三度の飯よりサッカーが好き!……そんな合言葉で仕事をしているのが、2021年に会社を設立した「株式会社Conext Markting」。平日は営業、休日はサッカー・フットサルイベントの運営という二足の草鞋スタイルで、急速に事業を拡大しています。
サッカーを仕事にしていると聞くとなんだか楽しそうな会社ですが「実際、サッカーを仕事にするってどんな感じ?」「営業って大変そうだけど……できるといいって本当?」と、不安な気持ちや疑問も出てきますよね。
そんなモヤモヤを解消するために、今回はConext Marktingが運営するフットサルイベント『LiGA DiVeRTiDA』に潜入!現場取材、社員さんのインタビューを通して、Conext Marktingの仕事を紐解いていきます!
(取材・執筆:伊藤 千梅、編集:伊藤 知裕、中田 初葵)
この日は、ゆりかもめ線・有明テニスの森駅から徒歩15分ほどにあるBUDDYスポーツアリーナでイベントが行われました。参加チームは5チーム。総当たりの予選リーグと決勝トーナメントで順位が決められます。
この日のスタッフは、カラリとした笑顔を見せてくれた谷野さんときれいな金髪をなびかせながらテキパキと仕事を行う坂本さん 。主に谷野さんが大会の司会進行を務めながら、審判も兼任しています。試合中にはマイクを使い、アナウンサー顔負けの実況を見せてくれました。
一方、坂本さんが行うのは、プロモーション回り。参加チームの写真撮影や、ボールじゃんけんの誘導など、試合の間隔が短い中で円滑に大会を進めていきます。
「写真はできるだけイベント前半で撮りたいですね。皆さんのテンションが高いうちに」と、ただ撮影するだけでなく、最下位になってしまったときに暗い表情になる参加者の心境にまで気を配って動いているそうです……!
お二人 がピッチ内外から盛り上げてくれるため、大会は年代に関わらず楽しめる雰囲気が作られています。参加者の方はどう感じているのか、少しだけお話を伺ってみました。
――皆さんはどのような集まりなのですか?
参加者の小山さん(以下敬称略):自分らは元々野球をやっていて、今回がフットサル大会初参加です。大学や地元の友達などと、いろんな つながりから人数を集めて申し込みました。
――初めて参加してみていかがでしたか?
小山:スタッフさんたちが盛り上げてくれているのが良いですね!また参加したいなと思いました。
普段フットサルになじみの薄い人たちの印象も上々のようです。もう一つ“常連さん”のチームにもお話を伺いました。
――皆さんは常連さんと伺いましたが……?
参加者の神野さん(以下敬称略):はい、僕はよくリーガさんにお世話になっていて。
スタッフの谷野さんともここに来てからの知り合いです。それぞれのスタッフさんの人との接し方の味というのも感じますね。もう常連すぎて、新たに社員さんが入ってくると「頑張れ!」と思います。
――リーガさんとの長い付き合いだからこそ築ける関係性ですね!スタッフさんにはどんな人が多いですか?
神野:スタッフさんは全員明るくて笑顔で接してくれます。審判もしっかりやってくれるし、ほんと言うことないです!女の子も可愛いですし、やる気が出ますね。運営にはインフルエンサーのあいちゃんとかもいるじゃないですか。 野郎だけの大会に、女性の方いると花を添えてくれるので。そこはまた他の団体と全然違うところで、めちゃめちゃいいっす!社員さんのモチベーションにもなるんじゃないですかね!
――ありがとうございます!常連さんという立場から、リーガさんにはどんなスタッフさんがピッタリだと思いますか?
神野:パワフルで元気がある人ですかね!もちろん大変なこともあると思いますが、マネージャーの方やその上の人 もすごく面倒を見てくれますし。元気いっぱいに、谷野さんみたいに盛り上げてくださる方が入ってくれるとすごいいいなと思います!
LiGA DiVeRTiDAの魅力をたっぷりと語ってくださった参加者の神野さん。神野さんもお話されていた魅力的なスタッフに、ここからはお話を伺います。
2時間半、声を張り上げっぱなしでイベントを盛り上げていた谷野さん。大会を無事に終えると、お疲れのなかでも変わらないパワフルさで取材を受けてくださいました。
――大会運営、おつかれさまでした!
谷野さん(以下敬称略):お疲れ様です!何でも聞いてください!いくらでも喋ります!(笑)
――ありがとうございます(笑)。ではまず、今日の大会を運営するためにどんな準備をしていたのかを伺ってもよいでしょうか?
