「背番号は何番まであるの?」
「かっこいい背番号は何番なの?」
「ポジションや役割と背番号にはどのような関係があるの?」
背番号は単に選手を見分けるための番号であるだけでなく、選手の役割や守備位置をイメージすることにつながります。
また、それぞれの背番号に込められら意味にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は背番号に関して、その意味や役割を見ていきましょう!
プロ野球では、各チームに出世番号と呼ばれる番号があります。
チームやファン・サポーターからの人気や期待の表れともいうべきでしょうか。
レギュラー選手や、期待のルーキー選手には良い背番号が与えられます。
出世番号以外にも、各チームにはそれぞれ特別な背番号が存在します。
種類ごとに見ていきましょう!
①永久欠番
各球団で特別な活躍をした選手に敬意を示すために、その選手の背番号を使用せずに欠番とするケース。
・「14」沢村栄治投手(元読売ジャイアンツ)
・「15」黒田博樹投手(元広島東洋カープ、準永久欠番)
②ファン・サポーターの背番号
背番号が与えられているのは、選手や監督だけではありません。
プロ野球ではファン・サポーターの背番号があるチームもあります。
応援しているファン・サポーターもチームの一員と捉え共に戦っていることを示すためです。
・「26」千葉ロッテマリーンズ
・「10」東北楽天ゴールデンイーグルス
の2つの番号です。
③外国人選手にとっての栄光の背番号
海を渡り、日本にやってくる外国人選手。
外国人選手に人気の背番号が「42」。
日本人にとってはあまり馴染みがない背番号ですが、アメリカでは偉大なプレーヤー、ジャッキー・ロビンソンがつけていた背番号です。
彼は黒人差別と戦いながら、偉大な成績を残し、その後の野球界発展に大きく貢献した選手です。
メジャーリーグでは「42」は全チームで欠番になっています。
そんな選手に憧れ、日本で「42」の背番号をつける外国人選手は多くいます。
同じ背番号でも、チームや国によって意味やイメージも違っているということです。
好成績を残し、チームに貢献すると「出世番号」と呼ばれる番号に背番号が変更になることも。
逆も然り。
早稲田大学で活躍し、日本ハムファイターズに入団した斎藤佑樹投手は入団当初、エースナンバー「18」をつけていましたが、成績が振るわず。
2016年に「1」に変更になりました。「1」も復活を期待されて与えられた背番号といえます。
また、日本代表に選手が招集される際、所属チームでつけている背番号が被ることはよくあります。
そのため、国際大会限定の背番号にも注目です!
その他にも、二桁の番号だけでなく、育成選手に与えられる三桁の背番号や、引退試合で引退選手の背番号をチーム全員がつけるケースもあります。
好きな選手や人気選手がつけている背番号にはどんな意味や役割があるのか調べてみると新たな発見があるかもしれません!
このコラムを読んでいる人の中には高校野球を観ることが好きな人や、お子さんが少年野球チームに所属していてゼッケンを縫っているという方も多いのではないでしょうか?
高校野球や少年野球の背番号は以下のような決め方があります。
①ポジション別の背番号
高校野球の背番号の決め方は
ピッチャー=1番、キャッチャー=2番、ファースト=3番、セカンド=4番、サード=5番、ショート=6番、レフト=7番、センター=8番、ライト=9番
と、を表す数字をそのまま背番号として用いるケースが一般的です。
その選手がどこのポジションを守っているのかわかりやすくする意味もあります。
ピッチャーが複数いる場合は、チームのエースを担うピッチャーが「1」、控えピッチャーが「10」や「11」をつけます。
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二桁の背番号をつけている選手は控えのイメージが強いですが、チームによって違いがあります。
②監督、コーチの背番号
プロ野球では、監督、コーチは比較的大きな背番号をつけることがほとんどですが、少年野球では監督が「30」、コーチ陣が「29」、「28」をつけることが全日本軟式野球連盟によって定められています。
これは、公式戦のベンチ入り人数が20人までで、選手と監督・コーチを見分けるためです。
③キャプテンの背番号
少年野球では、キャプテンを努める選手がポジションに限らず「10」をつけます。
これも「誰がキャプテンなのか」を見分けるためです。
このように、高校野球や少年野球では「ポジションや役割を見分ける事」が背番号をつける目的であることが分かります。
今では当たり前となった背番号。起源やルーツはどこにあるのでしょうか?
その歴史を紹介します!
MLB(メジャーリーグベースボール)がスタートしたのは1876年です。
実はそこから約50年間、選手は背番号をつけずに観客の前でプレーをしていたました。
観客には「スコアカード」と呼ばれるグッズが販売され、スコアカードを基に選手を識別していました。
・スコアカードの売り上げが減少すること
・選手からの「番号をつけることは、囚人を連想させる」という意見
などの理由から、背番号は導入されていませんでした。
1929年にニューヨーク・ヤンキースが背番号を導入した事をきっかけに、各チームで背番号をつけてプレーすることが一般的となりました。
当時は、打者のオーダー順を背番号に用い、控えキャッチャーが9番、ピッチャーは11番から21番をつけてプレーしていました。
日本で背番号が導入されたのは、1931年の日米野球からです。
当時は漢数字による表記、順番も名前のいろは順や、契約を結んだ順など、現在の背番号の決め方とは大きく異なります。
今回は、野球チームの運営に関する「背番号」に着目をしました。
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