ダンス関係の仕事11選|職業別の仕事内容!好きを活かせる進路とは

スポジョバ 編集部

ダンス関係の仕事11選|職業別の仕事内容!好きを活かせる進路とは

スポジョバ 編集部

ダンスの仕事といえば、「ダンサー」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

でも実は、ダンスに関わる仕事はダンサーだけではないんです。

まずはダンス業界にはどんな仕事の種類があるのかを見てみませんか?

「ダンスが好きだから、ダンスに関わる仕事がしたい!」

「自分のダンス経験を活かせる仕事ってないのかな?」

そんな方に向けて、ダンスに関わる仕事を全部で11種類ご紹介します!

それぞれどのような仕事内容で、どんな人が向いているのでしょうか?

さっそく見ていきましょう♪

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ダンスに関わる仕事11選!仕事内容や向いている人は?

ダンスの仕事❶:ダンサー

「ダンス関連の仕事」と聞いて、まず思い浮かぶのがダンサーかもしれません。ダンサーはダンスを踊って、パフォーマンスを披露すること自体が仕事です。

「ダンスを踊る」こと自体が仕事になるため、ダンス経験を一番ダイレクトに活かせる仕事かもしれません。

ダンサーにも色々なタイプがあるので、代表的なものをいくつかご紹介します!

★ステージダンサー

★バレエダンサー

★ポールダンサー

★バックダンサー

★テーマパークダンサー

★Dリーガー

上記でご紹介した各タイプのダンサーの詳しい仕事内容や、ダンサーに向いている人などについては、こちらの記事で詳細に解説しています!

ダンスの仕事❷:振付師(ふりつけし)

振付師はダンサーや歌手に動きやフォーメーションなどの振り付け指導をする仕事です。

ダンスステージやイベント、テレビ番組、ミュージックビデオなどの内容や楽曲のコンセプトなどに合ったダンスを一から作り上げていきます。

最近は、ダンスイベントやダンサーを起用したコンテンツの増加に伴って、振付師の活躍の場も拡がっています。

元ダンサーが引退後に振付師になることもあれば、現役のダンサーが二足のわらじで振付も担当することもあります。どちらにしても、高いレベルのダンス経験が必須の仕事です。

 

~振付師はこんな人におすすめ~

*ダンスへの探求心がある人:振付師は常に新しい振りを生み出し続けるのが仕事です。自分が知っている動きの種類やジャンルを増やしたり、組み合わせたりしてどんどん新しい表現に挑戦したいという探求心が大切です。

*コミュニケーション能力に自信のある人:考えた振り付けをダンサーに伝達したり、細かいニュアンスを指示したりするコミュニケーションスキルが求められます。

 

ダンスの仕事❸:演出家(えんしゅつか)

ステージやライブ全体の演出を決めるのが演出家の仕事です。

振付師と同じように振り付けを行うこともありますが、演出家はステージやライブ全体の構成美術などもっと広い範囲に関わって、舞台全体をトータルプロデュースします。

例えば、ステージ全体を通じてどのようなコンセプトにするか、どのタイミングで照明をつけるか、曲間をどのようにつなぐか、どの曲で盛り上がりを最高潮にするか…などなど。

ステージを一つの作品として最高のものにするための演出を考えて関係者に指示していきます。

そのステージが魅力的になるかどうかは演出家の腕によっても大きく変わるとも言われており、ミュージカルの舞台などでは出演するキャストと同じくらい演出家が注目されることもあるくらい重要な仕事です。

 

~演出家はこんな人におすすめ~

*芸術に対するセンスがある人:ダンスだけでなく、色や音、光などさまざまな要素を組み合わせるため、幅広いものに対する芸術的なセンスが求められます。

*リーダーシップがある人:ダンサーやスタッフなど作品に関わる人全員に自分の演出を伝達して協力してもらえなければ、計画した演出を実現することができません。多くの関係者を動かす強いリーダーシップが必要です。

*向上心がある人:演出家を含む芸術の仕事は正解がない仕事です。現状に満足せずにいい作品を生み出し続けられる向上心のある人が向いているでしょう。

 

ダンスの仕事❹:舞台裏方スタッフ

演出家の指示を受けて、実際に演出プランを実行するスタッフを総称して裏方(うらかた)スタッフといいます。

裏方スタッフには細かい役割分担があり、舞台美術音響照明衣装メイクなど多くは専門的な知識や技術が必要とされる仕事です。自身が担当する仕事に関するスキルがあればダンス経験は必要ありません。

