「テニスのダブルスの試合でなかなか勝てない。勝つためにはどんなセオリーがあるのだろう?」
「センターセオリーなど、ダブルスのセオリーは聞いたことがあるけど、なぜそのようなセオリーがあるのか具体的な理由は知らない。」
前回は初心者の方に向けて、テニスのダブルスのルールをシングルスと比較しながらご紹介しました!
テニスのルールを簡単解説!ダブルス特有のルールをまとめて紹介!
他のスポーツと同じように、テニスのダブルスでも、試合に勝つためのセオリー(定石)というものが存在します。
セオリーを知っておけば自分たちの動きに取り入れられることはもちろん、相手ペアの狙いどころも把握し、対策ができるようになります。
今回はそんなテニスのダブルスのセオリーを理由も交えていくつかご紹介していきます!
テニスのダブルスで一番有名なセオリーがセンターセオリーと呼ばれる「2人の間を狙うコースを打つ」という戦略です。
それでは、なぜセンターを狙うことはダブルスの戦略のセオリーとなっているのでしょうか。大きく分けて2種類の理由をご紹介します!
①センターからは攻撃がしにくい
テニスの試合では真ん中から試合を決める決定的なショットを打つことが難しいです。
真ん中だからこそどこでも狙えそうですが、サイドギリギリを狙ったとしても角度のあるショットを打つことが実はできなくなっています。
返球のコースに迷った際は一旦センターを狙っておけば、相手からの強烈なショットを防ぐことにも繋がります。
②ペア同士で迷いが発生する可能性が高い
2人が並んだ真ん中に打つことで相手選手はどちらが打つか迷って譲り合う可能性が出てきます。
その結果、ミスショットやゆるいショットを相手ペアに打たせることができます。
特に並行陣などの選手同士が横に並ぶフォーメーションでは上記のミスが起こりやすいです。
ダブルスのフォーメーションの種類や、それぞれの特徴についてはこちらの記事にて詳しく取り上げているので、ぜひ併せてお読みください!
テニスのダブルス、5つのフォーメーション!各戦術を詳しく紹介!
センターセオリーと呼ばれるくらい、ダブルスの定石はセンターを狙うこととなっているため、センターに打たれた際の対処法のセオリーも知っておく必要があります。
センターに打たれた際は前衛の選手が先読みをして積極的に返すと決めておくと上手くいくことが多いです。
最悪、前衛が打てなくても後衛の選手が反応できるため、このような方法がセオリーとなっています。
ダブルスで勝敗の鍵を握っているのは、実は前衛の選手なのです。
前衛の選手はシングルスの時と違い、ネットにとても近い位置で常にプレーできるため、強力なショットを繰り出しやすいです。
ゆるいボールや、届くボールがあったら積極的にポーチに出ていって、得点を狙っていきましょう。
実際のプロの試合でも、後衛がラリーを続け、ゆるい返球が出た際は前衛がボールに飛びつきポーチを仕掛け得点を取るという得点パターンが非常に多いです。
前衛が鋭い返しをできれば、相手ペアも警戒して先ほど紹介したセンターにも簡単に返球できなくなるため、有利に試合を進めることができるようになります。
前衛の選手で得点を取るということがセオリーとなっているため、後衛の選手はクロスやストレートを打ち分けたりなど、相手ペアの前衛に捕まらないようにラリーを続ける必要があります。
今回はテニスのダブルスでの戦略のセオリーについて詳しく取り上げました!
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