フリーランスの仕事論(14)「忙しい人ほどレスが早い」

元スポジョバ編集長 久下真以子

フリーランスの仕事論(14)「忙しい人ほどレスが早い」

元スポジョバ編集長 久下真以子

「フリーランスって大変じゃない?」よく言われます、この言葉。アナウンサー、スポーツライター、編集者。複数の仕事を並行し、全てフリーランスで生計を立てている編集者(34歳 独身 ♀)。私なりの価値観をつぶやきます。

前回連載はこちら→フリーランスの仕事論(13)「人見知りを克服する方法」


デジタルなコミュニケーションの時代になって思うこと。


初めて携帯電話を持ったのは、中学2年生の時でした。当時はPHSやポケベル(今の若い子は知ってるのかな?)から携帯電話に移行していった時代。初めてJ-PHONE(これも若い子知ってるのかな?!)を手にしたときの感動ったら。それまでの時代は、FAXや家電で遊ぶ約束をしていたものなんですよ。電話口で「もしもし、久下です。〇〇ちゃんいますか」なんて友達の親に言ってね。ああ懐かしい。(遠い目)

当時から私はメールの返信が早く、学校の行き帰りにも友達とメールを送り合っていたものでした。これが恋愛になると「重い女」になるのかもしれませんが(爆)、いや、プライベートはまったく気にしないのですが。レスが早い性格でよかったな、と思う場面が、仕事においてはよくあるのです。


顔が見えないからこそ、「即レス」を大切に。


自分を肯定したいためにこんなこと言っているのではありませんが、社会人になって12年間、いろんな人と一緒に働いてきて、「この人は出来る人だな」と思う人に共通することがあります。

それが、「レスが早い」ということ。

忙しいからメール返さないっていう人を否定するわけじゃないし、もちろん返せない状況にいる人もいると思います。でもそういうのを除けば、レスをするタイミングって無限にあるんですよ。人間は忘れる生き物ですから、後回しにすればするほどレスのタイミングを失う。そして信用まで失う気がしています。

1分でも2分でもちょっと時間を作れば返せるものって多いから、来た瞬間にレスをしようというのを私も心掛けるようにしています。「承知しました」って返すだけでも相手が気持ちよくなるし、ゆっくり返せないなら「後ほどお返事します」でもいい。面と向かったコミュニケーションではないからこそ、テンポを大事にしていきたいなと思っています。


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