 

~舞台裏方スタッフはこんな人におすすめ~

*一つのことに集中できる人:裏方スタッフは専門職なので、照明なら照明、音響なら音響と一つの領域で高い専門性を発揮できる人が求められます。あれこれと興味が移り変わる人よりも一つのことにずっと向き合い続けるのが好きな人のほうが合っているでしょう。

*指示に忠実に行動できる人:演出家の指示をよく理解し、忠実に現実化できる人が裏方スタッフとして重宝されます。自己流にアレンジしたりせず、変更の指示があれば即座に対応する柔軟性も必要です。

 

ダンスの仕事❺:ダンスイベント企画・運営

ダンスイベントやライブを企画したり、当日の運営を担います。ダンス未経験の人でもできる仕事です。

個人でやることもありますが、多くの場合はイベント企画専門の会社で働いて、いくつかのイベントを担当します。

イベント企画会社自らが主催者になることもあれば、主催者からイベントの企画・運営を依頼されることもあります。

ダンスイベントやライブのコンセプトを主催者とすり合わせたり、ダンサーの出演交渉スケジュール調整機材やスタッフの手配などを行います。

またイベント当日にはスケジュール進行管理や、会場スタッフの管理、イレギュラー対応など、イベントの円滑な進行を担います。

 

~ダンスイベント企画・運営はこんな人におすすめ~

*マルチタスクが得意な人:一つのイベントに役割の違う多くの人が関わるため、それぞれの動きを把握して、抜け漏れのないように進めていくタスク管理能力や調整力が求められます。

*裏方に徹することができる人:イベントの主役は出演するダンサーや、見に来てくれるお客さんです。ダンサーやお客さんが楽しい時間をすごせるように、裏方として何をするべきか考えられる人が向いているでしょう。

 

ダンスの仕事❻:ダンスインストラクター・ダンス講師

ダンス教室フィットネスクラブなどで、生徒に対してダンスを教える仕事です。

指導対象は教室やクラスによってさまざまで、子どもから大人、初心者からプロを目指す人までレベルに合わせた指導を行います。

また、ダンスのジャンルもさまざまなので、社交ダンスヒップホップバレエなど自分の専門ジャンルを活かせるスクールを選ぶといいでしょう。

ダンサーや振付師と同様にダンス経験が求められる仕事ですが、初心者向けのクラスなどであれば基礎的なダンススキルさえあれば十分に対応できるはずです。

 

~ダンスインストラクター・ダンスの先生はこんな人におすすめ~

*ダンサーの仕事と両立したい人:ダンサーとして活動する人が副業でインストラクターをやるのは比較的よくある話です。ダンサーとして実績を積めば積むほど、指導者として声がかかることも増えていくかもしれません。

*教えることが好きな人:自分の指導で生徒のダンスが上手くなっていく、上達を通じて成長の喜びを感じてもらえるのがインストラクターの仕事の醍醐味です。教えることにやりがいを感じられる人にはぴったりの仕事だといえるでしょう。

*柔軟な指導ができる人:厳しく指導したほうが伸びる人、褒められることでもっと頑張れる人など、最適な指導方法は人によって異なります。まだ教室によって指導方針も変わるので、相手や場面に応じて教え方を変えられる人のほうが活躍の幅が拡がるでしょう。

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ダンスの仕事❼:ダンススクール運営

ダンス教室・ダンススクールを運営する仕事です。

新規の生徒の募集をしたり、クラス分けやレッスンのスケジュールを決めたり、フロントで受付業務を行ったりします。

また、お月謝の管理や月々の収支の管理などの事務的なお仕事もあります。

規模の小さなダンス教室ではインストラクター・先生がスクール運営の仕事も兼ねることが多いです。

 

~ダンススクール運営はこんな人におすすめ~

*マルチタスクが得意な人:スクールを運営するのに必要なさまざまなタスクを処理していかなければいけません。期限を意識しながら一つ一つ丁寧に対応していける人に向いているでしょう。

*人と関わるのが好きな人:仕事の性質上、先生や生徒、生徒の保護者など色々な年齢や立場の人と関わる必要があります。相手に合わせた対応ができて、誰とでも円滑にコミュニケーションが取れると働きやすいでしょう。

 

ダンスの仕事❽:ダンスセラピスト

ダンスセラピストは、「ダンスセラピー」という治療を行う職業で、ダンスを踊ることで対象者の心身をよりよい状態にすることを目指します。

ダンスセラピーは医療介護福祉教育など幅広い領域で注目を集めており、今後ダンスセラピストの活躍の幅も拡がっていくかもしれません。

ダンスセラピストになるには、日本ダンス・セラピー協会の資格を取得します。

 

