「ノルディック複合とはどのような競技なの?魅力を知りたい!」
「ノルディック複合をテレビで見たことがあるけど、ルールがあまり分からない...」
前回はスキーの起源や、オリンピック競技としての歴史について詳しく取り上げました!
→スキーの起源とは?オリンピック、日本での歴史も併せて解説!
スキージャンプとクロスカントリースキーの両方を戦い、勝敗を決めるノルディック複合競技。
今回はそんなノルディック複合とはどのような競技なのか?競技の魅力やルールについて詳しく解説していきます!
冒頭でも触れたように、スキージャンプ競技、クロスカントリースキー競技の両方を実施して、その両方の成績で勝敗を決めるのがノルディック複合。
スキージャンプでは瞬発力やテクニック、クロスカントリースキーでは持久力や精神力のそれぞれが高いレベルで求められます。
そのため、ノルディック複合はスキー競技の中で最も難度の高い競技とも言われます。
ノルディック複合で優勝した選手は、「キング・オブ・スキー」とヨーロッパでは称されます。
スキージャンプ、クロスカントリーのそれぞれの競技の特徴に関しては下記の記事にて詳しく取り上げているので、ぜひ併せてお読みください!
→スキージャンプってどんな競技?ルールや採点基準を分かりやすく解説!
→クロスカントリースキーってどんな競技?ルールは?徹底解説します!
スキージャンプ、クロスカントリースキーの2つの種目が行われるノルディック複合ですが、グンダーセン方式、マススタート方式という2つの方式が存在します。
【グンダーセン方式】
スキージャンプを先に行い、その成績に従ってクロスカントリースキーを時間差スタートによる追い抜き(パシュート)で争う方式です。
クロスカントリーではスキージャンプの成績が1位の選手からスタートし、最初にゴールした選手、またはチームが優勝となります。
近年のオリンピックやワールドカップでは、このグンダーセン方式でノルディック複合が開催されることが多いです。
1990年代には前半のジャンプ競技で優位に立ち、後半のクロスカントリースキー競技で逃げ切るのがグンダーセン方式での必勝パターンとなってしまっていたため、前半のジャンプのポイント比重を下げるルール改正が現在では行われました。
【マススタート方式】
クロスカントリースキー→スキージャンプの順に行われるのがマススタート方式。
クロスカントリースキーでは全選手が一斉にスタートを切る「マス」方式が採用され、1位通過した選手を基準に、タイム差でポイントが配分されます。
クロスカントリースキーでのポイントとスキージャンプでの得点(飛距離点+飛形点)を合計した得点で順位が決められます。
ノルディック複合では個人戦だけでなく、団体戦も実施されます。
団体戦はどのようなルールで実施されるのでしょうか?
団体戦では4人でチームを編成し、グンダーセン方式が採用されています。
4人の選手のスキージャンプの合計得点をもとに、次のクロスカントリースキーの出発の順番が決まります。
クロスカントリースキーでは個人戦とは違い、4人でのリレー方式で競技が行われます。
チームメンバーでお互いに支え合いながら戦う姿は団体戦の魅力の1つです。
北京2022冬季オリンピックでは男子団体がノルディック複合競技で銅メダルを勝ち取る快挙を達成したのは記憶に新しいですね。
今回はノルディック複合の競技の特徴、そしてルールについて詳しく解説しました!
こちらの記事ではスキージャンプを始め、スキー競技の種類を一覧で紹介しているので、ぜひ併せてお読みください!
スキー競技の一覧を紹介!大きく分けて6種類も種目が存在する!?
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