「スキーはどのように誕生したの?競技になったのはいつ?」
「日本にスキーはどのように広まってきたの?オリンピック競技としてのスキーの歴史も知りたい!」
前回はスキー競技の一覧やそれぞれの競技の歴史について詳しく紹介しました!
→スキー競技の一覧を紹介!大きく分けて6種類も種目が存在する!?
日本だけでなく世界でも多くの人に楽しまれているスキー。
冬季オリンピックでもいくつかのスキー競技が実施されていますよね。
今回はそんな人気スポーツであるスキーの起源。日本でスキーがどのように広まっていったのか。オリンピック競技としてのスキーの歴史も詳しく解説していきます!
現在ではスポーツとして楽しまれているスキーですが、紀元前1万年前に、雪上を歩きやすくする道具が発明されたことがスキーの起源とされています。
とはいえ、初期のスキーは現在のような2枚の板を身につける形ではなく、日本でいうかんじき(泥上や雪上など不安定な地面を歩くための民具、今でいう草履に似たもの)に似た形をしていました。
スキーを履くことで雪上を素早く動作できるようになるため、雪の多く降る地域である北米、中国、ロシアなどで、狩りをする際に主に使用されていました。
スキー発祥の国は諸説があり、ロシア、中国とされる説もありますが、北米のノルウェーが発祥国であるという説が最も有力です。
スキーという言葉もノルウェー語で「薄い板」を意味する言葉からきています。
雪上での移動・交通であったスキーがスポーツやレジャーとして楽しまれるようになったのは19世紀のこと。
1870年代に速さや飛距離を競うスキー競技となり、1879年にはノルウェーで初めてのスキー競技の大会が開催されました。
1911年、オーストリア陸軍少佐であるレルヒという人物がスキー練習会を行ったのが日本のスキーの歴史の始まりだと言われています。
1808年に、樺太でスキーを履いた人の記録があるため、レルヒ少佐が指導をする前からスキーは存在していたみたいですが、実際に集団に対しての指導や練習は1911年に初めて行われたとされています。
当時のスキーは日本軍の雪山での移動手段として取り入れられ、訓練が重ねられました。
スポーツや娯楽として日本にスキーが定着したのは1930年代以降。
交通網や科学技術の発展により多くの人々が気軽に雪山に移動できるようになり、次第に冬の娯楽として認識されていきました。
第二次世界大戦以降はスキーブームが巻き起こり、温泉ができたり、ゲストハウスが用意されたりなど、スキーリゾートは次第に巨大化。
今でも冬の定番スポーツとして君臨し続けています!
20世紀に入ると技術の発展によりスキー用具の滑走技術が向上し、スキーはスポーツとして本格的に世界に認識されるようになります。
スキーがスポーツとして認識されるようになってきた流れの中で開催された1924年の第1回の冬季オリンピック。
当時はスキージャンプ、クロスカントリースキー、ノルディック複合の3つの種目がオリンピック競技として採用されました。
第1回の冬季オリンピックでの3つのスキー競技の優勝は全てノルウェーの選手だったとか..流石はスキー発祥の国ですね!
その後、時代が進むごとにオリンピックのスキー競技は追加されていき、現代では第1回冬季オリンピックで行われた3種目に加えて、アルペンスキー、バイアスロン、フリースタイルスキーの3種目が追加され、大きく分けて6種類のスキー競技が実施されるようになりました。
今回はスキーの起源、日本での歴史、オリンピックでの歴史に関して詳しく取り上げました!
こちらの記事ではスキージャンプを始め、スキー競技の種類を一覧で紹介しているので、ぜひ併せてお読みください!
→スキー競技の一覧を紹介!大きく分けて6種類も種目が存在する!?
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!