フリーランスの仕事論(15)「財布を複数持っておくということ」

元スポジョバ編集長 久下真以子

フリーランスの仕事論(15)「財布を複数持っておくということ」

元スポジョバ編集長 久下真以子

「フリーランスって大変じゃない?」よく言われます、この言葉。アナウンサー、スポーツライター、編集者。複数の仕事を並行し、全てフリーランスで生計を立てている編集者(34歳 独身 ♀)。私なりの価値観をつぶやきます。

前回連載はこちら→フリーランスの仕事論(14)「忙しい人ほどレスが早い」



「フリーランス」=「不安定」はいかほどに?


フリーランスになるにあたって、一番心配なこと。それは「収入の不安定」にあると思います。実際、会社員の皆さんとは違って終身雇用はない。来月の保証がない。月によってめちゃくちゃ稼げる月もあれば、そうでない月もある。

私自身も不安がなかったわけではありません。2015年にフリーになるにあたって、実はその2年ほど前に、先にフリーランスになっていたアナウンサーの友達に相談したこともあります。「フリーランスってどうなん?どうなるかわかんなくて不安じゃない?」と。

でもその友達は言いました。「どうなるかわかんないから不安なんじゃなくて、どうなっていくんだろうっていう楽しみの方が大きいよ」。その言葉に後押しされて、フリーランスになって東京にやってきたのです。


「1つの仕事に頼る」ことの弊害。


ありがたいことに、収入の波はあっても、食べていけなくなるような局面になったことはありません。これは、フリーランスとして生活していく中で、あることに気づいたからです。

収入源が1つだから、不安になるのではないか?

1つの仕事がたとえなくなっても、もう1つがあるから困ることはない。そういう状況を作り出せば、「フリーランス=安定」という図式を「自ら」作ることができるし、気持ちに余裕も生まれます。余裕が生まれれば仕事も上手くいく。まさに好循環!!!!

「いろいろやらなきゃいけないなんて、大変ね」「そこまでしないと食べていけないの?」なんてネガティブな言葉をかけてくる人は、スルーです。余計なお世話です(笑)むしろ、いろんなキャリアを積んでいけてラッキーじゃないですか。

結論、自分のスキルを生かせるものには、何でもチャレンジしたらいいと思います。


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