「変化球やストレート、野球には球種が多すぎて把握しきれない…」
「野球の球種には色々な種類があるけど、それぞれのボールの軌道や特徴などを詳しく知りたい!」
前回はパ・リーグにて導入されているDH(指名打者)制度について詳しく解説しました!→【野球ルール解説】指名打者の略であるDH制度とはどんな意味?
プロ野球や高校野球の試合を見ているとピッチャーが様々な球種を用いてバッターと駆け引きしているところを見ることができますよね。
しかし、野球の球種は非常に多く、それぞれのボールの軌道や特徴を覚えておくのはなかなか難しいですよね。
そこで今回は野球の球種の一覧を解説を交えながらご紹介していきます!
まず始めにご紹介したいのが、ピッチャーの基本であるストレートです。
ストレートは軌道が真っ直ぐで、スピードの速い球です。
実際は重力がボールにかかるため、若干下にボールが落ちるのですが、バックスピン(上向きの縦回転)をかけることによってボールが下に落ちないように投げています。
プロ野球のストレートの平均速度は時速140キロ。
投げる球の約50%がストレートになっています。
・カーブ
カーブによって投げられたボールは、ピッチャーの利き腕と反対の方向に大きく曲がりながら落ちる軌道を描きます。スライダーと曲がる方向は同じですが、球速が遅く、横の変化よりも縦の変化が大きいのが特徴として挙げられます。
速いストレートやスライダーの間にカーブを挟むことによって、球速の緩急の差が大きくなり、バッターの感覚や判断を狂わせることができます。
・スライダー
スライダーはカーブと同じく、ピッチャーの利き腕と反対方向に大きく曲がる球種です。カーブと比べて球速が速く、バッターからすると「球が急に曲がった」という感覚になります。縦や斜めなど曲がる方向は様々で、特に球速が速いものなどは高速スライダーと言われたりもします。
・シュート
シュートは縦方向の変化が少ないのが特徴です。そのため、空振りをさせるのは難しいのですが、詰まったあたりをさせやすく、ゴロをピッチャーに打たせやすい球種となっています。ファウルを打たせてカウントを取らせたい時、長打や犠牲フライが怖い時など様々な場面で活用できる使い勝手の良い変化球の一つです。
・シンカー
シンカーは利き手の方向に曲がりながら、縦方向に沈む軌道を描くのが特徴です。ピッチャーの利き腕と逆の向きで構えるバッターに対しては打者から逃げるように外側に沈んでいく軌道を描くため、空振りを取ることができます。
・フォーク
直球と同じ軌道から急激に縦に落ちるため空振りを奪いやすいのがフォークの特徴です。ストレートはボールに縦の回転をかけるのに対して、フォークボールはなるべくスピンをかけないように投げます。そのため、すっぽ抜けるとただの緩い直球になってしまうため注意が必要です。
・スプリット
速い球速で縦に落ちる軌道を描くため、高速フォークとも言われています。
途中まではストレートと同じ軌道を描くのに、手元でスッと球が落ちる変化をするために、バッターは思わず空振りをしてしまいます。大谷翔平選手が武器としている球種です。
・カットボール
カットボールとは別名「動く球」と呼ばれている変化球で、ストレートと変わらない球速ながら、バッターの手前でボールが少し動くためにこのような名前が付けられました。バッターの手元で利き腕とは逆の方向にボール1個分横にずれるような軌道を描きます。
最後にご紹介するのがチェンジアップという変化球です。
チェンジアップはストレートの軌道でも回転をあまりかけないため、ボールは減速をしながら沈むという動きをします。
速いストレートの後にチェンジアップを投げられると、同じ投球フォームなのに球速が急激に落ちるため、バッターはタイミングを外してしまいます。
しかし、バッターにチェンジアップを読まれてしまうと綺麗に打たれてしまうため、チェンジアップを投げるタイミングを見極めることが重要になってきます。
今回は野球の球種についてその軌道や特徴について詳しく取り上げました!ストレートが速いピッチャー、スライダーが上手なピッチャーなど、ピッチャーによって勝負球は変わってくるので、そこに注目して野球を観戦してみても面白いかもしれません!
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