前回は「バスケットカウント」というバスケットボールの専門用語について、言葉の意味や、得意としている選手など詳しくまとめました!→バスケの専門用語を解説!スクリーンとは何?プレーの目的は?
バスケットボールの試合を観ていると、ボールを持っていないオフェンスの選手が、ディフェンスの横や後ろに壁のように立ち止まっているシーンを多く目にすると思います。
そこで今回は、この「スクリーン」とういう用語の意味や、プレーの狙いを解説していこうと思います!
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「スクリーン」とは英語で、「ついたて」という意味を持っています。
バスケットボールにおける「スクリーン」も、ディフェンスの動きを止める役割をもつために、このような名前が付けられました。
「スクリーン」とは簡単に言えば、ボールを持っていない一人の選手が、ディフェンスの進む方向の前に立つことで、ディフェンスの邪魔をするプレーのことを意味します。
バスケットボールのオフェンスでは、ボールを持ってドリブルをして1on1をする以外にも、この「スクリーン」を使ったチームプレーが多用されます。
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バスケットボールの試合で多用されるこの「スクリーン」ですが、スクリーンの種類は大きく分けて2つしか存在しません。
1つ目が「オフボール・スクリーン」です。
これはボールのない場所で行われるスクリーンのことを指します。
バスケットボールではボールは一つしかないため、ボールを持っていない(オフボール)選手が4人必ず存在します。
バスケットボールにおいては、この4人の選手がフリーになるためにどのように動くかが重要になってきます。
スクリーンをかけることでディフェンスにズレを作り、味方の選手がフリーでパスを受けられるようにすることがオフボール・スクリーンの狙いです。
チームのエースや、シューターへは、ボールの接触回数を多くしたいため、このようなスクリーンがよく行われます。
またスクリーンを使うことで高さのミスマッチ(身長が大きく身体が強い選手に、背の小さい選手がマークしている状況)や速さのミスマッチ(スピードのあるガードの選手に、足が遅い選手がマークする状況)が作れるため、試合を有利に進めることができます。
2つ目が「オンボール・スクリーン」です。
こちらはオフボールとは違い、ボールを持っている選手と持っていない選手で行われるスクリーンプレーを指します。
「オンボール・スクリーン」の中で有名なプレーが「ピックアンドロール」というプレーです。
ボールを持っていない選手が、ボールを持っている選手のディフェンスに対してスクリーンをかけるプレーで、ボールを持っている選手のドライブやペネトレイトをサポートするために用いられるプレーです。
ドライブやペネトレイトの意味や違いなどはこちらにまとめてあるので合わせてお読み下さい!→バスケの用語を解説!ドライブとペネトレイトの違いとは!?
「オンボール・スクリーン」のプレーでもう一つ有名なのが「トレイル」という攻め方です。
「トレイル」とは、ボールを持っている選手に対し、ドライブを仕掛ける選手がボールをもらいにいくことで、自分のマークマンを剥がすプレーのことを指します。主にスリーポイントなどが得意なシューターが多用するスクリーンプレーです。
スクリーンをかける選手が動く、ピックアンドロールとは違って、スクリーンをかける選手は動かないのが特徴です。
バスケットボールではこの「オフボール・スクリーン」「オンボール・スクリーン」が展開の早い試合の中で何回も使われます。
ダンクや1on1など、派手なプレーに目が行きがちですが、ボールを持っていない選手の動きに注目してみるとチームの戦術や狙いが分かったりして、試合観戦がもっともっと楽しくなります!
試合観戦が楽しくなるためには、ポジションごとの役割を知ることも大切です。
これらの記事では、「ガード」「フォワード」「センター」のそれぞれの役割に関して詳しく取り上げているので合わせてお読みください!
バスケのポジション一覧!番号、役割これを読めば全てが分かる!
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