11対11で行われるサッカーの試合。
試合中、選手の怪我やチームの戦術を変更するために選手交代が認められています。
交代できる人数は以前から決められていましたが、新型コロナウイルスの影響により変更されました。
そこで今回は、サッカーの交代枠について詳しく解説します!
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サッカーでは試合中に決められた人数の選手を交代できるというルールがあります。
選手交代が導入されたのは1953年。
当初は「負傷した場合のみで最大2名まで」と決められており、1995年にはポジションに関係なく3名まで交代可能となりました。
ただし、いつでも・何回でも交代できるわけではなく、交代回数はハーフタイムを除く3回まで。
ハーフタイム中は何人でも交代していいの?と思う方もいると思いますが、1試合で交代枠は最大3名までと決められているので、ハーフタイム中に交代するかしないかの違いがあるだけです。
交代できるタイミングはプレーの停止中。
交代前には主審に交代理由を説明してからピッチ上の交代する選手がピッチの外に出てから入ることが出来ます。
交代してピッチの外に出た選手は、延長戦やPKの際もピッチ上に戻ることは出来ず、これらのルールを守らなかった場合はイエローカードやレッドカードの対象になります。
2018年に行われたW杯ロシア大会からは、延長戦に突入した場合は1人増えて4人を交代選手として指名できるようになりました。
延長戦前に3人の交代選手を使ってしまい、怪我などでピッチ上の選手が足りなくなっても新たに選手を使うことは出来ません。
ただし、国際サッカー評議会(IFAB)は2020年12月に「交代枠を使い切った後でも、脳震盪が起きた際には追加で選手交代を認める」という判断がされました。
そのため、2021年シーズンからJリーグでも脳震盪による交代が認められています。
先ほどもお伝えしたように、これまでサッカーの公式戦で交代できる選手は「3人」とされていました。
しかし、2020年の新型コロナウイルスの影響のため世界中のリーグ戦が中断。
リーグは再開されたものの中断された分の試合を行う必要があり、選手のスケジュールはとても過密になってしまいました。
そこで、過密スケジュールによる選手の疲労や怪我のリスクの軽減のために交代枠の人数は「5人」に増やされたのです。
はじめは、2020年12月31日までの一時的な変更ルールでしたが、2021年5月にサッカーのルールを決定する国際サッカー評議会(IFAB)は2022年12月31日まで
交代枠5名のルールを延長することに決定しました。
2022年にはW杯カタール大会があり、交代枠5名のルールが適用されることになります。
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交代枠が増えたことでいくつかのメリットが生まれています。
・選手の怪我や疲労の軽減
・試合の流れを変えやすくなった
・始めから出ている選手も最初から積極的にプレーできるようになった
・監督が思い切った采配をしやすくなった
・若手選手の起用チャンスが増えた
コロナの影響による過密スケジュールをやりきるためのルール変更でしたが、選手の負担軽減以外にも上記のようなメリットがあります。
Jリーグの発表によると、2019年と2020年シーズンのJ1総得点は797点から866点に伸びており、試合のクオリティーを下げないということに関してもメリットになっているという見方もあります。
今回はサッカーにおける交代枠について解説しました!
交代枠が増えたことで試合の流れがどう変わっていくのかなどにも注目しながら観戦すると面白いかもしれませんね!
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