先日スポジョバが行った『スポーツ業界で希望する働き方・仕事に関するアンケート』の結果から見える最近の転職市場の動向や、転職希望者が求めるスポーツ求人について総括いたします。今回のアンケートにご協力いただいた150名以上の方々、本当にありがとうございました！
たとえばあなたが「オムライスが食べたい」と思って洋食屋さんに行ったとしましょう。「はいよ、ちょっと待ってて」と10分後に出てきたら「これこれ！」と大満足なはず。
でも「オムライス、今は作れないんだよね」と言われたら、お店を後にするか、別のメニューの中から決めると思います。選んだ別メニューがたまたま"当たり"で美味しく最高！というケースもあれば「やっぱオムライス食べたかったな」と思うケースもあるでしょう。優しい店主であれば「ウチは作れないんだけど、あそこのお店なら食べられるよ」まで伝えるかもしれませんね。
これと全く同じことが、求人でも言えると私たちは考えています。
難しいのは、求人の場合だと途端に「洋食が食べたい」つまり「スポーツ業界で働きたい」になってしまう場合が多いこと。「野球業界で働きたい」と最初から決まっている方が、わざわざ「スポーツ業界で働きたい」とは言わないのですよね。では「スポーツ業界で働きたい」方々は、一体どんな"洋食"をイメージしているのでしょう。
立ち上がって2年強。スポジョバが『最強の洋食屋さん』になるべく、先日実施したアンケートにていただいた皆様の「ハヤシライス食べたい！」「トマトパスタある？」という回答を振り返ることに。「スポーツ業界で働きたい(洋食が食べたい) → この仕事がしたい！(オムライス一択)」へと変わるキッカケになれれば、これ以上嬉しいことはありません。
※スポジョバは洋食屋さんではなく、スポーツ業界特化型の求人サイトです。
さまざまな傾向が見えてきたため、いくつかのカテゴリに分けてご紹介します。
「転職検討時期」について、半数の50％以上が「良い求人があれば」という回答でした。次いで「すぐにでも」と回答した方が2割弱。回答者の年齢で言うと20代の方が4割、30代の方が3割と、全体の7割を占める結果。「20代、30代は良い求人があった瞬間に転職したい」という仮説も成り立ちますね。
ここで1つの例を挙げてお話します。実際にあったお話ですが「プロスポーツチームで働きたい」という20代の方がいました。ただ、面談を通してその方の本質を伺っていくと「家族がいるので土日休みは必須。時間にゆとりが正直ほしい」とのこと。この形になると、オススメする求人もだいぶ変わってきます。自分がやりたいこと・理想は、アウトプットして初めてわかることかもしれませんね。
詰まるところ「洋食屋さんに行って何か美味しい料理が食べたい！」ではなく「洋食屋さんに行って〇〇が食べたい！」の〇〇が明確になっていない20～30代の方が多いとも言える結果ですが、一方で「今日は絶対洋食屋さんでオムライスを食べる」と決めている人は有利に転職を進められるでしょう。「洋食の中なら、何がいいかな……」「そもそも洋食が食べたいのかな……」と考えているあなたは、一度スポジョバエージェントと面談をしてみてはいかがでしょうか？
★スポジョバエージェントと面談して自分の理想を具体的する！日程調整はコチラ！
「仕事として携わりたいスポーツは？」という質問に対して、約2割の方々が「特にこだわっていない」と回答。当然7割前後は「好きなスポーツにそのまま関わりたい」という回答でしたが「バスケが好きだけど、フィットネスの仕事に携わりたい」といった「好きなスポーツ＝関わりたい」ではないという方が「10人中3人前後いる」事実も見えてきました。これはスポーツの特性でもあると思いますが「幅広くスポーツ全般が好き」という方や、あるいは「スポーツを通じて競技はもちろんだけど、それより身体を動かすのが好きになった」というケースがあることも実感できる結果となったんです。
1つ例を挙げてお話すると「トレーナーになりたい」という方がいたとします。その方は「オムライスが食べたい」ということは決まっているのですが、一方で「洋食屋さんで食べる」のか「街の食堂で食べる」のかが決まっていません。スポジョバに置き換えるなら「プロチーム」なのか「トレーニングジム」なのか、はたまた「街の整骨院」なのか。
