「ボルダリングの登り方の基本って何?」
「壁の名前や登り方のコツを知りたい!」
あなたは、ボルダリングをしたことがありますか?
ボルダリングは腕の力がないと難しいと思われがちですが、登り方の基本や壁ごとの登り方のコツを押さえれば、腕の力に自信がない人でも上手く登ることが出来ます。
今回は、ボルダリングの基本の登り方、壁の種類や登り方のポイントなどを詳しく解説していきたいと思います!
ボルダリングは、ロッククライミングのジャンルの1つ。
道具や安全確認のロープを使わないで斜面を登るものが「ボルダリング」です。
ボルダリングでは、難易度の異なるコースが設けられています。
ボルダリングにおいて、コースは「課題」と呼ばれ、課題ごとに使うことが出来るホールドが決められています。
ホールドには、課題ごとに同じ色や形のマークがつけられています。
決められたホールドのみを使い、ゴールのホールドを両手でさわることが出来ればクリア(完登)となります。
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壁を登る時に意識した方がいい基本のポイントを2つご紹介します。
それは、肘を伸ばすこととつま先でホールドに立つことです。
壁を登るときは、肘を伸ばしましょう。
肘を曲げていると、その角度をキープするために力が必要です。
肘を伸ばすことにより、そのような無駄な力を使わなくて済むようになります。
また、腕を伸ばすと身体と壁の間に空間が生まれ、次の動作に移りやすくなります。
ホールドに足を掛けるときは、つま先で立つようにしましょう。
ここでいうつま先とは、母指球(足の親指の付け根のあたり)です。
母指球は足裏で一番力を入れやすい場所と言われているため、母指球でホールドに立つことで足の力を最大限に使うことが出来るでしょう。
また、つま先で登ることで、ホールドに足を置いた時、足首を回転させることが出来ます。
足首を回転させることが出来ると、体の向きを変えることが出来、可動域が広がります。
この2つのポイントを押さえることで、壁が登りやすくなります。
ボルダリングの壁は、角度によって呼び方が違います。
今回は、4つの壁の名前と特徴、登るときのコツをご紹介します。
スラブとは、角度が90度以下で、奥側に少し傾いている壁です。
垂直よりも奥に傾いているので、少ない力で登ることが出来ます。
そのため、初めて壁を登る時はスラブを使うことが多いです。
登るのにほとんど力が必要ないので、女性やご年配の方、子供でも簡単に登ることが出来ます。
スラブを登るときは、壁にもたれるようにしましょう。
スラブは奥に傾いているため、壁にもたれることが出来ます。
壁から体が離れると足に力が入りにくくなり、手を中心に体を支えないといけなくなります。
無駄な力を使わないで、できるだけ楽にスラブを登るには、壁にもたれかかることを心がけましょう。
垂壁とは、角度が90度に設定された、直角な壁です。
垂壁は、角度がないのでホールドの上に立ちやすく、足の力を利用しやすいため、初心者でも簡単に登ることができます。
垂壁を登る時は、壁から体を離さないようにしましょう。
スラブと同様に、壁から体が離れていると、体を支えるのに無駄な力が必要になります。
体を壁に近づけることで、腕の疲れが少なく済みます。
オーバーハングとは、角度が90度以上の、手前側に倒れている壁です。
オーバーハングは、前傾斜やかぶりとも呼ばれています。
100度から120度くらいの壁を「薄かぶり」、130度以上の壁を「どっかぶり」を言うことがあります。
薄かぶりは、どっかぶりに比べて保持力が必要ないため、練習を重ねれば比較的簡単に登ることができます。
対してどっかぶりは、保持力が必要で、体幹の強さも求められます。
オーバーハングを登る時は、腕の力で体を引くのではなく、足でホールドを蹴って体を引き上げる意識を持ちましょう。
オーバーハングは、スラブや垂壁に比べて角度があるため、足の使い方が重要になります。
加えて、オーバーハングも、壁から体を出来るだけ離さないで登ることが大切です。
ルーフとは、角度がほぼ180度である、天井のような壁です。
角度が180度に近いため、登るというより、ぶら下がりながら移動するという方が分かりやすいかもしれません。
ルーフは、保持力や体幹だけでなく、ボルダリングの技術も求められます。
そのため、ルーフは上級者向けの難易度の高い壁です。
ルーフを登るときは、オーバーハングを登るときよりも、より足の使い方を意識しましょう。
ルーフでは常に体の真上に壁があるため、足がしっかりとホールドにかからないと、腕の力だけで登ることになります。
今回は、ボルダリングの壁の種類やそれぞれの登り方について詳しく説明しました!
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