「フリーランスって大変じゃない?」よく言われます、この言葉。アナウンサー、スポーツライター、編集者。複数の仕事を並行し、全てフリーランスで生計を立てている編集者(34歳 独身 ♀)。私なりの価値観をつぶやきます。
前回連載はこちら→フリーランスの仕事論(4)「父の教え」
大学生のころ、就職活動で一番頭を悩ませていたのが、自己PRでした。だってそれまでの人生、勉強もそこそこ、部活もそこそこ。ミスコンに出るほどの美貌でもなかったし、スポーツで全国を目指していたわけでもないし。しいて言えば、大学まで片道2時間半かけて通い、サークルとアルバイトとアナウンススクールと学業を並行した「根性」と「フットワーク」。でも、これがこんなに後々のフリーランス生活に生きてくるとは思いませんでした。
私は誰かと話をするときは、できるだけ「Face to Face」を心がけています。単に私が電話が苦手、という説もありますが…(笑)だって元来人見知りなんだもん!緊張するんだもん!間が怖いんだもん!(笑)
それはさておき、顔と顔を合わせるって、すごく効果があります。相手の表情が見えることもそうですが、なにより「本当に会いに来てくれたんだ」って相手に思ってもらえることです。この積み重ねが、信頼関係を生むんです。物理的に時間が空いていれば、いつでもどこでも飛んでいく!がモットーです。
フリーランスで生きていくカギは、「プライベートの時間の使い方」に思います。もちろん仕事とキッチリ分けるのも素晴らしいです!でも私は、「知識をより深めるための時間」にしたい。それに他のフリーランスの方々は、私とは比べ物にならないほど勉強したり本を読んでいます。
例えば、私の専門分野であるパラスポーツ。仕事では大会などの取材をしますが、プライベートの時間では選手の普段の練習を観に行ったり、体験させてもらっています。表面上だけの知識にしたくない。そのスポーツや選手のことは何でも知りたい。その思いが、原動力です。
知識を得るためならば、たとえ遠方でも1人ででも足を運びます。どこかからオファーがあるものでなければ、当然自発的な取材なので自腹です。「めんどくさそう」「お金が出ないのに」なんて周囲から言われることなんてしばしば。でも、私はお金の為に取材をしているわけではない。「情報」の為に取材をしているのです。(もちろんお金が出るに越したことはないですが笑)
お金が出ないからといって取材をめんどくさがるのと、自腹を切ってでもいい知識を得るのでは、素晴らしい作品を作る上でどちらが必要ですか?
私は、後者だと信じたいです。
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