「リスクこそが人を成長させる」。27歳のスポーツベンチャー社長・橋本貴智、人生の信念(前編)

スポジョバ編集長 久下真以子

「リスクこそが人を成長させる」。27歳のスポーツベンチャー社長・橋本貴智、人生の信念(前編)

スポジョバ編集長 久下真以子

あなたは会社を選ぶとき、何を軸に選びますか?給料や、仕事内容、社風…そして多くの人が求めるのが「安定性」。そんな中、今回はベンチャー企業の価値観に迫ります。

スポーツ系企業「Ascenders」は、スポーツ分野の人材育成やマネジメントなど「ヒト」にフォーカスした事業を行っています。CEOの橋本さんが大学4年のときに起業し、グローバルな企業への道のりを歩んでいます。

しかし、橋本さんの歩んだ道は、決して平坦なものではありませんでした。前編では、起業家としてのマインドが培われた背景や、起業までの軌跡を伺います。

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起業家マインドは小学生時代から培われていた?「やり続ければ必ず花は咲く」


ーー会社のHPなどのプロフィールには、「バスケでインターハイ3回出場。センター試験3回出場」とあります。耳に残るキャッチ―なものですね。

「本当は国体とかウィンターカップも含めると7回出ているんですけど、3と3でいい響きだなと思って(笑)」

ーー橋本さんは、小学校からバスケを初めて、強豪の八王子高校バスケ部でキャプテンだったんですよね。

「小学校時代は田舎の弱いチームで、1年間”0勝全敗”だったんです。そのあと、仙台から愛知県に引っ越して、強いチームに入ったことで自分も上手くなっていきました。続けているうちに、気が付いたら八王子高校(東京)のキャプテンになっていました」

ーーその後、2年間の浪人を経て早稲田大学に入学しています。

「バスケは実業団に入って続けていくんだろうな、という感覚でやっていたのですが、入学前から早稲田大学に行きたくて、推薦をもらえると聞いていたのに、学校の事情でもらえなくて、他の大学の選択肢もあったんですけど、浪人することに決めました」

ーーそこまでしてなぜ早稲田に?

「1つめは、祖父の遺言が”早稲田に行け”という言葉だったことです。祖父も父も早稲田出身なので。2つめは、1浪目の年度末に東日本大震災が起きて、地元の友達が心配で電話したら、”勉強頑張ってね”って逆に励まされちゃったんです。そしたらもう、意地でも受かろうと。現役時代28だった偏差値は、77まで上がりました」

ーー28から77!すごい。バスケも大学受験も、最初はうまくいかなかったところから上がっていくという道のりを経験しているからこそ、起業も出来たのかもしれないですね。

「あんまり恐れとかはなかったですね。僕はたぶんいつも、周りのスタートラインより下なんですよ。でも”ちゃんとやっていけばいつかはこれくらいの勢いまで行ける”というのを経験できたのは大きいですね。才能はなくても、ちゃんと継続して環境に合わせていけばいいんです」


「他人事」が「自分事」に。起業のきっかけは、親友の一言


ーーその後、大学4年の2015年に今の事業の前身を始め、翌2016年に「Ascenders」を創業しました。

「卒業時に月60万くらい稼げていたので、これはもう社会人で給料をもらうよりはこのまま株式会社にしてしまおうと。オリンピックイヤーでしたし、それに失敗するなら若いうちにした方がいいという感じでした」

ーースポーツ分野で起業をしようと思ったのはどうしてですか?

「もともと大学時代にお世話になっていた人に、”スポーツ分野で起業したらいい”と言われていました。後押しになったのは、小学校時代のチームメートで今はBリーグでプレーしている宇都直輝選手の一言です。”セカンドキャリアどうしようかな”という言葉を聞いて、それまで他人事だったことが急に身近なことのような感覚になったんです。”彼ができる仕事って何だろう”という思いが今の仕事にも受け継がれているんです」

ーー彼の一言もあって、「人材領域」でスタートしたのですね。

「スポーツって人がいないとできないんですよ。例えば僕はビジョンとして”スポーツの夢の国を創る”と掲げている。アメリカにあるIMGアカデミー(世界最大級の総合スポーツ施設)みたいなものを作りたいと思っていて、でも日本で3社くらい企画ベースまでいってたのに結局やめちゃった大手企業があって、その理由が3社とも”人がいないからできない”っていわれたんですよ場所もお金もあるのに、人がいないからできない。だったら人にフォーカスした専門的な人材を育てて、アカデミーを作れる人材でチームを形成していこうというのが、今の事業のもとになっています」

ーー大変だったことってありますか。

「いっぱいあります。自分が食べていくことと、会社を食べさせていくことは全然違いました。自分が食べに行くことはすごく簡単だと思ったんですけど、自分が稼げばいいだけなので。でも会社という仕組みを作って中にいる人たちに給料を与える立場になるとわけが違うので、何でだろうと悩んだ時期はありました」






信用と人脈は足で稼ぐ!リオ五輪での「プライスレス」な経験


ーーそんな中、創業初年の2016年にリオデジャネイロオリンピックに行ったそうですね。

「”東京オリンピックに関わりたいです”という人は当時からたくさんいましたが、じゃあ東京で何するっていってもアイデアが全く出てこないし、そもそもオリンピックを知らないなと思って。”リオに行けばわかるんじゃないか”ということで、一緒に創業した宮代という仲間と一緒に、代理店に企画を出したんです」

ーーすごい行動力。どんなことを現地でしていたのですか?

「選手たちのサポートをしている企業のサポートです。実際やったことと言えば、栄養士を連れて行って、スポーツメーカーの方々に日本食を提供をしました。あとは、トレーナーが現地スタッフにマッサージしたりなどしました。それ自体を企画にして、事前に”受かればリオに行けますよ”という選抜イベントを始めた。200人の応募から12人に絞ってリオに呼びましたが、そこでも資金が集まりました。スポンサーもつけましたね」

ーー現地での橋本さんたちは印象に残ったのではないですか。

「まさにそうです。役員クラスの方々にも会えて”おまえらすごいな”って言ってもらえたし、日本で会っても絶対覚えられてないし、リオで会えたから今でも関係性が続いている。リオにいた方々は東京にも絶対いるので、そういった人脈を作れたというのは非常に大きかったです」

ーー莫大な資金をかけても、得るものは大きかったのですね。

「何もしなければお金はなくならなかったんですけど、何もしてないことに僕はすごく意味がないと思うんです。経験値としてでもいいから、お金を使ってでもいいから何かを得るという考え方を当時からしていたので、お金があるうちはチャレンジをして、なくなったら頑張るというのを繰り返していましたね。その考えは甘いですが何もしないよりはマシだと思います」


「リスクこそが人を成長させる」。27歳のスポーツベンチャー社長・橋本貴智、人生の信念(後編)に続く






【PROFILE】

橋本貴智

1991年生まれ。小学校から高校まで10年間バスケットボールをプレー。強豪・八王子高校ではキャプテンを務める。早稲田大学社会学部卒。2016年、Ascenders株式会社を創業。 一般社団法人JapanSportsHub 代表理事も務める。マンガとアニメが大好き。将来絶対やりたいことはパン屋さん。


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設立 2016-06-09
代表者 橋本貴智
従業員数 -
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