~ダンスセラピストはこんな人におすすめ~

*ダンス経験を活かして他の分野で活躍したい人:ダンスセラピーは医療・介護・福祉・教育などさまざまな分野で活用されています。ダンス経験を活かして活躍の幅を広げたい人におすすめです。

*相手の立場で考えられる人:ダンスセラピーを受ける人は、何らかの心身の不調を抱えている可能性があります。セラピーが円滑に進まないこともあるかもしれませんが、無理やり取り組ませるのではなく、相手に寄り添った対応が求められます。

*勉強熱心な人:ダンスセラピストの資格を取得するには、日本ダンス・セラピー協会が開講する講座、レポート提出、実技審査などをクリアする必要があります。ダンスセラピストの知識と技術の習得のために努力できる人が向いているでしょう。

 

ダンスの仕事❾:衣装製作

ダンサーが着る衣装を作る仕事も、ダンスに関わる職業のひとつです。

衣装を作る仕事は、衣装のデザインを決める「デザイナー」、デザイナーが考えたデザインを型紙におこす「パタンナー」、布の裁断や縫製を行う「ソーイングスタッフ」などに役割分担されています。

バレエ関係の衣装のように装飾が多いものでは、ビーズやスパンコールを縫い付ける細かい手作業が必要になることも。

ダンス未経験でも就ける仕事ですが、デザインや服飾に関する専門知識や、デザインを形にする縫製技術などを身に着ける必要があります。

衣装製作の仕事がしたい場合は、多くの場合はデザイン系・服飾系の専門学校で勉強するのが一般的です。

 

~衣装製作はこんな人におすすめ~

*他の人の要望や意見を聞ける人:「デザイナー」というと自分の好きなものを作れるアーティストのようなイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではありません。ステージ全体のコンセプトを決める演出家や実際に衣装を着るダンサーの要望をきちんとヒアリングしてデザインに落とし込めるコミュニケーション能力が必要です。

*手先が器用な人:パタンナーやソーイングスタッフは、はさみや針などの専用道具を思い通りに動かして、型紙や衣装を形にしていくことが求められます。まだ機械化されていない部分も多く、細かい手作業が得意な人に向いている職業です。

*一つのことに集中できる人:衣装製作は専門職なので、ひたすら同じ作業の繰り返しの日もめずらしくありません。同じ作業をずっと続けられる集中力や、均一なクオリティで作業し続けられる技術力が求められます。

 

ダンスの仕事❿:ダンス用品メーカー

ダンサーを支える仕事の一つとして、ダンスシューズレオタードなどのダンス用品を「作る」仕事もあります。

ダンス用品メーカーは、文字通りダンス用品を製造する会社です。商品作りや販売・プロモーションに関わる「企画」「営業」「マーケティング」や、会社自体の運営に関わる「人事」「経理」「総務」など様々な職種の人が働いています。

 

~ダンス用品メーカーはこんな人におすすめ~

*ダンス業界を支える仕事がしたい人:もしダンス用品がなかったら、ダンサーは踊ることができないし、ダンススクールも成り立ちません。ダンス用品メーカーはダンス界の「縁の下の力持ち」といえるでしょう。

*デスクワークが苦にならない人:ダンス用品メーカーで働く場合、職種によっては「普通の会社員」のようにオフィスでデスクに座ってパソコンと向き合う仕事をすることもあります。事務的な作業などが苦にならない人のほうが向いているかもしれません。

*安定した働き方で仕事したい人:ダンサーや振付師などスケジュールや収入が不安定になる可能性がある仕事も多い中で、メーカーなら正社員雇用で安定した働き方でダンスに携わることができる可能性が高いです。

 

ダンスの仕事⓫:ダンス用品ショップ店員

ダンス用品メーカーが作った商品を実際に販売するのがダンス用品ショップ店員の仕事です。

お客さまに商品の説明をしたり、シューズのフィッティングをしたりする「接客」、在庫の管理や品出しを行う「商品管理」などの店舗運営を行います。

ダンス経験がなくてもショップ店員にはなれますが、お店に来るお客様の多くはダンスをする人のため、そういう人たちに適切な商品をおすすめできる商品知識は必要です。

 

