「野球のポジションの中で、ライトはなんとなく守備の苦手な人がやる印象があるけど、実際はどのような役割があるポジションなの?」
「ライトの守備位置や具体的な動き方を知りたい!」
前回は守備の花形とも言われるポジションである、ショートのポジションに関してその役割や動き方について詳しく取り上げました!→ショートってどんなポジション?役割や求められる能力を紹介!
野球のポジションの一つであるライト。
今回はライトのポジションに焦点を当てて、その役割や動き方、守備位置について詳しく解説していきます!
ライトの守備位置はファーストとセカンドの後ろで、ファウルゾーンからセンターまでを守備範囲とします。
具体的な守備位置に関しては、バッターの特徴によって微調整していきます。
・左打ちバッターなら後退し、少しセンター側に寄る
・右打ちバッターなら前進
・ランナーが二塁にいる時は前進
・流すバッティング、引っ張るバッティング、どちらなのかをファウルの時に見て位置を調整する
・強打者のバッターなら後退する
上記のような判断をライトの選手は行って、守備位置を決定しています。
少年野球や草野球では守備が苦手な選手がライトのポジションに回されることが多い、ライトはどうしても守備力が低い選手のポジションと思われがちです。
確かに少年野球や草野球では右打ちのバッターが多く、流し打ちができる選手が少ないため、ライトにボールが飛んでくることはそんなに多くはありません。
しかし、中学、高校、プロ野球と野球のレベルが上がるにつれて、左打ちバッターの強い打球や、右打ちバッターで意図的にライト方向に打つ選手も出てくるため、ライトの重要性は増していきます。
ライトの役割は、主にファースト・セカンド後方のフライの捕球です。
また、三塁までの距離が一番長いポジションでもあるので、ノーバウンドで三塁まで届けることのできる強靭な肩が求められます。それに正確な送球のコントロール能力も必要とされるポジションです。
それ以外にライトのポジションには味方のカバーリングを行う役割も求められます。内野ゴロの1塁送球やピッチャーの1塁牽制球などの際の一塁ベースのカバーリングはもちろん、二塁に送球されたボールが大きくそれた際など、味方のミスをカバーするために常に備えていなけれないけません。
このライトのカバーがあるかないかで試合展開は大きく変わってきます。
日本人の中でライトの名選手といえば、イチロー選手が挙げられます。
打者として超一流なだけでなく、名手の証として評価されるゴールデングラブ賞を外野手部門で日米通算17年連続受賞するなど、まさに日本人を代表するライトと言えるでしょう。
また、イチロー選手の代名詞とされる「レーザービーム」はライトの守備位置から三塁への送球の際に生まれたもので、彼の名が全米で一躍有名になったきっかけでもあります。
足が早く、強い肩、そして適切な状況判断、ライトに必要な素質をイチローは持ち合わせている選手と言えるでしょう。
今回は野球のポジションに一つであるライトに関してその守備位置や役割、有名選手など詳しく取り上げました。
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