日本の伝統的な「武道」として長い歴史を持つ弓道。
英語では「Kyudo」「Japanise Archery」と呼ばれています。
英語でも「アーチェリー」とついているように、弓道とアーチェリーの競技性が似ていると感じた事がある方は多いのではないでしょうか。
そこで、
「弓道とアーチェリーの違いが明確に分からない!」
「弓道からアーチェリーに転向することは可能なの?」
「弓道とアーチェリーの難易度ってどう違うの?」
といった疑問を抱いている方のために、今回は弓道とアーチェリーの違いや難易度などについてまとめました!
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弓道とは、矢を射て、的にあてる一連の所作を通し、心身の鍛練をすることが目的の武道です。
弓道は、剣道や柔道などの武道と違い、対戦相手がいません。
そのため、相手は人ではなく動かない的。
的は動かないので上手くあてることが出来なくても、全てが自分の責任になります。
このような状況で、自己反省をすることで精神が修練されていくと言われています。
また、心が動揺すると、上手く矢を射ることが出来ません。
そのため、弓道では射法はもちろんですが、物事に動じない心、いわゆる「不動心」を養うことが出来る武道だと言われています。
武道の精神が込められている弓道はとてもかっこいいですね!
競技として行う場合は、和弓を用いて的にあたったかそうでないかを〇✕で判定します。
和弓は、日本の伝統的な弓で昔からその形は進化しておらず、そもそも弓を上手く使えるように練習を重ねなければ、的に命中させることが難しいです。
一方、アーチェリーは洋弓を用いて命中精度を競う競技です。
洋弓は、振動を吸収する部品などが付いているため、的に矢をあてることは簡単にできると言われています。
そのため、矢が的にあたることを前提にして、どれだけ的の中心に矢があたるかを点数制で競うのです。
このように、どちらも「矢を的にあてる」という点は同じですが、競技の目的や内容は異なるということが分かりましたね。
ちなみに、競技をするのにかかる費用は弓道の方が安く済むことが多いようです。
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突然ですが、弓道とアーチェリーの競技人口はどのくらい違うと思いますか?
日本国内だけで見てみると、弓道はアーチェリーの約10倍の競技人口となっています。
したがって、弓道経験者の方がアーチェリーに転向すれば、ライバルが少ないので上位を狙いやすくなるでしょう。
しかし、弓道からアーチェリー、アーチェリーから弓道に転向するにしてもその競技を経験しているから有利だとは言い切れません。
なぜなら、先ほども紹介した通り、弓道とアーチェリーでは使用する弓が違うため、それぞれの弓を射る方法やコツが異なります。
そのため、弓道やアーチェリー、それぞれの経験を活かして転向しようとすると、どちらの競技にも悪癖がついてしまう可能性があります。
例えば、弓道では弓を引き直すことは出来ませんが、アーチェリーは時間内なら何度でも引き直すことが可能です。
アーチェリーの経験者が弓道で引き直しをしてしまうというような初歩的なミスが起きてしまう可能性が考えられますよね。
このように、弓道とアーチェリーは、競技の目的から競技方法まで大きく異なります。
それぞれの競技の経験者が転向した場合、必ずしも有利ではありませんが、逆に言えば初心者の方でも全く問題なく競技をすることが出来るとも言えます。
今回は、弓道とアーチェリーについて解説しました!
【弓道の用語について詳しく知りたい方はこちらをお読みください!】
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