サッカーの試合で審判が出すグリーンカード。
試合中に見たことがある方も多いのではないでしょうか?
サッカーではグリーンカードのほかに退場を表すレッドカードや、警告を示すイエローカードも使われていますが、グリーンカードにはどのような役割があるのでしょうか?
今回はサッカーで使われているグリーンカードについて詳しく解説します!
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サッカーにおけるグリーンカードは「フェアプレー、リスペクトのある行為」というポジティブな意味として使われます。
日本サッカー協会(JFA)が示すフェアプレーは以下の通りです。
1.ルールを正確に理解し守る
2.ルールの精神(安全・公平・喜び)
→サッカーのルールは自他ともに安全で公平に楽しくプレー出来るように作られている。
3.レフェリーに敬意を払う
4.相手に敬意を払う
このように、試合である以上、敵と味方であることはもちろんですが、それ以前にサッカーを楽しむことが大切にされているます。
お互いが気持ちよくプレー出来るようにするためにもフェアプレーはとても大切だと分かりますね。
グリーンカードは、U‐12以下の大会でフェアプレーを広めるために2004年から日本サッカー協会が導入した制度で日本で始まりました。
グリーンカードは勝敗には無関係で、グリーンカードが提示されても加点されることはありません。
対象選手に対して「今のフェアなプレーだったよ!」「リスペクトのある行為だったよ!」という賞賛を表します。
試合では、レフェリーがフェアプレーやリスペクトのある行為をした選手に対してグリーンカードを出します。
提示する際には、プレーが中断したタイミングで主審が対象プレイヤーに対してグリーンカードを提示します。
そのため、グリーンカードを提示するためにプレーを中断することはありません。
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実際にどのようなプレーや行為がグリーンカードの対象となっているのでしょうか?
日本サッカー協会は、以下のプレーや行為をグリーンカード対象の基準としています。
1.ケガをした選手への思いやり
2.意図していないファウルボールの際の謝罪や握手
3.スローインやCK(コーナーキック)、GK、ゴールでボールが境界線を出た時の自己申告
4.問題となる行為を起こしそうな味方選手を制止する行動
5.警告も退場も受けずにポジティブな態度を示す
このように、クリーンな試合に相応しいプレーがグリーンカードの対象となります。
試合のライブ中継などでケガをして倒れこんでしまった選手に手を差し伸べている選手を見たことはありませんか?
まさにこれがグリーンカードに当たる行為の例です。
先ほどもお伝えしたように、グリーンカードによる加点などはありません。
しかし、レッドカードやイエローカードで不適切な行為を示すだけでなく、「良い行為」も示すことで、育成時代の子供たちにフェアプレーの精神の大切さを伝えられるというメリットがあります。
プロサッカーでもグリーンカード制度はあります!
日本で誕生したグリーンカードは、U‐12以下と決まっていますが最近では海外でもグリーンカードが導入されているのです。
2015年には、イタリアのプロサッカーリーグであるセリエBでフェアプレー向上のために導入され、2016年にはプロサッカー界で初めてグリーンカードを出されたと話題になりました。
2017年にはブラジルサッカー連盟でもグリーンカードの導入が決定されました。
日本のプロサッカーでグリーンカードは使用されていませんが、Jリーグには「フェアプレー賞」「フェアプレー個人賞」が設けられています。
フェアプレー賞をもらったクラブには…
J1(上位3クラブ):賞金250万円・記念品
J2 :賞金125万円・記念品
J3 :賞金50万円・記念品
フェアプレー個人賞はJ1のみで25万円と記念品が贈呈されます。
国際サッカー連盟(FIFA)でも1970年以降のFIFAワールドカップから「FIFAフェアプレートロフィー」が贈られるようになり、1987年以降は、世界中のサッカー競技を対象に授与する「FIFAフェアプレー賞」もあります。
ちなみに、「FIFAフェアプレートロフィー」の第1回受賞者は1968年のメキシコオリンピックで銅メダルを獲得した日本チームでした!
今回はサッカーにおけるグリーンカードについて解説しました!
フェアプレーやリスペクトのある行為は世界中で重要視されていることがよく分かりますね!
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