フリーランスの仕事論(5)「情報と知識はプライスレス」

元スポジョバ編集長 久下真以子

フリーランスの仕事論(5)「情報と知識はプライスレス」

元スポジョバ編集長 久下真以子

「フリーランスって大変じゃない?」よく言われます、この言葉。アナウンサー、スポーツライター、編集者。複数の仕事を並行し、全てフリーランスで生計を立てている編集者(34歳 独身 ♀)。私なりの価値観をつぶやきます。

前回連載はこちら→フリーランスの仕事論(4)「父の教え」


フットワークだけが取り柄で…


大学生のころ、就職活動で一番頭を悩ませていたのが、自己PRでした。だってそれまでの人生、勉強もそこそこ、部活もそこそこ。ミスコンに出るほどの美貌でもなかったし、スポーツで全国を目指していたわけでもないし。しいて言えば、大学まで片道2時間半かけて通い、サークルとアルバイトとアナウンススクールと学業を並行した「根性」と「フットワーク」。でも、これがこんなに後々のフリーランス生活に生きてくるとは思いませんでした。

私は誰かと話をするときは、できるだけ「Face to Face」を心がけています。単に私が電話が苦手、という説もありますが…(笑)だって元来人見知りなんだもん!緊張するんだもん!間が怖いんだもん!(笑)

それはさておき、顔と顔を合わせるって、すごく効果があります。相手の表情が見えることもそうですが、なにより「本当に会いに来てくれたんだ」って相手に思ってもらえることです。この積み重ねが、信頼関係を生むんです。物理的に時間が空いていれば、いつでもどこでも飛んでいく!がモットーです。


何でもお金に換算しない!


フリーランスで生きていくカギは、「プライベートの時間の使い方」に思います。もちろん仕事とキッチリ分けるのも素晴らしいです!でも私は、「知識をより深めるための時間」にしたい。それに他のフリーランスの方々は、私とは比べ物にならないほど勉強したり本を読んでいます。

例えば、私の専門分野であるパラスポーツ。仕事では大会などの取材をしますが、プライベートの時間では選手の普段の練習を観に行ったり、体験させてもらっています。表面上だけの知識にしたくない。そのスポーツや選手のことは何でも知りたい。その思いが、原動力です。

知識を得るためならば、たとえ遠方でも1人ででも足を運びます。どこかからオファーがあるものでなければ、当然自発的な取材なので自腹です。「めんどくさそう」「お金が出ないのに」なんて周囲から言われることなんてしばしば。でも、私はお金の為に取材をしているわけではない。「情報」の為に取材をしているのです。(もちろんお金が出るに越したことはないですが笑)

お金が出ないからといって取材をめんどくさがるのと、自腹を切ってでもいい知識を得るのでは、素晴らしい作品を作る上でどちらが必要ですか?

私は、後者だと信じたいです。

特集記事や求人記事をいち早くあなたにお届け!スポジョバ公式LINEにお友達登録して配信を受け取ろう♪

方法はこちらの記事をクリック!

第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます

友達追加する!

スポーツ業界の求⼈を探す


スポーツ業界の求⼈を探す

スポジョバについてもっと知る気軽にスポーツ業界の情報を知る

スポジョバ 公式SNS

フォローすればスポーツ業界の情報感度が上がる!