箱根駅伝はいつから始まったの?テレビ中継や給水の始まりも解説!

編集部 スポジョバ

箱根駅伝はいつから始まったの?テレビ中継や給水の始まりも解説!

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先人たちの熱き想いが作り上げた箱根駅伝!

長い歴史を持つ箱根駅伝。

皆さんは、箱根駅伝の歴史をご存知ですか?

今回は、お正月の風物詩として人気を集め続けている箱根駅伝の歴史について解説します!

テレビ中継や、給水の始まりについても解説しているので、ぜひ最後までお読みください!

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「マラソンの父」の熱き思いが込められた箱根駅伝の歴史とは?

毎年1月2日・3日に行われている箱根駅伝。

その歴史は、1920年にさかのぼります。

はじまりは「世界で通用するランナーを育てたい」という金栗四三氏たちの思いからでした。

金栗氏といえば、2019年にNHKで放送された「大河ドラマ・いだてん」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

金栗氏は「彼がいなければ、箱根駅伝は存在しなかったかもしれない」とまで言われる「マラソンの父」

日本人として初めてオリンピックに出場し、日本のマラソン界の普及に尽くしてきた人物です。

1917年には、箱根駅伝の原型と呼ばれ、日本初の駅伝である「東京奠都(とうきょうてんと)五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」が開催されました。

この大会は、京都の三条大橋をスタートし、東京までの516キロを昼夜問わず走り繋ぐというものでした。

関東チームと関西チームの2組、各23名の選手がたすきリレーを行ったこの大会は、大成功を収めたのです。

日本初となった「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」の成功が金栗氏たちの思いを後押し、彼らは大学や師範学校、専門学校などに箱根駅伝への思いを伝えて参加を呼びかけました。

その結果、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、東京高師(現筑波大学)の4校が参加し、1920年2月14日「四大校駅伝競争」という名前で、箱根駅伝が始まりました。

現在では、関東学生陸上競技連盟に加盟している大学のうち、前年度大会でシード権を獲得した上位10校予選会を通過した10校、そして関東学生連合チーム(旧関東学連選抜)を合わせた計21チームが参加しています。

ちなみに、関東学生連合チームの制度は2003年の79回大会から実施され、予選会を通過出来なかった大学のうち、記録上位の選手が1校につき1人選ばれて構成されています。

このように箱根駅伝は、マラソンの父こと金栗氏たちの「世界で通用するランナーを育てたい!」という熱き思いが形となって続いている大会なのです!

箱根駅伝の「花の2区」とは?2区のコースや歴代記録について知りたい方はこちらをお読みください!


テレビ中継の実現は大変だった?!給水の始まりやルールもご紹介!

今では、誰もがテレビ中継を通してレースを見ることが出来ますが、大会当初からテレビ中継が行われていたわけではありません。

冬場に行われる箱根駅伝では、箱根の電波が悪かったため、テレビ中継をすることが出来ませんでした。

そこで、日本テレビが山中に無線機地を設置して電波を飛ばせるよう整備したのです。

そのおかげで、1987年からテレビ中継が行われるようになりました。

そして、現在に至るまで、毎年20%以上の高視聴率をマークし続けています。

視聴率20%というのは「大ヒット」に価する数値です。

まさに、お正月を象徴するイベントだと言えますね。

また、今ではおなじみとなっている給水シーンは、1997年に行われた73回大会から始まりました。

理由としては、72回大会で箱根駅伝史上初となる途中棄権が2校も出てしまったため。

両校とも怪我による棄権でしたが、前回大会に当たる71回大会でも途中棄権が出ていたこともあり、脱水症状などの防ぎやすい棄権は防ごうと運営側が判断したためと考えられます。

そして、給水にはいくつかの規定が設けられており、2015年の91回大会に改正されたルールは…

・給水は給水員による2か所での定点給水のみ可能
→監督車から監督が給水を行うことも禁止されました。これは給水をする場所によっては道路交通法に反する可能性があるためです。

・1区と6区は給水なし
→1区は最初の区間で、選手が集団になっていることが多く、給水員が加わると転倒や接触のリスクを伴うためとされています。また、復路のスタート区間である6区は、早朝で気温が低く、山下りで並走することは怪我などのリスクを伴うためです。

このようになっています。

学生駅伝において最長距離の箱根駅伝では、予想外のアクシデントが起こることも多々。

そのため、選手たちの体を守るために給水は必要不可欠なのです。


車も提供車両!沢山の人に支えられている箱根駅伝!

みなさんは、テレビ中継などで選手の後ろを走っている監督車や選手を先導している伴走車を見たことがありますか?

実はこれら運営車両はすべて協賛企業から提供されているのです!

2004年の80回大会以降、トヨタ自動車が大会運営に関わる車両を提供し、2011年から協賛メーカーとしてすべての運営車両を提供しています。

提供車両は1973年から行われており、陸上自衛隊によるジープから始まり、三菱、ホンダ、トヨタと移り変わってきました。

提供車両のほか、箱根駅伝では、サッポロビールやトヨタ自動車、ミズノなど大手企業がスポンサーに付いており、運営を支えています。

全国規模で行われている大会ではなく、あくまで関東の大学のみが参加している駅伝。

しかし、宿泊予約をとって現地で観戦する方や、毎年12月中旬に発売される公式グッズがすぐに売り切れるなんてことは毎年のように起こります。

まさに、日本中から注目され続けているビッグイベントといえる箱根駅伝。

ぜひ、みなさんもお正月は箱根駅伝を見てみてください!

今回は箱根駅伝について解説しました!

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