陸上の試合を観ていて、
「スタートのとき、セリフや掛け声はなんて言ってるの?」
「スタートのコツはあるの?」
と思ったことはありませんか?
陸上のトラック種目はスタートダッシュ1つで記録が変わることもあります。
ロケットスタートが決まればレースの勝利がグッと近づくのです!
今回は陸上のスタートの種類やコツについて見ていきましょう!
陸上のスタートの方法は主に2種類あります。
①クラウチングスタート
短距離種目(100m,200m,400m,400mリレーなど)で採用されているスタート方法。
選手は、スターティングブロック(=スタブロ)に足を乗せ、肩幅よりも広めに腕を広げて地面に指を付けます。
このとき、利き足が前側、反対の足が後ろ側に。審判の合図で後ろ足の膝を上げ、ピストルの音でスタートします。
低い姿勢から1歩目、2歩目をスタートすることでスムーズな加速につながるため、走行距離が短い種目に向いていると言えるでしょう。
クラウチングスタートは足を置く位置によって、バンチ、ミディアム、エロンゲーテッドの3種類に細かく分けられます。
選手それぞれの体格や戦略に合わせたスタート方法でスタートすることも速く走るコツの一つです。
【短距離種目に関する記事はこちらから】
②スタンディングスタート
中・長距離(800m,1500m,3000m,3000m障害,5000m,10000m,マラソン,駅伝など)で採用されているスタート方法。
立った状態で、片足を前に出してピストルの音でスタートします。
走行距離が長いためスタート、短距離ほどスタート時の加速は求められていません。
スタートよりもゴール前のスパートが重視されています。
【長距離種目に関する記事はこちらから】
スタート台に立つ審判員はルールを守っているかの確認後、掛け声とともにレースをスタートさせますが、審判員はどんな掛け声をしているのでしょうか?
小学校などの運動会では「位置について」「よーい」の後にピストルの音でスタートしますが、
・「位置について」→「on your marks(オンユアマークス)」
・「よーい」→「set(セット)」
正式にはこのように直されます。
では、耳が聞こえない選手はどうしているのでしょうか?
聴覚障害を持つ選手が参加する国際大会、デフリンピックでは掛け声の代わりにスタートランプと言われる光が光るのを合図にスタートします。
スタート姿勢をとってからピストルが鳴るまでの間隔は審判員によって変わってくるので、選手との駆け引きが生まれます。その駆け引きもレースを盛り上げる要因です。
しかし、ときとして駆け引きが失格につながることもあります。
スタートが失格の対象となるのはどんな場合なのでしょうか?
【スポーツへの興味を仕事に活かせる?】
スタートに関してのルールは主に3つあります。
➀ピストルの音を聞いてからスタートする
走者は、審判員のピストルの音を聞いてからスタートしなくてはなりません。もし、ピストルの音が鳴る前にスタートしてしまうとフライングスタートとなり、失格または警告となります。
国際大会や全国大会では1回のフライングで失格というルールで統一されています。
100mの世界記録保持者、ウサイン・ボルト選手も2011年の世界陸上でフライングにより失格となっているなど非常にシビアなルールになっています。
②スタートの構えで静止する
走者は最終のスタート姿勢で静止しなくてはなりません。クラウチングスタートであれば、腰を上にあげた姿勢。スタンディングスタートであれば足を一歩前に出した姿勢です。
その姿勢になってから動いていしまうと審判員から「注意」が与えらえます。注意に値する行為への罰則は特にはありませんが、
円滑な競技進行の妨げになるため確実に静止することが求められます。
③ライン上に指先やつま先が触れないようにする
それぞれの走行距離に応じてスタートラインが設けられています。そのスタートラインを踏んではいけません。
必ず線の手前に指先やつま先を置いた姿勢で構える必要があります。
触れた状態で構えると注意が与えられ、もう一度スタートの最初の動作に戻ります。
陸上のレースを見るときはスタートの瞬間に注目してみてください!
スポジョバでは、スポーツ×求人を紹介しています!
あなたの経験や興味や活かせるお仕事が見つかるはず!
ぜひ、以下の求人情報を覗いてみてください!
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する!