近年、多くのプロ野球選手がメジャーリーグで活躍するようになりました。
大谷翔平選手やダルビッシュ有選手など日本を代表する選手の多くはポスティングを使って移籍しています。
今回はメジャーリーグに移籍する方法の1つであるポスティングシステムについて解説します!
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ポスティングシステムとは、海外FA権を持たない選手がメジャーリーグに移籍する方法です。
FA権を取得する前に、いち早くメジャーで活躍したいという選手が使うことがほとんどです。
しかし、ポスティングシステムで移籍するには条件があります。
それは、所属している日本の球団からの許可が必要であるということです。
どんなに選手が移籍したくても、所属球団に「ダメ」と言われては移籍することができません。
では、どのような流れで移籍が決まるのでしょうか。大まかな流れを見ていきましょう。
1.所属球団がポスティングシステムの使用を認める。
2.所属球団がMLBに申請をする。
3.獲得交渉を希望するMLB球団と選手が交渉を始める。
4.MLB球団と選手が契約に合意する。
5.MLB球団から所属球団に譲渡金が支払われる。
交渉の期間
交渉期間は、MLBに申請してから1カ月と決められています。この間に契約ができなければ日本に残ることになります。
譲渡金
譲渡金とは、選手契約の合意後に、MLB球団から所属球団に支払われるお金のことです。
以前は2000万円が上限とされていましたが、制度が変わり契約金の総額で変動する形に変わりました。
1.契約金総額が2500万ドル以下は、その金額の20%
2.契約金総額が2500万~5000万ドルは、その金額の17.5%
3.契約金額が5000ドル以上は、その金額の15%
(例)レンジャーズ有原航平選手(2020年移籍。総額620万ドルの契約)
620万ドル×20%=124万ドル
よって、日本で所属していた北海道日本ハムファイターズに譲渡金として124万ドル、日本円にして約1億3000万円が支払われたそうです。
最後にポスティングシステムのメリットとデメリットについて解説します。
〈メリット〉
・全盛期の選手がメジャーリーグで活躍できる。
→有原選手のように、日本で実績を積んだ選手が早くから世界最高峰のリーグで活躍できるのは選手やファンにとっても、非常にに嬉しいですね。
・所属球団にお金が支払われる。
→ポスティングで抜けた選手の穴を、譲渡金で補うことも可能です。
〈デメリット〉
・球団の戦力低下につながる。
→メジャーに挑戦する選手なので球団の看板選手であることがほとんどです。ポスティングで選手が移籍したことによってチームが低迷したり、観客が減ってしまうことが予想されます。ただ、譲渡金で新しく選手を獲得する球団は少なくないので、新戦力の活躍を期待するのも面白いのではないでしょうか。
オフシーズンの目玉でもあるポスティングシステム。
これから何人の選手がポスティングを利用してメジャー移籍して活躍するのか楽しみですね。
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