「テニスのダブルスのフォーメーションにはどれくらいの種類があるの?」
「それぞれの陣形の名前や戦術を詳しく知りたい!」
前回はテニスのストロークに関して、安定した打ち方のコツを詳しくご紹介しました!
【基本から解説】テニスのストロークの安定した打ち方や種類を紹介!
ダブルスでは、シングルとは違いペアでプレーをするため、常にパートナーの位置を把握して、お互いに補い合うプレーをする必要があります。
そのために大切になってくるのが戦術です。
今回は戦術に大きく関わってくるダブルスのフォーメーションについて詳しくご紹介していきます!
代表的な5つのフォーメーションを紹介していきます!
ダブルスには5つの基本的なフォーメーションが存在します!
まずは基本的な3つ、「雁行陣」「並行陣」「後ろ並行陣」をご紹介します。
・雁行陣
ダブルスの最もオーソドックな陣形が雁行陣(がんこうじん)というフォーメーションです。
ダブルスの試合をこれから始める、まだあまり経験がないという方にもおすすめのフォーメーションとなっています。
後衛はベースライン付近の右サイド、前衛はネット側の左サイドに構える陣形が雁行陣と呼ばれます。
鳥の雁が斜めに編隊を組んで空を飛ぶ形に似ていることから、このような名前がつけられました。
後衛は主にストロークでラリーを続け、チャンスボールに対して前衛が積極的に飛び出ることで点を取っていくスタイルとなります。
前衛と後衛の役割が明確に分かれているため、それぞれのプレイヤーが迷うことなくプレーできるのもメリットの1つです。
・並行陣
並行陣(2アップ)とは前衛と後衛がともにコートの中央付近で並行にポジションを取ります。
2人の選手が共にコートの前の方で戦うことから、2アップとも呼ばれるフォーメーションで、ボレー中心で点を取っていくスタイルが特徴です。
2人とも攻撃的にプレーすることができるので、ボレーの技術が高ければショット力で負けている相手に関しても有利に試合を進めることができます。
ただし、ネットから自分たちの立ち位置までの距離が近く、高い反応力や瞬発力が求められるため、中上級者におすすめのポジションとなっています。
・後ろ並行陣
続いて紹介するのは、後ろ並行陣と呼ばれるフォーメーションです。
先程の並行陣に対して後ろ並行陣では、その名の通り、前衛、後衛の選手がコートの後ろに下がりストロークを中心に試合を組み立てていきます。
守備力が非常に高く、相手チームに強力なサーバーがいる場合などに有効的なフォーメーションです。
基本的なフォーメーションをご紹介した後は、変則的なフォーメーションを2種類、解説していきます!
・オーストラリアンフォーメーション
サーバーと前衛が最初から同じサイドに立つのがこのオーストラリアンフォーメーションと言われる変則的な陣形です。サービスの時のみ使われます。
わざとコートの半面を空けることで相手のリターンを誘い込み、前衛はサービス直後に逆サイドに走り込こんで強烈なボールを返すのがこのフォーメーションの狙いです。
オーストラリア人が発明したことから、オーストラリアンフォーメーションという名がつけられたと言われています。
・アイフォーメーション
こちらも同じくサービスの時のみ使われるフォーメーションで、オーストラリアンフォーメーションの応用系になります。
サーバーと前衛、相手のリターナー(サーブを返す選手)が縦一列に並ぶように配置させ、相手選手にプレッシャーをかけるのがこのフォーメーションの特徴です。
レシーバーからの視点では左右のどちらにそれぞれの選手が動くのか分からないため、打ち返すコースに迷いが生じます。
それによってミスショットが生まれる可能性が上がるため、試合を有利に運ぶことができます。
プロの試合でもよく使われているフォーメーションなので、試合を観戦する際は、ぜひ注目してみてください!
今回はテニスのダブルスのフォーメーションのそれぞれの名前や特徴について詳しく取り上げました。
こちらの記事では、テニスの四大大会の特徴に関して詳しく取り上げているので、ぜひ併せてお読みください!
→テニスの四大大会って何?コートが違う?各大会の特徴を解説!
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