなどに使われます。逆に、ボールに回転がかかっていないため、空気抵抗を受けやすく、スピードもあまり出ないため、長距離のパスには向いていません。
近距離でのパスはキャッチする側のミスも起こりやすいため、相手が取りやすい場所にパスを出す技術が必要になるのがこのストレートパスです。
スクリューパスとストレートパス、同じパスでもボールの動き方や使用場面が異なることが分かりましたね！
2019年ラグビーワールドカップで快進撃を見せた日本代表が多用していたのが、「オフロードパス」です。
ではオフロードパスとはどのようなパスの種類なのでしょうか？
オフロードパスとは簡単に言えば、「タックルを受けた選手が倒れながら行うパス」です。
オフロードパスを成功させるには、タックルをされても崩れないほどの強いフィジカルやパスを出す技術、味方との連携が必要です。また失敗をして相手にボールを取られるリスクも高いため、レベルの高いチームでないとミスに繋がってしまいます。
しかし、オフロードパスは相手チームのディフェンスが整う前にパスを繋げ、次々と攻撃を仕掛けることができるため、成功すれば一気に前進、あるいはトライを決めることができます。
失敗したときのリスクも大きいが、成功すれば大きなチャンスになるのがこのオフロードパスなのです。
実際に2019ラグビーワールドカップでは日本代表チームがこのオフロードパスを多用することで相手のDFが整う前に次々と攻め、トライを取っていきました。
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