「登山をしているとトレッキングポールを使っている登山者をよく見かけるけど、トレッキングポールを使うとどんなメリットがあるの？」
「トレッキングポールの使い方を知りたい！初心者の私にも詳しく教えて！」
前回はトレッキングシューズの種類とそれぞれの特徴の違いについて詳しく取り上げました！
これから登山を始めようと思っている方、あるいは登山を始めたばかりという初心者の方の中には、他の登山者が使っている身体を支えるために使用している2本のスティックに興味を持っている方がたくさんいるかと思います。
実はあれ、トレッキングポールという名前なのです。
そこで今回はトレッキングポールを使うとどんなメリットが得られるのか？また正しい使い方についても詳しく解説していきます！
トレッキングポールは登山などの起伏の激しい長い道のりを歩く際に、安全に、かつ身体への負担や疲労を最小限にするために必要なアイテムです。
トレッキングポールだけでなく、「ストック」と呼ばれる場合もあります。
登りと下りでは効果が違うためそれぞれ解説していきます。
・登り
登りの際はトレッキングポールを活用することで上半身の力も使って前に進むことができるため、推進力を得ることができます。
下半身だけでなく上半身の力を使って登ることで身体への負担や疲労の軽減の効果を得ることができます。
・下り
下りの際は自分の体重と荷物を合わせた重量の負荷が片足ずつにかかります。
そのような場面でもトレッキングポールを使って重量を支える点を増やすことで、着地時の衝撃を分散させることができます。
衝撃を分散させることで膝や腰への負担、疲労を大きく軽減することができることはトレッキングポールを使って得られるメリットの1つです。
身体への負担、疲労を緩和させる以外にも、バランスが取りにくい道や不安定な登山道、滑りやすい斜面などでもトレッキングポールを使うことで身体を安定させ、転倒リスクを減らすことができます。
トレッキングポールは正しい使い方をしないと、その恩恵を最大限受けることができません。
シチュエーション別にトレッキングポールの正しい使い方を解説します！
・登り
登りでは歩幅を狭くして、足とポールに上手く重心を移動させて推進していきます。
ポールは足を出す位置よりも少し前につくようにすることで、上半身の力を上手く使えるようになります。
この時にポールを遠くにつきすぎてしまうと腕の力だけで体を引き寄せる必要があり腕に負荷がかかりすぎてしまい、かえって疲労の原因となるので注意しましょう。
・下り
下りの際はさらに歩幅を狭くしましょう。目安としては平地の半分以下の歩幅を意識しましょう。
足の裏全体で静かに着地し、足場を確保しながら蛇行下降します。
この時にドスンドスンと下ってしまうと、体重の３倍以上の重さが足にかかってしまいます。
静かに着地、それと同時にトレッキングポールを使って足や膝にかかる負担を減らしながら下りましょう。
今回はトレッキングポールを使うとどのような効果が得られるのか？
また、初心者の方に向けてトレッキングポールの正しい使い方を併せて解説しました！
こちらの記事ではトレッキングの魅力やハイキングとの違いに関して詳しく解説しています！
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