「バレーボールのクイックとは具体的にどのような攻撃方法なの?」
「バレーボールの試合を観戦していると、AクイックやCクイックなどの言葉を耳にするけど、どんな種類がクイックにはあるの?」
前回はバレーボールの全ポジションに関してその役割や動き方、有名選手など詳しく取り上げました!
バレーボールといえば、強烈なスパイクがとても印象的ですよね!
今回はそのスパイクの種類の一つであるクイックに関して詳しく取り上げていきます!
「クイックとはそもそも何なのか?」「クイックには具体的にどのような種類があるのか?」
最後までお楽しみください!
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通常のスパイクではセッターがボールを高く上げ、ボールに合わせてスパイカーが助走を取り力いっぱいボールを打ち込みます。
それに対してクイック攻撃では、セッターは通常よりも低くかつネットに近い位置にトスを上げます。センターの選手はそれに対して短めに助走を取り、ボールがネットを超えた瞬間にボールを打ち込みます。
大きな動作を取る時間がなく、体重をボールに乗せ切ることができないため通常のスパイクよりも威力は落ちてしまいますが、相手のブロックに捕まる前に打ち切ることができます。
また、相手チームにクイックの印象を与えておくことで、センターの選手に最低一枚はブロッカーを付けさせることができるため、サイドの選手が楽にプレーすることができるようになります。
実はクイック攻撃には「Aクイック」「Bクイック」「Cクイック」「Dクイック」という4種類が存在します。
これらクイックはなるべく早く攻撃を展開するという特徴は変わらないのですが、スパイクを打つ場所が変わってくるため名称が変わります。
セッターから前方の斜め上に短く速いトスをあげるのが「Aクイック」。
それに対してセッターから2~3m前方へ速くトスをあげるのが「Bクイック」です。
「Bクイック」の際は山なりにトスをあげるのではなく、ネットとできる限り平行になるようにトスを上げます。
「Cクイック」「Dクイック」は両方ともセッターの背面の位置で行われるプレーになります。後方斜め上に短く上げるのが「Cクイック」。後方に2~3m離れた位置にトスを上げるのが「Dクイック」です。
「Cクイック」「Dクイック」ではセッターは背面へとトスを出さなければいけないため難易度が非常に上がりますが、成功すれば相手の防御が薄い場所を狙って攻撃することができます。
クイックで特に重要になるのがセッターの技術力です。
セッターの役割や求められる能力に関してはこちらの記事で詳しく取り上げているので、ぜひ合わせてお読みください!
クイックから派生する上級テクニック、それが「一人時間差攻撃」です。
センターの選手はAクイックを打つと見せかけて飛ぶ瞬間に一度動きを止めます。相手選手がクイックにつられた後にタイミングをずらしてアタックを打つ。
決まると非常に効果的なプレーですが、垂直跳びで高く跳べる運動能力や判断能力が必要となる高度なプレーです。
バレーボールではこの他にもセンターからライト方向へ走りながらジャンプをしてスパイクを打つ「ブロード(移動攻撃)」や前衛ではなく後衛からスパイクを打つ「バックアタック」など様々なスパイクの種類が存在します。
今回はバレーボールのスパイクの一つである「クイック」に関して詳しく取り上げました!
こちらの記事ではスパイクに大きく関係してくるアタッカーのポジションに関して詳しく取り上げているので、ぜひ合わせてお読みください!
→バレーボールのアタッカーの役割とは?有名選手も合わせて紹介!
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