~ダンス用品ショップ店員はこんな人におすすめ~

*接客が好きな人:ショップ店員の基本は、商品を売るための「接客」です。お客様が最適なダンス用品を選べるように、自分の知識でサポートします。「ここで買ってよかった」と思ってもらえるような接客がお店の売り上げにもつながるでしょう。

*立ち仕事が苦にならない人:ダンス用品店で働く場合、基本的には店頭に立っている時間が長くなります。長時間立っていたり、品出しなどで動き回っていても苦にならない人が向いているかもしれません。

*決まった時間・場所で働きたい人:基本的には決まった店舗でシフト制で働くので、時間や場所が決まっているほうが働きやすい人にはおすすめです。正社員・アルバイト・パートなど雇用形態を希望しやすいところもポイントです。

 

ここまでダンスに関わる仕事をたくさん紹介してきましたが、やってみたい仕事はありましたか?

この次からは、ダンス関係の仕事に就くにはどうしたらいいのか、ポイントを見ていきたいと思います!

 

ダンスを仕事にするには?ダンス関係の仕事に就くためのポイント

将来ダンス関連の仕事がしたいと思っている人は、どうしたら希望の仕事ができるのか気になりますよね。

ここではダンス関連の仕事に就くためのポイントを解説します!

 

具体的にどんな仕事がしたいのかを考えよう!

これまで紹介してきたように、「ダンス関係の仕事」といっても、ダンサー、振付師からダンス用品メーカーまで、関わり方は多岐にわたっていますよね。

どんな仕事がしたいかによって、やるべきことが変わってきます。

まずはそれぞれの職業についてよく調べて、「自分はどんな風にダンスに関わりたいのか」「どんな仕事が合っていそうか」「将来どんな姿になりたいか」をよく考えて、やりたい仕事を絞っていくといいでしょう。

 

やりたい仕事に就く方法を調べよう!

具体的にやりたい仕事が見えてきたら、その職業に就くために何をしたらいいかを調べていきましょう。

ダンス関連の仕事に就くためのルートは様々です。

例えば、

・ダンス系の専門学校や大学に行く

・ダンサープロダクションに所属する

・ダンスオーディションに応募する

・ダンス留学をする

・ダンススクールのアシスタントになる

などがありますが、どの方法が適切かはどの仕事に就きたいかによって変わってきます。

インターネットで情報を集めたり、実際にその仕事をしている人を探して話を聞いてみたりして、夢を叶えるための最適な方法を調べてみましょう。

 

求人サイトも見てみよう!

ダンスインストラクターやダンススクール運営のように、募集人数や店舗数が多い仕事であれば求人サイトで仕事を探すのもおすすめです。

スポーツ業界特化型求人サイト『スポジョバ』では、ダンスインストラクターやチアダンス教室など、ダンスの仕事も多数募集中です!

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ところで、ダンスの仕事がしたい人なら、ダンス業界の将来性も気になるのではないでしょうか?

ここからはダンス業界は今後どうなっていくのか、将来性はあるのか、調査してみたいと思います!

 

今ダンス業界がアツい!仕事にするなら今がチャンスかも!

実はダンス業界は今急成長中!ダンスの仕事の数も種類も増加傾向にあります。ダンス業界は今最もホットな業界のひとつになっているので、ダンスの仕事に就職・転職するなら今が絶好のチャンスかもしれません。

今ダンス業界がなぜ拡大しているのか、理由を見ていきましょう!

 

ダンス人口が急拡大している!

日本のダンス競技人口は600万人を越えているという調査もあるようです。

また、ダンス人口が拡大している背景には、2012年から体育の授業でダンスが必修化されたことが影響しているとも言われています。

これほど多くのダンス人口を支えるためには、多くの指導者が必要です。ダンス人口の拡大に伴って、ダンスを教えられるインストラクターの需要が高まっています。

 

ダンスが「スポーツ」としての地位を拡大している!

ダンス人口の拡大とともに、ダンスが「スポーツ」としての競技性を認められるようになってきたことも、さらにダンス業界の拡大を加速させる一因になっています。

例えば、2024年のパリ五輪では「ブレイキン」(ブレイクダンス)が正式種目として追加されています。

他にも、日本では「Dリーグ」というダンスのプロリーグが2021年にスタートし、プロ野球やJリーグなどと同じように、プロダンサーのチームが優勝を目指して競い合っています。

このようにダンスがスポーツとしての競技性を確立したことで、ダンサーの地位が向上してメディアに取り上げられる機会が増えたり、開催されるダンスイベントも多様化したりして、ダンスに関わる職業の幅が拡がっているのです。

 

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