谷野:大会をやるためにはコートを抑えるところから始まります。そしてどんな大会を開催するのかを考える企画。あとは応募ページの作成と、その後に告知でSNSの投稿をして、instagramの広告なども流します。
僕が1番大変だと思っているのが、シフトを埋めること。お客さんが集まっても、結局運営スタッフがいないと大会ができないので、そこは今苦戦していますね。
――見えないところでの仕事もたくさんあるのですね!サッカー事業だけでなく、平日は営業もしているとお聞きしました。
谷野:平日週3で営業をやって、土日はサッカー。 うちはもうずっとサッカー企業としてやってきたので、この形がベストですね。 仕事がきつそうな人がいたら「気分転換にボール蹴りに行こうぜ!」というような会社です。
――営業では、具体的にどのようなことをするのですか?
谷野:内容は人によってバラバラですが、基本は法人が相手で、1カ月で大体2個ぐらいの案件をもちますね。BtoBの営業なので、電話をかける際の母数は多くなります。
――サッカー事業と別事業の営業を両立というのは他社であまりないことをされていますが、サッカー事業だけやりたい人もいるかと思います。別事業の営業と両立させる理由は何ですか?
谷野:実際にサッカーで食っていくのはめちゃめちゃ大変で。 例えばプロのサッカーコーチですら、僕が以前働いてた営業会社の初任給にも満たないです。
――厳しい世界ですね。
そのような世界で食っていくとなると、営業力を絶対付けなきゃいけないと思っています。
実際にサッカー事業でも、 グランドを取ってくるのも営業だし、お客さんがどうやって来てくれるかを考えるのも営業。告知も営業だし、現場も営業。シフトに入ってもらうのも社内営業です。全てに営業はついて回ると思っていて。
「好きなサッカーで事業を広げていくために、まずは営業を頑張りましょうよ」というのが基本的なうちの会社の考え方ではありますね。平日のテレアポでインプットをして、週末にアウトプットするというサイクルができたらいいのかなと思っています。
――営業することがサッカー事業へも繋がっていくのですね。
谷野:前職で不動産の営業をしていたとき、「谷野さんだったら買うよ」と家を買ってくれたという経験がありました。皆さん基本的には不動産を買わないと思うんですけど。だから営業は、物を売ることじゃなくて、自分を売ることだと僕は思っています。
それはサッカー事業でもテレアポでも一緒。大会も「僕がいるから来てくれる」、テレアポの商材も「僕だから購入してくれる」というのが大事です。それが対面か、対面じゃないかだけの違いだと思っています。
――サッカー事業だけでなく、営業にも思いをもって取り組んでいる谷野さんからみたConext Marktingのみなさんは、どのような雰囲気で働かれているのですか?
谷野:営業は大変なことも多いですが、「部活みたいな気持ちを思い出して、一緒に戦ってみようよ」という仲間意識はありますね。最初はうまくいかなくても「営業ができないから無理だよ」とはなりません。「できないんだったら、一緒にできるようになろうぜ」という会社だと思います。
――サッカーが好きでご入社される学生さんもこれから増えていくことと思いますが、学生たちに伝えたいことはありますか?
谷野:学生に対しては「営業ができるといいよ」とは思います。どんな業界・業種にも、営業がないところはないので。どこへ行っても通用するように、お金をもらって勉強できるうちに勉強しとけばいいのではないかなと。
うちに来るなら、こっちがケツふいてあげるから、いっぱいチャレンジして失敗しにいきなというようなイメージですかね。サッカーが好きならなおのこと挑戦してみてほしいです。
――最後に……ズバリ、サッカーを仕事にするのは楽しいですか?
谷野:楽しいですよ!サッカーが好きなのはもちろんですけど。自分もプロサッカー選手を目指していた過去があって 、今があります。だから仕事としてサッカーに関われていること自体が幸せで。
「サッカーがやりたいけど、仕事で疲れて蹴れないんだよね」という同い年が増えた中で、こうやって仕事として携われているというのは、サッカーをやっていた人たちの中ではかなり幸せ者だと思っています。責任ももちろんありますけど、楽しいです。
最後まで明るく受け答えをしてくださった谷野さん。一緒にいた坂本さんたちに茶化されながら話す様子からも、会社の雰囲気の良さが伺えました。
今後Conext Marktingは、施設運営やアパレルといった新規事業の立ち上げも進めているそうです。まずは会社の営業スタイルを学び、社会人としての基盤を作ってからサッカー事業やその他にも活躍の場を広げていく体制は、理想的ともいえるのかもしれません。
今回はフットサル大会の取材や谷野さんのお話をもとに「Conext Marktingで働く」を紐解いてみましたが、いかがでしたか?気になった方は、ぜひ直接お話を聞いてみてくださいね!
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【PROFILE】
谷野 渓
Conext Marktingの初期メンバーとして、新卒で営業事業の立ち上げに携わる。その後不動産会社の営業を経験。2023年6月にバーの事業部に戻ってくると、9月からサッカー事業部に配属された。きついこともなんとかなると思うタイプで、何事も楽しむことができる。朝起きるのだけは苦手。
設立年月 | 2021年06月 | |
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代表者 | 浅沼敬介 | |
従業員数 | 20名 | |
業務内容 | ・スポーツイベントの企画及び運営事業
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