「フットサルのポジショニングが分からない!」
「動き方のコツや役割を知りたい!」
フットサルは、サッカーと似ていますがポジションの呼び方が異なります。
前回は「【フットサル動き方】ピヴォ・アラ紹介!パスの受け方やターンが重要?」でピヴォとアラを紹介しました!
そして今回は、フットサルのゴレイロとフィクソに注目します!
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フットサルのポジションは、ゴレイロ、フィクソ、アラ、ピヴォの4つに分けられています。語源は全てポルトガル語です。
今回は特にゴレイロとフィクソを紹介します。
ゴレイロは、サッカーで言うとゴールキーパーに当たり、ゴールを守る最後の砦です。
フィクソは、サッカーで言うとセンターバックやボランチに当たり、別名で「ベッキ」と言われる事もあります。守備力が必要なポジションですが、攻撃時にはパス回しの中心としてチャンスメイクする事も求められます。
どちらも守備的ですが、フットサルは人数が少ない為、ポジションに囚われず、流動的に動く必要があります。
全員で攻めて、全員で守る事が試合に勝つ鍵となります!
フットサルのゴレイロとサッカーのゴールキーパーは、プレイヤーの中で唯一手を使えるポジションであり、ゴールを守る最後の砦という点で共通しています。
他にも共通する点がありますが、ゴールの守り方や感覚、必要なスキルでは違いがあります。
どのようにしたら上手く守れるのかサッカーと比較しながら見ていきましょう!
▼基本姿勢
足は肩幅より少し開き、膝を軽く曲げて重心を低く、つま先に体重を乗せるイメージで構えます。
手は腕を八の字(斜め下)に広げ、シュートに反応しやすくします。
この基本姿勢はサッカーと同じです。
▼ポジショニング
ボールと自分が守るゴールの真ん中を結んだ線上に立つことがセオリーです。
そこから前に出るのか、その場に留まるのかは自分の判断。
前に出る事でシュートコースを狭くできたり、その場に留まる事でシュートに反応する為の時間と距離を稼げたりします。
しかし、両方にメリット、デメリットが存在するので、どちらが正解でどちらが間違いという事はありません。
長年の経験や個人の感覚、センスなども大切です。
▼セービング
フットサルのゴレイロは、サッカーのゴールキーパーより至近距離でのシュートを受ける事が多いです。
更にゴールが小さいので、キャッチングや遠くにはじき出すといったプレーより、ゴール前の壁となり身体の一部にボールを当てにいく事が大事です。
そのためには、反射神経を鍛える必要があります。
特に、股下や脇下、膝の上、肩の上、頭の上は手足が出にくい所なので、そのあたりにきたボールにもしっかり対応できるよう反射神経を鍛える事が最少失点に繋がります。
▼スローインの投げ方
ゴレイロのスローインは、近くの選手に投げるアンダースローと遠くの選手に投げるオーバースローがあります。
共通して重要なのは、受け手の選手が次のプレーに移行しやすいボールを投げる事です。
変な回転がかかっていたり、バウンドしたボールを投げると、受け手は次のプレーに移行しにくいので注意が必要です。
さらにサイドスローもあります。
カウンター時に投げる事で素早い攻撃を可能にします!
相手からするとカーブが少しかかっているので、パスカットが出来そうで出来ない状態になります。
投げ方のコツは、スナップをきかせる事です。
▼ゴレイロは素手やテーピングでプレーする
「痛くないの?」と思いますよね??
しかし、フットサルではキャッチングの重要性は低く、スローの投げやすさの方を重要視します。
素手やテーピングのメリットは、微妙な指の動きやボールの掴みやすさにあります。
もちろん、怪我のリスクがあるので、初心者や非競技レベルの選手に対してはオススメできません。
▼ゴレイロにも得点するチャンスがある
コートの狭さから時々ゴレイロが得点を狙う事があります。
その多くが負けているチームがパワープレー戦術でゴレイロがゴールから離れる時です。
(パワープレー戦術とは、5人全員で攻める事。多くがゴレイロとフィールドプレーヤーが選手交代をします。)
負けているチームの5人全員がフィールドプレイヤーとなるということは、ゴール前はガラ空きです!
ゴレイロがキャッチした後、すぐにシュートを打てればロングシュートでの得点が期待できます。
このプレーは、「パワープレー返し」と言われ、これが決まればとどめの一撃になります。
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フィクソは、攻撃ではパスワークの中心となり、守備ではゴレイロと協力し、味方に指示を送る重要なポジションです。
攻守の心臓であり、司令塔として多くの役割を担い、必要なスキルが多いポジションです。
サッカーで言うとセンターバックやボランチのような働きをします。
▼守備で必要なスキル
細かい指示を味方に送り、状況を素早く判断するスキルが必要です。
ゴレイロと協力して、シュートコースを消す事やインターセプト、1対1(対人プレー)の強さも必要です。
守備スキルの高いフィクソがいるチームは比較的失点数が少ない傾向にあります。
▼攻撃で必要なスキル
パスワークの中心である為、視野の広さとパス精度、判断力が求められます。
フィールドプレーヤーの中で後方に位置する事が多いので、必然と前方へのパスを供給する事が多いです。
そのため、常に多くの選択肢を持ちつつ、それを実行する技術が必要です。
時には強烈なロングシュートや味方と連携してドリブルで持ち上がる事で、相手に脅威を与える事も優秀なフィクソの条件の1つでもあります。
フットサルは5人で行う為、ポジションに囚われず、流動的な動きが重要です。
決められたポジションの範囲内だけでプレーしてしまうと相手の守備を打ち破る事ができません。
どのような動きが効果的なのか紹介していきましょう!
▼パス&ゴー
パスを出した後に素早く次のパスコース作り、その場から離れる事が大事です。
その場で止まってしまうより、動き続ける事で相手のマークを外す事ができます。
場合によって、留まる事やその場でフェイクの動きをしてまたパスを受ける事も良いですが、相手にとっては動き続けられる事の方が嫌なプレーです。
パスにおいては注意点があります!「【フットサルルール】バックパスは難しい!ハーフラインが関係してる?」で注意点を把握しましょう!
▼味方の為にスペースを作る
パス&ゴーで自分が居た位置から離れる事で、味方へのスペースの提供に繋がります。
空けたスペースを誰かが使い、またどこかでスペースを作り、誰かが使う。
その動きを繰り返す事で、相手ディフェンダー陣がマークの受け渡しやどちらが守備に行くべきなのかを迷う状況を創り出します。
そこで生まれた小さなスペースからゴールを狙えたり、次のプレーに移る時間の余裕が生まれ、より効果的なプレーが増えてきます。
そのために、常に動き続ける必要があります。
▼フットサルは総力戦
「そんなに動き続けたら疲れるのが早くなりそう」
ご安心ください!
フットサルは交代人数、タイミングが自由なので、疲れが見え始めたら交代して休む事ができます。
そして、回復したらまたピッチに戻る事が可能です。
チームとしての決め事や選手同士のサインなどで、更に効果的かつ流動的な動きが生まれたり、試合の勝利に繋がる事もあります。
今回はフットサルのゴレイロとフィクソに注目しました!
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