「ピッチャーには具体的にどのような投げ方があるんだろう。」
「ピッチャーの投げ方の種類ごとにその特徴を知りたい!」
前回はピッチャーからキャッチャーまでの距離や、その距離が設定された裏話について詳しく取り上げました!→ピッチャーからキャッチャーまでの距離は?少年野球、プロで距離が違う!
野球の花形ポジションである「ピッチャー」。
ピッチャーの投げ方には、実は様々な種類があることを知っていますか?
今回はピッチャーの球の投げ方の種類や、それぞれの投げ方の長所や短所などについて詳しく取り上げます!
ピッチャーの投げ方の1つ目としてご紹介するのは、オーバースローです。
水平より上からボールを投げるフォームです。
オーバースローの投げ方の良さは、以下の点となります。
・球速が出やすい
・もっとも高い位置からの投げ方で、ボールを持っている時間が一番長く、真上から真下へ向けて角度のあるボールを投げる事ができる
・変化をボールにつけやすい。
対して、オーバースローは他の投げ方と比べて、身体への負担が大きいことやコントロールをしにくいという事が難点です。
とはいえ一番ポピュラーな投げ方で、ほとんどのピッチャーがオーバースローです。
続いてご紹介するのが、地面とほぼ水平に横から投げるフォームである、サイドスローです。
サイドスローの特徴としては
・横の変化球が投げやすい
スライダーやシュートといった横回転の変化球をより投げやすくなり、変化も大きくなります。
・ストレートに横からの角度をつけられる。
内角、外角どちらに投げたとしても角度がついているため、バッターからすると打ちにくいボールを投げる事ができます。
・コントロールがしやすい
オーバースローやスリークォーターと比べて安定したコントロールで投げられます。
一方で、サイドスローには以下のデメリットがあります。
・落ちるボール、縦の変化がつけにくい
・オーバースローなどと比べて球速が出ない
・腰や肘への負担が大きい
他の投げ方と比較すると肩への負担は少ないのですが、遠心力を使って投げるのため、肘や腰への負担が大きいです。
続いては、スリークォーターという投げ方をご紹介します。
オーバースローを垂直、サイドスローを水平とした時に肘の角度がスリークォーター(4分の3)、つまりオーバースローとサイドスローの中間なのがこちらの投げ方です。
特徴としては以下のような点が挙げられます!
・球速が出やすい
オーバースローと同じく、肩を使って振り下ろす形でボールを投げられるため、球速が出やすいです。
・コントロールがしやすい&身体への負担が少ない
身体をバランスよく使う投げ方なためコントロールがしやすく、身体への負担も小さいです。
・変化球が投げやすい
フォークボールなどの落ちる球やシュートやスライダーなどの横回転のボール、どちらも使う事ができる投げ方です。
最後にご紹介するピッチャーの投げ方は、アンダースローです。
アンダースローとはその名の通り、サイドスローよりも低い位置からボールを投げる投げ方です。
アンダースローの特徴は以下の通りです!
・独特な軌道をボールが描く&アンダースローで投げられる選手は少ない
アンダースローは下からボールが放たれ上に上がり、そして下に落ちていくという軌道を描くため、バッターから見るとボールが浮いたように見えます。
また、アンダーで投げる選手は本当に少なく、バッターもあまり目が慣れていないため対応に時間がかかります。
対して、球速が出ない、モーションが大きく盗塁が狙われやすいというのがこの投げ方の弱点と言えます。
今回はピッチャーの投げ方の種類とその長所や短所について詳しく取り上げました!
投げ方と密接に関連しているのがピッチャーが投げる球種です。
球種の特徴や投げ方を知ることでピッチャーというポジションに関してより理解を深める事ができます!
こちらの記事ではピッチャーの各球種の特徴と投げ方に関して詳しく取り上げているので、ぜひ合わせてお読みください!→【野球の球種一覧】軌道や投げ方を詳しく解説!変化球の種類とは!?
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