「水泳、特にクロールや背泳ぎの、よく耳にするストロークとはどのような意味なの?」
「水泳の際にストローク数などを意識するのは、なぜ?」
水泳競技を見る、あるいは行っているとよく耳にする「ストローク」。
今回はクロールや背泳ぎの際に特に意識しなければいけない「ストローク」の、言葉の意味や、重要さについて詳しく解説します!
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ストロークとは水中で前進するために腕で水をかく一連の動作のことを指します。
泳法によってストロークの形は異なりますが、ストロークの滑らかさや形によってタイムが大きく変わるため、水泳における基本的なテクニックと言われています。
そしてこの水泳におけるストロークは大きく6つに分類することができます。
・エントリー
水中に手が入る瞬間を指します。多くの水をかきスピードを上げるためにも、前方へしっかりと手を伸ばして入水させることが大切です。
・キャッチ
エントリーした後の手のひらで水を掴む動作のことを意味します。
・プル
プルとは、キャッチで掴んだ水を後方にかく動作を指します。
・プッシュ
水をかいていて手が胸から下に進んだら、水を押す、プッシュへと移行します。
水中における推進力を作るためにも一番大事なのが、先ほど紹介した「プル」とこの「プッシュ」の動作になります。
・フィニッシュ
プッシュしていって手が太ももあたりまできたらフィニッシュの動作へと移ります。リカバリーに向けて肘、腕、手を水面上から引き上げていきます。
・リカバリー
腕が水をかいた後に次のストロークに移る動作をリカバリーと言います。
クロール、背泳ぎ、バタフライのリカバリーは、腕を水上で運ぶことですが、平泳ぎは水中で行われます。
泳法によってストロークの動きはもちろん異なりますが、基本的に上記の6つにストロークの動作は分解することができます。
水泳競技を極める際に一つの指標になるのが「ストローク数」です。
ストローク数とは簡単に言ってしまえば片道25m、あるいは50mを泳ぐのに何回のストロークを行ったか、という数値になります。
片手でストロークを行う、クロール、背泳ぎでは右手、左手それぞれのストローク の数を合計します。
例えば、右手を8回入水した場合は、左手も8回入水していることになるので、ストローク数は16になります。
対して両手でストロークを行う平泳ぎ、バタフライでは、両手で1回です。つまり両手を入水させた回数がストローク数となります。
ではなぜこのストローク数が水泳競技では重要な指標になるのでしょうか?
ストローク数という指標が表すのは、自分の泳ぎの効率です。
ストローク数が減る=1ストロークで進める距離が長くなった
ことを表します。
特に長い距離を泳ぐ種目の場合はこのストローク数を減らすことで、消費エネルギーを少なく抑えて、最後まで疲れることなく泳ぎ切ることができるようになります。
しかし、ストローク数が少ない=タイムが速い、に繋がるわけではありません。
1ストロークで進む距離を伸ばそうとして極端な動きをしたところで、それはあくまでもストローク数が減るだけであって、タイムが速くなるわけではありません。
ストローク数はタイムを速くするための、あくまでも一つの指標なのです。
今回は水泳競技でよく聞く「ストローク」や「ストローク数」について詳しく解説しました!
今回登場した、クロールや背泳ぎが上手くなる方法に関してはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてお読みください!
→【水泳初心者向け】クロールの泳ぎ方を教えて!コツも合わせて紹介!
→【水泳泳ぎ方解説】背泳ぎが上手く泳げるようになるコツを知りたい!
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