横浜エクセレンス物語 vol.7|リーグ随一の"可能性"。バスケ界に新たな光を

横浜エクセレンス(B3リーグ) 代表取締役社長:向井 昇

横浜エクセレンス物語 vol.7|リーグ随一の"可能性"。バスケ界に新たな光を

横浜エクセレンス(B3リーグ) 代表取締役社長:向井 昇

プロバスケ『B.LEAGUE』は今、まさに戦国時代。2026年に始まる新リーグでは、これまでのように[B2]→[B1] ないしは [B1]→[B2]といった昇降格がなくなり、NPBのようにトップチームだけで構成されることになる。まさに新B1参入に向けて、B1~B3までの各クラブが群雄割拠の時代を生き残るため、バスケットボールを通じた新たな価値創出に向けて歩みを続けている。

さて、あなたはB3リーグに所属する『横浜エクセレンス』というクラブをご存知だろうか。

2012年~2021年まで『東京エクセレンス』として、東京都板橋区をホームとして活動。2021年から神奈川県横浜市に移転し名称変更したことで『横浜エクセレンス』になったクラブだ。Bリーグ創設前のNBDLで3連覇を成し遂げた注目株が、Bリーグ開幕以降に歩んできたこれまでと、2026年の新B1参入に向けた採用計画について、今回は『横浜エクセレンス』の代表取締役・向井昇氏に話を伺った。スポジョバ初の連載企画として、8週にわたり掲載する。

競技に関係なく、プロチームが本拠地を移転したケースは非常に珍しいと言えるだろう。また、クラブ存続の危機にもあったにも関わらず、全てをクリアにできたクラブの歴史は涙無くして見られないだろう。そして何より、向井氏の想いを知り、同クラブに興味を持たない人はほぼいないだろう。これはきっと、あなたの未来にも繋がる物語だ。


(取材:構成=スポジョバ編集部 小林亘)


>>>前回のvol.6はコチラ



横浜市とバスケット業界に明かりを灯す。エクセレンスの未来

__新しい人が採用でき、2024年に新アリーナができ、そして2026年の新B1に向けて。まさにこれからであり、エクセレンスの第二章だと思います。向井さんは、どんな未来を目標としていますか?いわゆるビジョンのところを教えてください。





向井:ビジョンと言いますか、スローガンになりますが、横浜移転したときに最初から掲げていた『LIGHT UP FOR EXCELLENCE』「我々が街に明かりを灯していこう」という考えがあります。その意味では、2021年に横浜に移転してきて、自動車免許でいう”初心者マーク”がついているクラブとして、多くの方が見てくださっていたんです。

ただ、7月からは2期目となり”初心者マーク”が外れる状態。良い意味で期待であったり見られ方というのは、昨年より大きく変わってくると思うので、その中でも「エクセレンスさんが横浜に来てくれてよかった」「エクセレンスさんのおかげで街が盛り上がってるね」と思って頂けるようにしたいです。コロナも落ち着きつつあるので、本当に来シーズンはさまざまな取り組みを加速させ地域貢献したいですし、やっぱりバスケットをエクセレンスから盛り上げたいという気持ちは強いです。


__「街を盛り上げるために」という言葉がありましたが、この言葉を紐解いたときに、向井さんの中で「これをやれば……」といったイメージはございますか?





向井:プロスポーツチームである以上、勝って街を盛り上げるっていうのは間違いなくあります。「エクセレンスの試合を見て感動した」「ホームチームが勝って、強くなっていってて嬉しい!」という感動は、今B3にいる私たちだからこそ色濃くできる部分だと感じています。

あと、もちろんプロスポーツチームとは言え、24時間365日試合をしているわけではありません。実際、試合をしていない時間のほうが圧倒的に長いわけです。そうなったときに、関内・関外の再開発エリアという横浜のど真ん中に、ある意味、NPBの横浜DeNAベイスターズさんと我々が、スポーツのフラッグシップみたいな形でキャスティングされています。その意味合いと期待を理解し、バスケットを通じて街に貢献していく。そのために地域イベントも興行(ホームゲーム)も、当然ですが1つ1つ大切にしていきたいですね。それを積み重ねていきたいです。


__移転したプロスポーツチームだからこそ、のご質問ですが、やはり板橋区と横浜市では、立ち振る舞いといいますか、在り方も変わってくるものですか?





向井:変わるといいますか、”横浜スタイル”というのは絶対にあると思っています。当然板橋区で成功したことが横浜市で100%成功するかと言ったらそうではない。

私たちはまだ、その”横浜スタイル”の取っ掛かりを掴めたかな?くらいの感覚を持ち始めたフェーズでして。もっと言うと、いわゆるその場でのクラブの立ち振る舞いとかやり方の正解が見つかりつつあるんです。横浜の最適解を私たちは探してますが、見えてきた部分も大きい。だからこそ、これからは精度とスピードをどれだけ上げられるか、というのが今シーズンですね。具体的に言えないことも多くて申し訳ないですが、ぜひ、楽しみにしていてください


__個人的には、横浜のど真ん中にあることはもちろん、今回色々取材をさせていただいて、横浜エクセレンスさんの未来に凄くワクワクしています!来シーズンも、ぜひ応援させてください!





向井:ありがとうございます!本当に、手前味噌ですけれど、恐らくBリーグの中でも可能性が凄く、いや一番あるクラブだと思っています。先日島田チェアマンがご来場され観戦頂いたのですが、その際チェアマンからも「エクセレンスは可能性しかない」という言葉をいただきました。

お陰様で、今では経営体制も整っていて、こんなに素晴らしいアリーナを使わせていただいてて、かつそれが日本の大都市のど真ん中にあって、そこで活動ができる。専用の練習場もある。こんな嬉しい環境は、本当に他のクラブにはないでしょうし、あとは自分たちの頑張り次第だと思っていますので、ぜひ、期待していてください!


>>>次回『Let's GO EXCELLENCE!!!』にて堂々フィナーレ!





2021-22シーズン興行中の1枚(※スポジョバ編集部撮影)


横浜エクセレンスの求人はコチラ


第1位

第2位

第3位

第4位

第5位

設立年月 2016年07月
代表者 桜井直哉
従業員数 25
業務内容

バスケットボールクラブの運営
プロスポーツに関する興行の実施
スポーツ関連商品やグッズ、写真、映像、その他製品の企画・販売
スポーツ施設の管理運営
スポーツ選手のマネジメント
知的財産権の管理運営
広告代理店業
労働者派遣業
スポーツ教室・大会・勉強会・イベント等の開催
前各号に附帯又は関連する一切の事業

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