食べたいものが明確な方であればあるほど、どこで食べるかで味わい方も変わってきます。仕事に関しても同様で、箱が違うだけで全然違います。人も雰囲気もやり方も。ですから、まずはそれぞれの魅力を知るところから始めてみてはいかがでしょうか？
「「こんな働き方がしたい！」というイメージをお持ちでしたら教えてください」と、フリー回答での質問に50名以上の方がご回答いただきました。本当にありがとうございます。非常にユニークなものが多く、私たちも「これはビジネスとして面白い」と思う内容も豊富でした。参考にさせていただきます。
ただ敢えて厳しいことをお伝えするのであれば「このオムライスを作るのにだいたい何円かかっているのか」ということを想像していない方も多いのでは？とも感じてしまいました。仮に、700円のオムライスだとして、1人前を作るのにはいくらかかるでしょう。卵3個、ご飯1合、お砂糖、ケチャップ、そもそもガス代、水道代……もろもろ込みで「700円(定価)なら400円(原価)で作れるから、300円(利益)儲かるだろう」と考えて価格設定し、お店は販売するわけです。
仕事も全く同じです。営業職なら非常にわかりやすく「自分の給料分くらい自分で稼げ」とよく言われると思います。一方、たとえば管理部門系で月給20万円もらえる求人があった場合。営業スタッフが20万円の商品を売ったとして、もろもろの処理を管理部門の方がやったときにかかる原価はいくらでしょう？結果、会社の利益として残るのはいくらでしょう？
逆に言うと、ここまで考えられている方は転職時に相当強いです。「オムライスだけでなく絶対にサラダもオススメして、700円→1,000円など客単価を上げていた。結果、月の売上がこれだけ伸びた」「オムライスを作るのにかかる400円を、300円にするために〇〇を工夫した。結果、月の原価をこれだけ削減できた」等々。「それはぜひウチの会社でもやってくれ！」とわかりやすく話が進むからです。自分の価値と周りに与えられる影響は、なるべく数字にしておくに越したことはありません。やりたい仕事があるあなたこそ、それがどうお金になるのかを考えるのも必要かと思います！
★スポジョバでスポーツ業界の働き方を知る！お役立ち情報はコチラ！
アンケートで驚きだったのは「どんな働き方を希望していますか？」という質問に対する回答のバランスが非常によかったことです。
・営業系：約3割
・店舗系：約2.5割
・トレーナー系：約2割
・クリエイティブ系：約2割
ただし、過去スポジョバに掲載していた仕事から引用して書いているであろう回答も多くありました(私たちとしてはめちゃめちゃ嬉しいことです。ありがとうございます)。当然、人は見たもの・認識しているものでないと咄嗟には出てきませんよね。だからこそ他の求人サイトでもよく見る「営業」は比較的人気だと思っていました。また、大手媒体では「この職種の採用は得意」という傾向が一定数あるものの、特化型サイトだからこそバランスの良い結果になったとも言えるでしょう。
裏を返せば、未開の地はまだまだあります。【こんな関わり方ができる!?スポーツ業界の珍しい関わり方求人一覧】といったメールを配信すると、開封率も応募率も高いため、皆様の「目に届いていないオススメ求人」や「求職者の方に見えていない隠し玉」がスポジョバにはあるのではないかと改めて思えました。これはぜひ今後ご期待いただきたいですが、それこそ『オムハヤシ』のような新メニューや『親子丼』のような裏メニューを見つけられるよう、尽力して参ります。
冒頭にもお伝えした通り、スポジョバは洋食屋さんです。オムライス屋さんではありません。ですから「なんとなく寄ってみた」という方もきっと少なくないでしょう。そういう方々のためにも、グルメガイド的な立ち位置で『取材記事』や『コラム』を用意しています。さまざまな情報発信をしていますから、ぜひ求人以外のスポジョバも味わってみてください。それにより視野が広がり、あなたの夢が広がり、素敵な繋がりができ、最高のキャリアを歩めるように。私たちも陰ながら応援しています。
また、継続して今回のようなアンケートは実施していこうと考えております。更なる新メニュー開発、既存メニューの改良等々、日々皆様の意図を組みながらサイトを作っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします！
▼今回実施したアンケートについて
友達追加するとあなたに合ったスポーツ業界情報をおしらせできます
友達追加する！
Facebook
