「ツール・ド・フランスは合計でどのくらいの距離を走るのだろう?」
「ツール・ド・フランスの各ステージは平均で何km走るの?」
前回はツール・ド・フランスのルール全般を詳しく解説しました!
→【初心者向け】ツールドフランスのルールを詳しく解説!ジャージの種類もご紹介!
世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」。
今回はこのツール・ド・フランスに注目して、全体の走行距離や各ステージごとの距離、長距離レースを支えるサポートチームについても解説していきます!
毎年7月、フランスにて開催されるツール・ド・フランス。
ツール・ド・フランスとはフランス語で「フランス一周」という意味で、高低差2000m以上という起伏が激しいコースを複数日に分けて走行し、そのタイムを競う競技です。
毎年コースは若干違ってきますが、大会で走る合計距離は約3500km前後。
日本の距離でいうと、北海道の択捉島から与那国島までの距離、まさしく日本の端から端までの距離を選手たちは走っていくのです!
その距離を選手たちは約23日間に分けて走っていきます。1日ごとのレースはステージと呼ばれ、ツール・ド・フランスで準備されている表彰はステージごとに行われます。
最大参加人数は198名。基本的にはチーム競技で各チーム最大9名、22チームでレースは行われます。
そしてツール・ド・フランスでは山岳でのタイムが良かった選手を称える山岳賞や、平坦な道でのタイム優秀者を表彰するポイント賞など、様々な賞が用意されています。
各賞の説明や、その他のルールについてはこちらの記事にて詳しくまとめているので、ぜひ併せてお読みください!
→全体の走行距離や各ステージごとの距離、長距離レースを支えるサポートチームについても解説していきます!
合計23日間のうち2日間は休息日として設定されているため、レースが行われるのは実質21日間。1日1ステージで、選手たちは約200kmの距離を走ります。
これだけの距離を選手たちは約4時間程度で走り切ります。
上記のような激しい有酸素運動を3週間、連日行うことは他のスポーツイベントではありえないことから、ツール・ド・フランスは地球上で最も過酷なスポーツイベントとも称されています。
そしてこれだけの距離をこれだけの速さで走りきるためには、非常に多くのエネルギーが要求されます。
そのため、選手たちがレース中に水分補給や栄養補給を行っているシーンを多々目にすると思います。
超過酷なレースであるツール・ド・フランス。「サイクリングの栄養学」というものが存在するくらい、長距離レースを制覇するには栄養の調整が大切になってきます。
ツール・ド・フランスではサポートチームが存在し、選手たちの正しい水分補給・栄養補給・リカバリー・体調の維持をサポートします。
毎朝選手たちは採尿をしてチームのドクターに提出、ドクターが各選手の体内水分量を確認し、各選手の適切な水分補給量を決めます。
ステージやタイミングによって補給食の内容を変化させるなど、栄養学に基づいたサポートがあることによって選手たちはこれだけの距離を走りきることができるのです。
選手たちはもちろん、選手たちを支えるサポートチームの力も問われるのがツール・ド・フランスという大会なのです。
今回はツール・ド・フランスの距離やサポートチームについて詳しく取り上げました!
こちらの記事では、同じ自転車競技であり、オリンピック種目であるBMXの競技の種類について取り上げているので、ぜひ併せてお読みください!
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