「ファウルなのに、なんでプレー続行なの?」
「解説でアドバンテージと聞くけど、どんな意味があるの?」
サッカーでは、プレー面で理解出来ても、用語の意味は分からない事もありますよね。
今回は、初心者が勘違いしやすい”アドバンテージ”を解説します!
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アドバンテージとは、「有利」「有利な立場に立つ」といった意味があります。
英語の「advantage」からきており、「有利」「好都合」「長所」といった意味を英語では持ち合わせています。
したがって、使い方や意味は日本語も英語も同じです。
使用の際は、「アドバンテージがある」「アドバンテージを取る」といった使い方をし、「アドバンテージ」単体で使用する事はあまりありません。
では、どのような場面でアドバンテージが使われるのでしょうか?
「ビジネス用語」と「スポーツ用語」の2つに分かれます。
ビジネス用語では「他社と比較して優れている」といった場面で使われます。
スポーツ用語ではテニスや卓球でデュースになった場面で、2点連取しなければ勝敗がつかない事がありますよね。
このような場面で、どちらかが1点先行し、相手より勝利に近づいた時にアドバンテージがあると言います。
次にサッカーにおいてのアドバンテージを見ていきましょう!
サッカーにおいてのアドバンテージの適用はテニスや卓球とは異なります。
アドバンテージを適用されるのは、「ファールを受けた側のチーム」が、攻撃チャンスなど、その時点で試合をとめるより続行したほうが有利な場合、審判が試合をとめずに続行させることを指します。
では少し具体的に見てみましょう。
通常では、ファールの時に主審がプレーを止めます。
しかし、
「攻撃側がファールを受けたが、そのボールがそのまま同じチームの攻撃選手に渡り、攻撃が継続する場合や得点チャンスになった時」
このような場面では審判はプレーを止めず、プレーを続行させます。この状況をアドバンテージをとったと表現します。
また「攻撃側がファールを受けたがプレーを続行し、次のプレーで相手にボールを奪われた。」
そのような状況では前にファールがあったとして、プレーを止める事もあります。
これは前のファールで止めていれば、フリーキックから再度攻撃を続行できたという判断でプレーを止めます。
もちろん、攻撃側が攻撃をやり切った場合は、前のファールに戻ることなくプレーは継続されます。
サッカーにおいてのアドバンテージは、攻撃チャンスを続行させるか、させないかにあります。
チャンスを潰さない審判の配慮であり、上記のような状況をアドバンテージ適用と言います。
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上記したチャンスの場面であってもアドバンテージを適用しないことがあります。
▼退場(レッドカード)に相当するシーン
▼生命に関わる場面(頭を打つ、出血が明らかにある場合など)
▼2枚目のイエローカードになるシーン
などの場合は、攻撃続行はしません。
審判としては、安全なプレー、フェアプレーでサッカーをするためにジャッジします。
あくまで、攻撃を続けること以上に重要な出来事があれば、ファールを取ると覚えておくと良いでしょう。
また、アドバンテージの判断基準は明確には決まっておらず、審判の判断で決定されます。
時には、アドバンテージが適用され、一連の流れが終わった後に、流したファールに対してイエローカードを提示する時もあります。
審判のアドバンテージ適用時は、両手を平行に伸ばして手の平を上に向け「プレーオン」と叫びます。
これにより、遠い選手も近場の選手はもちろん、ベンチスタッフや観客も状況を把握する事ができます。
今回は、サッカーのアドバンテージを紹介しました。
サッカーのルールを知らずに観戦していると、なんで?というシーンも多いはず。
今回を機に、サッカーのルールを調べてみては?
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