「卓球のラバーって何種類あるの?」
「ラバーの種類ごとの特徴を知りたい!」
ラバーにはいくつかの種類があって、その中から自分にあったラバーを見つけるのは難しいですよね。
それぞれのラバーの特徴を知れば、選びやすくなるはず。
今回は、ラバーについて詳しく解説します!
【スポーツに携わる仕事をしよう!】
ラバーとは、ゴムを主成分としたシートとスポンジを組み合わせたものです。
ラバーという名前は、ゴムを英語でラバーという所から来ています。
シートは片面が平らで、もう片方の面は円柱状の突起があり、でこぼこしています。
この突起のことを粒といい、粒は縦配列または横配列で密に並んでいます。
また、粒は、イボとも呼ばれています。
卓球のラケットの面に接着剤でラバーを張り付けて使います。
ラバーのシートの部分でボールを打ちます。
一般的に、シートの天然ゴムの比率が高いほど回転量が多くなります。
逆に、シートの合成ゴムの比率が高いほどよく弾みます。
スポンジの硬さはボールのコントロールのしやすさに関係し、一般的に柔らかいほどコントロールがしやすくなります。
シートはボールを打つたびにほこりが付き、削れていきます。
使った後は、ラバークリーナーなどのメンテナンスグッズで定期的にケアをする必要があります。
手入れをせずに放置しておくと回転や弾みなど、性能の低下が早まりやすくなります。
ラバーに関して国際卓球連盟(ITTF)はルールを設けています。
ラバーの色は、明るい赤と黒のみとされています。
異なる性質の同色ラバーをそれぞれの面に貼った場合に、相手選手が見分けられなくなってしまうことを防ぐため、ラバーを貼った面の反対側の面には異なる色のラバーを貼るか、異なる色に着色しなければなりません。。
シートの厚さは2mmまで、シートとスポンジの合計の厚さは4mmまでです。
国際大会等の公式大会では、国際卓球連盟の公認ラバーリストに掲載されているラバーに限り使用が認められています。
ラバーについて理解をしたところで、早速4つの種類のラバーについて詳しく見ていきましょう!
ラバーには、いくつかの種類があります。
今回は、「裏ソフトラバー」・「表ソフトラバー」・「粒高ラバー」・「アンチスピンラバー」の4種類をご紹介します。
裏ソフトラバーとは、シートの表面を平坦な面にするラバーです。
他のラバーと比べて回転をボールにかけやすい一方で、相手からのボールにかかった回転の影響を強く受けてしまいます。
裏ソフトラバーには、高弾性・高摩擦系、テンション系、粘着系などいくつかの種類があります。
裏ソフトラバーについて詳しく知りたい方はこちらをお読みください!→【卓球 裏ソフトラバー】特性や種類を徹底解説!
裏ソフトラバーは、攻撃主体・守備主体のどちらの選手にもおすすめです。
また、コントロールしやすいため、初心者でも使いやすいです。
表ソフトラバーは、シートの表面を粒のある面にするラバーです。
表面に粒があるため、打球時にラケットからボールの離れる速度が速くなります。
そのため、スマッシュの様なスピードの必要なボールを放つことに適しています。
また、相手の放ったボールにかかっている回転の影響を受けにくいです。
一方で、自分からボールに回転をかけるのも難しくなります。
表ソフトラバーは、攻撃を主体とする選手におすすめです。
表ソフトラバーは、裏ソフトラバーに比べて寿命が長いと言われています。
加えて、裏ソフトラバーの2/3ほどの比較的安い値段で購入することが出来ます。
粒高ラバーも、表ソフトラバーより高い粒のあるシートの表面を粒のある面にするラバーです。
表ソフトラバーよりも更にボールにかかっている回転の影響を受けにくく、相手が放ったボールにかかっている回転に対して、真逆の回転をかけて打ち返すことができます。
相手のミスを誘うようなプレースタイルをとるカットマンに最適です。
また、回転の影響を受けずにレシーブをすることができるため、守備を主体とする選手にもおすすめです。
アンチスピンラバーは、シートの表面に特殊な加工を施し、滑るようにつるつるにするラバーです。
これにより、打球時にボールとラケットの間に摩擦が生じにくくなります。
相手からの回転のかかったボールの影響を受けないというメリットがありますが、同時に、自分からボールに回転をかけることが出来ないというデメリットが生じます。
現在、卓球界ではドライブやツッツキといったボールに回転をかけるテクニックが多用されているため、ボールに回転をかけることのできないアンチスピンラバーの需要は減少しています。
今回は、卓球のラバーについて詳しく解説しました。
自分にあったラバーを見つけるのに、参考になったでしょうか。
選ぶのに迷う要素として、ラバーの他に「ラケット」があります。
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